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2018-09-16

あたたかい家庭料理でホッとするひと時を「食菜おかもと」@高根公団

高根公団の焼き鳥屋「鶏ちゅん」を取材した際に、店長がよく行くお店としてご紹介してくれたのが今回ご紹介する「食菜おかもと」です。

 

場所

高根公団駅の南口を出て、エポカとは反対方面に行った2本目の路地裏にあります。

以前紹介した居酒屋「酒蔵左右衛門」カラオケ居酒屋「月灯り」と同じ路地にあります。

高根公団方面から

滝不動方面から

「食菜おかもと」外観

 

店内

店内はテーブル12席、カウンター6席でとても綺麗。ジャズが流れていてモダンな感じもありますが、どこか食堂のようなホッとする雰囲気が流れています。

店内(入り口から)

店内(奥から)

店内(カウンター席)

 

メニュー

食事のメニューはこんな感じ。料理は手作りで、定番メニューと日替わりのオススメメニューがあります。

定番メニュー

本日のおすすめメニュー

ドリンクメニューはこんな感じです。

生ビール 550円
瓶ビール 550円
生レモンサワー 500円
ハイボール 500円
ウーロンハイ 500円
緑茶ハイ 500円
梅サワー 500円
日本酒(1合) 650円
*その他にもお客さんのリクエストで色々作れます【ボトル】
眞露 1800円
黒霧島(芋) 2200円
隠し蔵(麦) 3000円
角瓶 3500円
*リクエストすれば他の銘柄も入れられます

ドリンクはお客さんのリクエストで色々作ったり、入れたりするそうです。この自由な感じいいですね。

 

実食

おすすめのメニューは何か聞いてみると「マーボ豆腐」が人気あるとのことなので、いただいてみる事にしました。

料理はすべてママさんの手作り

マーボ豆腐

おおー美味しそうです。家庭的な感じもしますが器といい“料理の佇まい”がなんか気品あるんですよね。

「せっかくなら1杯飲んでく?」とママさんの優しいお気遣いに甘えてウーロンハイもいただく事に!

いいですね〜

マーボ豆腐アップ

一口食べてみると

とっても優しい家庭的な味!…なんだけど、なんだこの奥深さ!

いわゆる四川麻婆豆腐のような花椒の刺激的な感じではなく、日本的な麻婆豆腐です。

ただ辛さが後から追っかけてくる感じで、それも絶妙な辛さでお酒のお供にぴったりです。

さらに食べ進めて行くほどに餡の深みを感じる、とても美味しいマーボ豆腐でした。

これも人気だから食べてみてと出してくれたのはラタトゥイユ。

聞けばワインもあるそうで、ワインを飲みながら頼む女性のお客様も多いのだとか。

ラタトゥイユ

ラタトゥイユアップ

トマトの酸味と野菜の旨味がワインを呼ぶ!

ナス、ズッキーニ、パプリカ、玉ねぎと豊富な野菜をトマトの酸味とコクがまとめていてワインが欲しくなる一品。でもワイン飲み始めると止まらなくなるのでやめておきました。

2つの料理を食べて思ったのは家庭的なんだけど、どこか上品で本格的な奥深さを感じました。

 

お店のこと

店主の岡本さんにお話を伺いました。

笑顔が素敵な店主の岡本佳子さん

食菜おかもとは2008年にオープンして今年で10周年を迎えます。

岡本さんは若い頃は会社勤めをしていて、コンピューターのキーパンチャー(入力作業)の仕事を20年していたそうです。会社勤めをしていた時からいつかは自分で何か商売をやってみたいという思いはあったそうです。

その後いくつかの職を経て、友人の紹介で銀座にあるホテルの従業員用食堂で10年間厨房で働きました。

その時にホテルに入っていたレストラン(中華料理やフレンチ)のシェフから料理の色々なコツを教わったのだそうです。ちなみに“マーボ豆腐”はその時に教わった作り方で今も作っているそうで、私が感じた奥深さはそこから来ていたのですね〜(納得)

その後2001年に今の場所で、オシャレで本格的な料理を出すコンセプトのお店をオープンしました。フォアグラやジュレを使ったサラダなどホテルで学んだ技術で作った本格的な料理を出しました。

このお店は3年ほど続きましたが、お客さんが定着せずお店を閉めて再びホテルの厨房で働く事に。

60歳を迎えた時に、ここから先は勤め人ではいつまで働けるかわからない。自分の店をやるなら今しかないと考え再びお店をオープンする事に。今度は家庭的な料理を出すお店にしようと考えました。

「結局凝った料理は飽きちゃうんでしょうね。でも家庭料理って飽きないでしょ?だから今度は家庭的な料理を出す店にしたんです。おかげさまで地元のお客様に気軽に利用していただけるお店になりました。でもマーボ豆腐とか、ホテルで学んだ技術を使うからお客さんはママの料理は一味違うねと言ってくれるとやっぱり嬉しいですね。」と語る岡本さん。

メニューは決して派手なものはなく、家庭的なおつまみが多いです。しかし食べてみると「んっ?」一味違う奥深さがある。それはママさんの経験して来た技術に裏打ちされたものだったのですね。

そしてママさんの暖かい人柄が加わった家庭的な料理は、まさに「家飲み、のお店」というキャッチコピーがぴったりのお店ですね。

ちなみにこのポスターとキャッチコピーは広告会社に勤める息子さんが、考えて作ってくれたのだそうです。

高根公団の路地裏にまた一つ良いお店を見つけてしまいました。

まだ行ったことがない人は是非一度訪ねてみてはいかがでしょうか?

 

食菜おかもと

住所/船橋市高根台7-13-6

TEL/047-467-5177

営業時間/17:30〜23:00

定休日/日曜、第1・3・5月曜日

↓地図はこちら

 

 

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