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2018-08-04

元寿司職人が作るたこ焼き!?北習志野にできた「なんば一番たこ焼き御殿」実食レポ

読者の方から情報提供がありました。

<情報>

いつも楽しく見ています。しっかりと取材されているけど、肩肘張ってない気軽な感じの記事が好きです。
ところで北習志野駅前のアーケード街を抜けて日大理工学部方面へ行ったところに「たこ焼き御殿」というたこ焼き屋がオープンしています。「北習志野駅入口」バス停の前にあって、買ってバスに乗ってくる人がいい匂いを漂わせていて気になっています。是非レポお願いします!

情報提供ありがとうございます。

皆さんも気になる&オススメのお店や街の疑問などありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!

情報提供フォームはこちら

 

テイクアウトのキラースメルといえば、ケンタ、マクド、551の豚まん、そしてたこ焼きやろ…と関西出身ぽく語ってますが、すいません関東出身です。

というわけでソースの匂いに誘われて取材に行ってまいりました。

 

場所

情報にあったように北習志野駅から、アーケード街をまっすぐ800mほど進むと「北習志野駅入口」バス停前、セブンイレブンの隣にあります。

北習志野駅方面から

日大理工学部方面から

「北習志野駅入口」バス停の目の前

「なんば一番 たこ焼き御殿」外観

 

店内

テイクアウトだけかと思いきや、店内にはイートインスペースがありカウンター4席、テーブル10席ありました。

左の扉から店内へ

店内(入り口側から)

店内(奥から)

 

メニュー

メニューはこんな感じ。

食事メニュー

ドリンクメニュー

たこ焼き6個380円〜安い!とってもリーズナブルです。

またアルコールは生ビール、ハイボール、酎ハイがあるのでサクッとつまみながら店内で飲んでいけるのは嬉しいですね〜。

 

たこ焼き実食

まずはたこ焼き6個をいただきます。

店長の華麗な手さばきで焼かれていくたこ焼き

マヨネーズは3種類から選べます。からしをチョイスしました

基本的に出来たて熱々を食べて欲しいという想いから、注文を受けてから焼くスタイルです。

なので出来たものを置いておく保温スペースがありません。

待つこと数分でたこ焼きが出来上がりました。イートインの場合はお皿で出てきます。

たこ焼き(6個)

たこ焼きアップ

まず1個が大きいです。よく安いと1個が小さいなんてこともありますが、通常よりもやや大きめのサイズだと思います。

持ち上げると外はカリッと仕上がっていますが、中はトロトロっとしているので柔らかい感じ。

一口食べると

あっつ!熱いけどウマ〜い!

中はトロトロだけど緩すぎず、絶妙な仕上がりです。タコも大きめで旨味がしっかりと感じられます。

上に乗っている鰹節も美味いです。

 

イカパンチってもしかして?

もう一つ私が気になったメニューが「イカパンチ」です。

これは直感でピンときました。というか↓この機械を見てわかったんですね。

あ〜これは間違いなく「イカ焼き」だ

えっ?イカ焼きってお祭りとかで売ってるイカ丸々のやつ?と思ったあなた

違います。

イカ焼きといえば “阪神の地下” というあなた

正解です。

これが阪神百貨店地下1Fスナックパークのイカ焼きだ!

大阪の梅田駅にある阪神百貨店の地下にあるスナックパーク。

1日平均8千枚を売り上げるという、大阪で知らない人はいないであろう有名なイカ焼きです。

いつも行列が絶えない

大阪ではどこでも売っているイカ焼きですが、関東ではほとんど見かけないんですよ。

だいたいこっちでイカ焼きっていうと、↓こういうイカの丸焼きになりますからね。

 

イカパンチ実食

というわけでイカパンチことイカ焼きをいただくことに。

と言ってもまだイメージが湧かない人も多いと思うので、製作工程を写真入りで紹介します。

生地を伸ばし

イカの切り身を乗せ

卵を割り入れ

プレス!

ソースとマヨを塗り、半分に折って完成

これが「イカパンチ(イカ焼き)」だっ!

正確にいうと、これは阪神百貨店では「デラバン」というメニューになり、卵が入ったデラックス版という意味だそう。

ちなみにこのイカ焼きはプレスする機械がないと出来ないんです。出来ないことはないのですが、普通に両面焼いただけでは独特のプルプルモチモチっとした食感に焼き上がらないんですね。

しかしこの機械を入れても、関東ではマイナーな「イカ焼き」はあまり数が出ないだろうということで導入しないお店が多いという話を聞いたことがあります。

イカパンチアップ

モチモチっとした食感に卵のフワフワ感とイカの旨味が加わって最高です!

これはビール飲みたくなりますねえ〜。

 

お店のこと

店長の中島さんにお店のことを聞いてみました。

店長の中島秀之さん

なんば一番たこ焼き御殿は2018年6月26日にオープンして1ヶ月が経ったところです。

中島さんは実家が船橋市役所そばにあったお寿司屋さんで、寿司職人として30年以上働いていました。

斎場や式場に仕出しで配送することが多いお店でしたが、数年前に足を悪くしてしまい、重い荷物を運んだりすることが出来なくなり、父親も引退するタイミングもありお店をたたむことに。

その後自分のできる仕事は何か考えた時に、学生時代にアルバイトで働いていた「たこ焼き屋」のことを思い出しました。

「高校生の時に津田沼のダイエーにあった“ともえ”というお店でアルバイトをしていました。たこ焼きで行列ができるお店だったんですね。たこ焼きなら動きも少ないので、足への負担も少ないし自分にもできそうだと思って、なんば一番の店舗で修行をはじめました」

2年ほど働きながら開業資金を貯めて、物件を探していた時に北習志野のこの場所が見つかりオープンできたそうです。

タコ焼きのタコが美味しかったので聞いてみると

「タコはモーリタニア産のいいタコを船橋市場から仕入れてます。幸いなことに寿司屋の時代から市場で付き合いのある業者さんがいるので良くしてもらってます。今後は一品料理や魚のメニューなども増やしていきたいと思ってます」と語る中島さん。

寿司も握りたてが一番うまいように、たこ焼きも出来立てが一番うまいという中島さん、時間があれば是非店内で食べていってほしいと言う。

お店は明るい奥様と二人で切り盛りしており、取材時も頻繁にお客さんが出入りし談笑する姿が見られました。

お値段もとてもリーズナブルなので、一度食べに行って見てはいかがでしょうか?

たこ焼きはもちろん、イカパンチもオススメですよ!

 

なんば一番 たこ焼き御殿

住所/船橋市習志野台2-73-13

TEl/047-436-8886

営業時間/11:00〜20:00

定休日/月曜日

↓地図はこちら

 

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