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2018-08-29

高根公団駅そば、老舗焼鳥屋で修行した店主が営むアットホームな焼き鳥屋「鶏ちゅん」

先日、取材したお店で飲んでいた時に

「高根公団に美味しい焼き鳥屋があるので是非行ってみてください」と女将さんから情報をいただきました。

〜それって高根公団から滝不動の方へ抜ける道沿いにあるお店ですか?

「そうですそうです。赤い看板のお店です」

実は以前、高根公団で取材先のお店へ向かう途中に煙の匂いに誘われて思わずフラフラっと入ってしまいそうになったお店で気になっていました。やはり私の嗅覚に狂いはなかったという訳ですかね(笑)

というわけでご紹介いただいたそのお店は、高根公団駅そばにある焼き鳥屋「鶏ちゅん」です。

我々編集部は常に取材先を探しているので、読者の皆さんをはじめ、取材した店舗の皆さんもオススメのお店があれば是非気軽に教えてください(自薦・他薦は問いません)。

↓下記の情報提供フォームからどうぞ

情報提供フォームはこちらをクリック

 

場所

高根公団駅から徒歩3分ほど、線路を挟んでエポカとは反対側の方面で、芝山から滝不動へ続く道沿いにあります。

芝山方面から

滝不動方面から

「鶏ちゅん」外観

夜になると美味しそうな匂いを伴ったが軒先から出ているので、私と同じように誘惑された人も多いのではないでしょうか?

 

店内

店内は右手にカウンター6席、左手にテーブル12席で、木目調でコンパクトにまとまった店内はどこかホッとする懐かしい印象も受けます。

店内(入り口側から)

店内(奥から)

カウンター席

奥にあるちゃぶ台のテーブル席!いいですね〜

懐かしさに一役買っているのはこの“ちゃぶ台”の小上がり席ですね。

日本人のDNAに刻み込まれたノスタルジーアイテム“ちゃぶ台”、店長のナイスセンスが伺えます。

でも酔っ払って星一徹ばりの「ちゃぶ台返し」NGですよ。

 

メニュー

フードメニューはこちら。焼き鳥が基本で13種と豊富、他に豚・牛、野菜、一品おつまみ、ご飯ものという構成。

フードメニュー

ドリンクメニューはこんな感じ。ビール、サワー、ハイボール、カクテル、日本酒、焼酎と一通り揃っています。

ドリンクメニュー

ちなみにオススメと書いてある「鶏ちゅんハイボール」はウィスキー+α(秘密のリカー)を独自の配合で加えたお店のオリジナルハイボールで、焼き鳥によく合うと好評なのだそうです。

 

焼き鳥をいただく

というわけで焼き鳥をオススメで5本ほど焼いていただくことにしました。

熟練の手さばきで、炭火を使い焼き上げていきます

鶏肉のこだわりを聞いてみると、宮崎県の日向鳥と、千葉県のときめき鶏の2種類を使用しているそうで、部位によって種類を分けていると言います。

焼き鳥が焼きあがりました。ホッピーセットもいただいちゃおうかな〜

塩焼き3本。左から「ねぎま」「もも肉」「ささみ」。上の方にあるのは自家製の南蛮味噌。ささみには梅肉orわさびをつけて

タレ焼き2本。左から「ればー」「つくね」

各串のアップ

早速いただいてみると

ねぎま、もも肉はとってもジューシー!

ささみは半生でふわっと柔らかく焼きあがっています

ればーはとても新鮮で濃厚!絶妙な火加減でちょいレアな焼きあがり

つくねは食べ応えがあって軟骨のコリッとした食感がアクセントに

いずれの串にも共通しているのが、鶏肉の美味しさです。さすが肉にこだわっているだけあります。

そして焼き加減が絶妙で、やっぱり炭火焼はうまいですね〜

そういえば以前私も煙に誘われて入りそうになったエピソードを伝えると

「それよく言われるんです。炭焼きなので煙が出るんですがちょうど駅から歩いて帰る人達を誘っちゃうみたいで。反対方向なのに煙に引っ張られて来ちゃったよと冗談で怒られます(笑)」と笑いながら話す店長。

 

お店のこと

店長の奥村さんにお話を伺いました。

店長の奥村 拓(ひろむ)さん

鶏ちゅんは2017年7月にオープンして1年が経ちました。

奥村さんは大学を卒業後サラリーマンとして就職し5年ほど働いていました。実験機材の販売をする会社で地方の研究施設などに営業していたそうで全国色々なところを営業に回ったそうです。

そんなある日、ふとした瞬間に大学生時代にアルバイトで働いていた居酒屋のことを思い出します。そこでの仕事が本当に楽しかったことを懐かしむとともに、自身の今後の働き方を考えて飲食業に転身することを決意しました。

修業先に選んだのは船橋の老舗焼き鳥屋「千人力」の行徳店で3年半修行をしました。

3年半働いて資金を貯めて独立することに。お店の場所は自身の生まれ育った地元でもある滝不動の近くで探していて、すぐそばの高根公団でこの場所が空いていたのでオープンすることになりました。

タレが美味しかったので聞いてみると

「修業先(千人力)のタレを譲り受けてそれをベースに継ぎ足し継ぎ足しで作っています。鶏肉も仕入れ先は紹介してもらいましたが、2種類使っているのは自分のオリジナルです。特にもも肉は3種類の鳥を食べ比べて一番ジューシーな肉を選びました」とのこと。

修業先(千人力)から譲り受けたタレをベースに継ぎ足している

ちなみにも「淡路島の藻塩」と「沖縄の雪塩」の2種類を使用しているそうです。

やはり老舗で修行してきただけあって焼き鳥が美味しい訳ですね。

ちなみに日替わりメニューでは、旬魚のお刺身が出ることもあります。運が良ければ築地から直送で仕入れる鮮魚に出会えるかもしれませんよ。

 

オープンしてから嬉しかったことを聞いてみると

「サラリーマン時代に営業していた地方のお客さんがわざわざ食べにきてくれたことですね。秋田、香川、島根の人達がわざわざ来てくれた時は流石に嬉しくて泣きそうになりました」

このエピソードには私もビックリしました。それだけ奥村さんが愛され信頼されていた証ですよね。

老舗焼き鳥屋で修行した店長、その一途な仕事ぶり店長の人柄に惹かれ地元の人が集まるお店「鶏ちゅん」。

まだ行ったことがない人は、是非焼き鳥食べに行ってみてはいかがでしょうか?

 

鶏ちゅん

住所/船橋市新高根5-4-8

TEL/047-440-8685

営業時間/16:00〜23:00(LO.22:30)

定休日/日曜日

Facebookページ → https://www.facebook.com/torichun0718/

↓地図はこちら

 

 

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