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2018-09-17

昨年の想いを乗せて今年も開催!「ふなばしミュージックストリート」実行委員長インタビュー

船橋最大級のライブイベントである「ふなばしミュージックストリート」が今年も10月21日(日)に開催されます。

2014年から始まり今年で5回目の開催となるこのイベント、知らない人のために概要をご紹介します

 

ふなばしミュージックストリートとは

「音楽でまちを元気に!」

この想いに賛同したミュージシャン、市民等による実行委員会、ボランティアスタッフ、地元企業、行政が一体となった船橋最大級の音楽イベントです。

船橋駅を中心とした屋内外17のステージで、100組を超えるミュージシャンの演奏が鳴り響く、まさにこの日は街中が音楽に包まれるというイベントです。

日時:2018年10月21日(日)10:00~18:30

会場:全17会場
<屋外>天沼弁天池公園、船橋駅北口おまつり広場、東武百貨店船橋店8階屋上、フェイスビル連絡デッキ、スクエア21ビル前
<屋内>船橋グランドホテル、きららホール、Live酒場バディーズ、船橋市勤労市民センター、ジャズバー コクリコット、スタジオパックス船橋店、うたごえライブハウス ゴリ、船橋市民文化ホール、ビビット南船橋、ららぽーとTOKYO-BAY、IKEA TOKYO-BAY、ミュージックバス

入場:無料

主催:船橋市、船橋市教育委員会、第23回ふなばし音楽フェスティバル実行委員会、第5回ふなばしミュージックストリート実行委員会

 

第4回となる昨年は台風による荒天のため、無念の中止となってしまいました。

その想いを胸に迎える5回目の今年、改めてこのイベントの事を深く知るために、実行委員長である小松優一さんに取材させていただくことにしました。

実行委員長の小松優一さん

 

きっかけ

〜そもそもこのイベントが始まったきっかけは何だったのでしょうか?〜

「もともと船橋市は音楽が活発な街で、市内の学校の部活でも全国レベルの強豪校が多いです。そんな中で、市内の学生(小中高)や市民の方で組むオーケストラの演奏会で出演者2000人以上にもなる四半世紀以上続く“千人の音楽祭”という音楽イベントがあります」

千人の音楽祭。毎年2月に船橋アリーナで行われる。

「このイベントは船橋アリーナで行われているんですが、人気のイベントなのでチケットも毎回抽選になるんですね。そこでもっとたくさんの人に音楽に触れ合うイベントをということで企画されたのがミュージックストリートなんです。」

〜なるほど。それを小松さんが企画して行った?〜

「ミュージックストリートは、千人の音楽祭実行委員がもっとオープンにした音楽祭をしたいと考えたことがきっかけとなりました。そこで、私もその企画の趣旨に賛同したので一緒に企画段階からかかわらせていただきました。」

 

聞くと、千人の音楽祭は管弦楽や吹奏楽の大編成による演奏が中心の音楽祭だが、ミュージックストリートはクラシックだけでなく、バンドや弾き語りなど幅広い演者に演奏してほしいということから、幅広いジャンルに精通している小松さんに声がかかったのだそうです。

 

市役所とボランティアで運営

実行委員もボランティア

〜船橋市と実行委員の共催という形も珍しいですね〜

「そうですね。全国的に見てもここまで官民が連携して運営している音楽イベントは珍しいと思います。そこはやっぱり船橋市のすごいところですよね。音楽に理解がありますよね」

 

〜実行委員はどういう形で選ばれるんですか?〜

「市の職員以外はボランティアでやりたい人を募って組織しています。メンバーは最初からいる人もいるし、今年から入った人もいるし様々です。企画、人事、宣伝、総務という4つのパートで構成していて月に何度も集まって会議を繰り返します。大変なことも多いですが、毎年少しづつ人数が増えているのは嬉しいです」

〜ボランティアとは知りませんでした!〜

「よくいくらもらってるの?と聞かれるんですけど、もらってないんです(笑)」

〜当日の運営スタッフもボランティアなのですよね?〜

「そうですね。こちらも嬉しいことに毎年希望者が増えています。去年やった人が知り合いを連れてきたり、当日のスタッフの働きを見ていて楽しそうだから参加してみたとか。年齢層も老若男女様々で、親子で参加する人、80代の年配の方まで幅広いです」

 

昨年の中止について

〜昨年は台風による荒天で中止でしたがどんな思いでしたか?〜

「・・・いやー本当に悔しかったですね。まあ天候なので仕方ないのですが、この日のために色々準備してきたので、なんとか開催する方向も模索したのですが、最後は警報が出てしまったので中止を決断しました」

思い出すと色々な気持ちが蘇るという

〜現場のボランティアスタッフの皆さんの反応はどうでしたか?〜

「悔しがる人もいましたし、様々でした。でも一番ビックリしたのが多くの人が笑顔だったことですね。中止と判断してから、“だよね〜”、“また来年頑張ろう”という感じで楽しそうに片付けが始まったんです。それを見たときにグッとくるものがありました。そうして明るく終了できた事には本当に救われました」

〜やはり皆このイベントが好きで集まっているからの反応だったのでしょうね〜

「そうですね。出演者の方も警報出てるのにやりたいという人がいたり、皆に愛されているイベントだなあと改めて気づかされました。と同時に“中止になる事もある”という現実を見て、身が引き締まりました」

〜昨年の中止を受けて、何か変わったことはありますか?〜

「運営について市の交付金を使わせていただいているのですが、もっと積極的に資金を集めていかないといけないなと思いました。だから今年は色々なところにお願いに回って協賛を取るようにしています。これも今後このイベントが本当の意味で皆様に支持されるイベントになっていくためには必要なことだなと」

ゆくゆくは協賛などで運営していけるイベントを目指したいという小松さん。

 

今年の開催に対する想い

〜過去4回を振り返って見ていかがでしょうか?〜

「1回目、2回目は正直イベントを実施することで精一杯だったと思います。3回目にやっと色々掴めてきたので、4回目に色々なチャレンジをする予定でしたが中止となってしまいました。でもそれも良い経験になりましたね。」

〜今年は昨年の想いも乗せての開催となりますね〜

「そうですね。やはり昨年できなかった企画(スタンプラリー、バックストリートミュージック、グランドフィナーレなど)を改めてブラッシュアップして開催する、まさにリベンジですね。昨年楽しみにしていたお客さん、演者、スタッフ、皆の気持ちが好天を呼んでくれると思いますよ」

 

昨年の中止は運営スタッフをはじめ、このイベントに関わる人たちにとって決してマイナスではなくプラスになっていたようですね。

今後の展望を聞いて見ると、ゆくゆくは船橋駅周辺だけでなく、市内全域で開催できるイベントに成長していきたいとのこと。「船橋市内全域が音楽に包まれる」そんな日が来るのもそう遠くない未来なのかもしれません。

 

ボランティアスタッフ募集中

現在ふなばしミュージックストリートはボランティアを募集中です。

<活動内容>

ステージ進行管理、会場でのグッズ販売や誘導、撮影、本部運営サポート、片付け隊など

*10月5日までに申し込みするとボランティアTシャツ(非売品)がもらえます

このイベントに関わりたい!手伝ってみたい!という人は下記の応募ページからお申し込みください。

ボランティア募集ページはこちら

 

えっ?そんなイベントやってたのという人も、やってるのは知ってたけど見たことないという人も、毎年楽しみにしている人も、10月21日は各会場へ音楽を聴きに出かけてみてはいかがでしょうか?

 

イベントに関する問い合わせ

第5回ふなばしミュージックストリート実行委員会 事務局(船橋市教育委員会 文化課内)

TEL:047-436-2894

mail:bunka@city.funabashi.lg.jp

公式サイト→ https://www.funabashi-ms.net/

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