toggle
2017-11-19

船橋市旧北部清掃工場で行われた国際消防救助隊の合同訓練を見てきた

11月14日、15日の2日間、船橋市の旧北部清掃工場敷地内で千葉県内で「国際消防救助隊」に登録されている隊員による合同の訓練が行われました。

「国際消防救助隊」とは、海外で大規模災害が発生した際に被災国の救助活動を支援するため全国の消防本部のうち、一定の基準を満たした7消防本部から選抜された計599名の救助隊員で編成される部隊です。

千葉県では船橋市を含む7つの消防本部から47名の隊員が登録されています。

船橋市の消防局では現在6名登録しており、過去に2度(コロンビア、パキスタン)述べ4名が派遣されました。

国際消防救助隊員は試験をクリアすればなれるというわけではなく、上司や他隊員の推薦がもらえないとなることはできない。常にモチベーションを高く持ち、周囲の誰からも認めらて初めてなることができる精鋭部隊なのです。

今回の訓練を統括している船橋市中央消防署の長谷憲弥さんにお話を聞くと、

「今回は解体作業中の北部清掃工場を利用し、海外の災害派遣を想定した【派遣シュミレーション型訓練】となります。これは初めての試みになり、隊員は成田空港に集合するところから訓練をスタートしました。今まで個別で行なっていた訓練を、一連の流れを通して行えることでより実践的な訓練をすることができます。」とのこと。

現場を統括し、指示を出す長谷さん

この日の取材では、3つの訓練内容を見ることができたので写真をまじえてご紹介します。

①ショアリング手法による建物倒壊防止

ショアリングとは、地震などのダメージを受け、余震や自重による二次倒壊の危険性がある建物において、安全を確保するため支柱を設置し安全を確保する手法で、今回は建物入口のドアに支柱を設置しました。

木材を加工しているところ

作成した支柱を倒壊箇所にはめる

こうしてきちんと安全を確保して次の作業に移る

②ブリーチング手法による救助

地震の影響で閉鎖された部屋に要救助者が閉じ込められたことを想定し、コンクリート壁に穴を開け開口部を設ける手法。

ドリルで穴を開けていく

③クリビング手法による救助

木材を櫓のように組み立てて、梃子の原理で重量物を持ち上げる手法。今回は建物内で重量物の下敷きになっている要救助者をこの手法で救助する訓練が行われました。*建物内で撮影ができなかったので、救助者を搬出している写真になります。

搬出用の担架を運ぶ救助隊員

要救助者を乗せた担架

ロープを使って下ろす訓練

 

今回取材をしていて隊員の皆さんの真剣な表情と、統制のとれた指揮を見ていて改めて尊敬の念を抱きました。

日頃の消防活動に加えて、海外での救助活動の為にもこうして訓練しているなんて凄いですよね。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA