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2018-07-27

北習志野で40年以上!店主の人柄が詰まった極上の1杯「泰山」

皆さんラーメン食べてますか?? 

「No Ramen No Life」

自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。

毎日暑い日が続きますが、私は熱々のラーメンを食べ歩いています。

おかげさまで第1回の記事が好評でこの連載もシリーズ2回目に突入です。

これからも鎌ケ谷・船橋・白井あたりのラーメン屋を取材し、イチバ的視点でお店の魅力を皆さんに伝えて行きたいと思います。

第2回は新京成電鉄と東葉高速鉄道「北習志野駅」近くにある「泰山」に行ってきました。

「泰山」の暖簾。40年の歴史を感じる・・・。

 

このお店は古くから北習志野の地にて営業しており、創業1977年と言う事で、実に40年以上の老舗と言う事になります。しかも、このお店・・・こだわりが半端じゃないんです。

 

場所

「泰山」は新京成電鉄の「北習志野駅」から徒歩5分程の場所にあります。

新京成北習志野駅より徒歩5分の好アクセス

新京成電鉄の改札から出口を出ると、目の前に商店街が広がります。その商店街の「西友」横のゲームセンター「ファンファン」の裏手にお店はあります。

北習志野駅から商店街を抜けて西友横のゲームセンター裏

ゲームセンター「ファンファン」裏より

「泰山」外観

前述の通り、創業1977年と、この地域でも有数の老舗になります。

店名の正式名称は「自家製麺らーめん 泰山」です。

外観はいわゆる「昭和の中華料理店」で、年季の入ったこの佇まいにはそそられるものがありますねえ。

「濃厚なドラマ」が聞けそうな予感がします。

入ろうとして、「お店のこだわり」に気づきました。自家製麺・チャーシューを備長炭で焼く・メンマは体に優しい薄塩の支那竹・スープはゲンコツからとる最高級・・・・・うーむこだわりが溢れ出ていますね。

どんな店主なんでしょうか??私の脳裏には昭和の頑固な職人像が浮かびました(失礼)。

店の外の看板には「超」がつく「こだわり」が・・・どんな店主なんだ??

取材2回目でもドキドキ。失礼な事を聞いて怒られたらどうしよう・・・・。

 

店内

店内はカウンター9席と小上がりの座敷が12席。「炒飯と餃子とビール」を反射的に頼んでスポーツ新聞を読んでしまいそうな、まさに「昭和の中華料理店」と言う雰囲気です。

店内(入り口側から)

店内(座敷)

店内には登山に関する雑誌が置いてあります。山がお好きなのでしょうか?

座敷に置かれた山の雑誌。

よく見ると、店内には「日本百名山」それにお手製の「私が登った都道府県の最高峰」の地図・・・・あれ???47都道府県全部制覇????まさかとは思いますが。

店内に貼られた「百名山」の暖簾

画像だと見にくいが、全ての県の最高峰の山を制覇した記載がある・・・ま、まさかね

メニュー

まずはいつも通りお話を聞く前に注文をせねば。

ラーメンは「正油」「塩」「みそ」はそれぞれにバリエーションがあり、それにネギが入るもの。ご飯類・一品料理と、街の中華料理店らしいラインナップです。

泰山のメニュー。街の中華料理屋さんらしいラインナップだ!

こりゃあ「ビール」必須ですが、車だし取材中なので「お冷をロック」で。ちなみに自家製は麺だけでなく餃子の皮・ワンタンもらしいです。

麺類は三種類の麺から選べるそう・・これは悩む

今回はメニュー表左上の法則で「中華そば」を注文します。ちなみに自家製の麺は極太細麺から選べるので、今回は太麺をチョイスしました。

 

イチバのRMYK(ラーメン用語解説)

説明しよう!!「左上の法則」とはメニューや券売機の前で迷った時は「左上」を選ぶと店主が一番力を入れているメニューになりやすい法則だ。その場所に一番安いメニューを置く店は良心的と言える。友達と来た時にサラッと「俺は左上の法則で○○食べるよ初訪だし」と言うと、玄人っぽさが出るかもしれないし券売機後ろに並んで待っている客が待たずにイライラしない。

類義語:デフォ(デフォルト)・・・何もトッピングしていないお店の基本メニュー

 

無かんすいの自家製麺?

ラーメンを待っている間に「泰山自家製」麺工場の写真を拝見。高級小麦粉に生玉子、ピーナッツ等の混ぜ粉を使用しているそうです。

「泰山麺」工場写真。製麺機で作る完全なる「自家製麺」

 

・・ん?ピーナッツで大豆タンパクや卵白を使用していると言う事は 「無カンスイ」の麺なのでは?

ラーメン屋の大半はプロの製麺所に麺を発注します。特注麺と言うのもありますが、自家製の麺を提供するお店はほとんどありませんしかも、無カンスイの麺となれば尚更です。これは期待値マッスルだぞ!

イチバのRMYK(ラーメン用語解説)

説明しよう!!「無カンスイ」とは、その名の通りアルカリ塩水溶液の「カンスイ」を使わない麺。通常、ラーメンの麺はツルモチ感を出す為に「カンスイ」又は代用として「重曹」などを使う。これがないとゴワついてしまう。体への影響を考えて無カンスイの麺を作るお店もあるが、大豆や卵白を練りこむ為にコストや手間がかかるのだ。カンスイがきついと、麺をすする時に独特のアンモニアの様な臭いがする事がある。友達と来た時に「この麺カンスイの匂いキツいな~」と言うと、ラーメン通に見られる反面、店主に塩っぱい顔をされる可能性があるので注意しよう。

 

厨房では店主の佐久間さんがゆっくりと慣れた手つきでラーメンを作ります。自然な動きに思わず見とれてしまいます。

 

店主の佐久間さんが慣れた手つきでラーメンを作る。40年以上の熟練の動きに見とれてしまう

一瞬見えたスープは黄金色。様々な旨味のエキスが凝縮された色に見えます。

この時点で胃のウォーミングアップは完了。「On Your Mark」いつでも戦いに挑む準備OKです。

黄金のスープの色と匂いにヤラれて厨房を覗いてしまう・・・。う、美味そう・・。

手間がかかっている自家製麺が大盛り無料(残したりシェアする場合は150円追加)なのは嬉しいですね。

 

実食

着丼すると、まさに昭和の雰囲気が漂うノスラー。ノスラーマニアがいたらヨダレが出る完成された美しいビジュアルです。

イチバのRMYK(ラーメン用語解説)

説明しよう!!「ノスラー」とは、「ノスタルジック ラーメン」の略。所謂「昔ながらの中華そば」を思わせるノスタルジックな雰囲気漂うラーメンの事だ。決してスズキのブレイクした人気軽自動車ではないので注意。「ノスラー」マニアは常に新しさを求めがちなラーメン屋の多い首都圏を中心に存在し、歴史あるお店に入っては味もさることながら、お店の佇まいなど歩んできた歴史を感じる考古学者的な性質を持つ。蕎麦屋のラーメンを中心に回る少数派も親戚筋と考えられる。

 

 

まさに「昭和の中華そば」の芸術品。すでに経験測で美味いだろ絶対と確信を得る。

黄金色のスープからは煮干しの香りが心地よく感じます。経験測から、この色と香りのスープは間違いないと確信を得ます。

さらに表面の膜が張ってあるあたりは動物系のエキスが溶け込んでいる証拠この時点で鶏・豚骨などのしっかりした動物系のベースと煮干しの旨味が効いているのが分かります。

表面に浮いた「膜」は動物系の旨味の証!!

そう、分かってはいましたが・・・

一口目の鶏・豚の厚みのある旨味と、煮干系のアロマが熱々のスープと一緒に口に広がります。

動物系の旨味と煮干系の香りが日本刀の様な切れ味で口の中に切り込む!!!

このスープの質は極上!素材感と攻撃的な旨味の虜になります。

煮干しの効き具合もやり過ぎ感はないものの、しっかりと存在感を出しているのでニボラー(煮干し系スープをこよなく愛する方々)でも満足出来ます。

 

イチバのRMYK(ラーメン用語解説)

説明しよう!!「ニボラー」とは、「煮干し系スープ」のラーメンをこよなく愛していて追い求める人の呼称。先日引退した沖縄出身の某歌姫を追い求め真似る輩がかつて「アムラー」と呼ばれていた事にちなんでいるらしい。決して「煮干しラーメン」の略ではないので注意。初期症状としては「このスープはニボ効いているなぁ~好きだなぁ~」と言うようになったら注意。ちなみに重度の症状の「ニボラー」になるとドロドロで灰色にまで煮干しの色のついたスープでないと満足できない人もいる。その場合は濃厚煮干し系のご当地ラーメンがある青森県に移住する事を勧める。

類義語:ニボ効く・ニボ効いている(煮干しの旨味が詰まっている)

 

は前述の通り、自家製の中太縮れ(太麺チョイス)です。つなぎに卵白やピーナッツを使っている無かんすい麺だけに、独特の粉っぽさが残る食感になっています。といってもゴワゴワと言う訳ではありません。ラーメンの麺特有のプリプリ感でなく、小麦粉がギュッと詰まった様な食感です。

実際、自家製と言ってもプロの製麺所のレベルに届いていないお店も多い中で、この麺のクオリティは相当高いと感じました。

自家製の中太縮れ麺。独特な食感で強いスープにも負けていないのが凄い!!

さらに、麺の長さが短いので歯で噛み切る動作がない分ストレスと感じない様になっています。短いと口に入る量が少なくなりがちで物足りなさが出やすい中、太さと独特な食感が物足りなさを無くしています。インパクトの強いスープに負けない縮れ麺はこのお店の大きな魅力の一つです。

の薄塩と言うメンマも細めで面白い食感ですし、ウズラの玉子も合います。チャーシューはしっかりと旨味の詰まった肩ロースで備長炭で焼いているそうで、美味しいです。ネギは入れ放題も嬉しいですね。

具材についても質が高く、これが600円とは・・・コストパフォーマンス凄過ぎ!!

 

お店のこと

店主の佐久間さんにお話をお伺いしました。

「超」がつく「こだわり」のお店「泰山」店主。どんな方なんだろう・・・。

佐久間さんは自然豊かな福島県郡山市生まれで鉄鋼会社に勤めていました。

40年程前に起こったオイルショックの時に、脱サラして商売を始めようと決意し会社を辞めました。

当時は「脱サラと言えば、飲食店をやれば間違いない」と言われており、中華料理屋での修業を経てラーメン屋を開業したそうです

「今思えばあれが脱サラのはしりだったよなぁ」と懐かしそうに話す佐久間さん。

物腰柔らかい佐久間さん。ここまでの軌跡は困難でも、「こだわり」を続けてきた本物の職人

自家製麺の「こだわり」について聞いてみると、始めの1~2年は製麺所から麺を買っていたそうですが、自分の納得いく麺を作りたいと考え、自家製麺を出しているお店で修行したり、業者に聞いたり、見よう見まねで寝ずに技術を習得したそうです。

ちなみに麺は極太・太・細麺からチョイスですが、どれも自身のある麺なのでお好みで選んでくれればいいですとのこと。

煮干し系のスープは開店当時からの方向性で、時代と共に改良を重ねてきたそうです。

 

店名の由来

雪山を登山する佐久間さん。

「泰山」と言う店名は奥様がつけたそうで、その由来は中国の名峰「泰山」からとっています。

なぜ山なのか?

それは佐久間さんの「趣味」にあります。

学生時代から山が好きでよく登山に行っていたそうで、社会人になってからも、ずっと趣味で登山を続けてきた佐久間さん。なんと百名山は全て制覇厳しい冬山の登山や縦走、岩登りもやる本格派のクライマーです。

「山は本当に好きでね、色々な山に登りに行きましたよ。百名山の半分は若い頃に登っていましたね。登山もラーメン屋も体が資本だから、毎朝10kmランニングを続けてました。数年前に膝を壊してからは3kmウォーキングに変わったんだけどね。自分で言うのも何だけど根性ある方だと思うよ」と語る佐久間さん。

フルマラソンを3時間半くらいで走る人で、月間300km程の走行距離ですから毎朝10kmは相当凄いです…

言われてみると、ガッチリとした体格でとても足腰が強そう。

ラーメンに対するこだわりと探究心は、山の頂を目指す登山に共通する部分も多いのでしょうね。現役アスリートの一場も負けそうなエネルギッシュさを出していました。

佐久間さん、元気が出る様なお話ありがとうございました!!また来ます!

 

マッスルコメント

こだわりの自家製麺と極上スープで・・・名峰パワーマッスル

 

自家製麺 らーめん 泰山

住所/船橋市習志野台2-8-14

TEL/047-464-5134

営業時間/11:00~21:00

定休日/不定休

↓地図はこちら

 

 

 

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