【地名を訪ねて】〜馬込沢〜
さて昨日の記事 →【おもしろ地理】船橋の飛び地「丸山」 からの続きで、
鎌ケ谷市と船橋市の市境地帯「馬込沢」を歩いてみると色々なおもしろスポットに出会えたのでご紹介していきます。
まずその前に、「馬込沢」という地名の由来知ってますか?
江戸時代前期の幕府馬牧場に由来しています。下総台地のあちこちに設置された広大な牧場。その隅に、馬数を調べたりする際の追込場として、土手で仕切った区画のことを「馬込」といい、別名「捕込(とっこめ)」とも言いました。この地の馬込は周辺が開墾され藤原、上山、丸山など新田村落ができた時(1670年代)に廃されましたが、字(あざ)と駅の名前として今も残っているのです。
鎌ケ谷市馬込沢は今も地名として残っていますが、ご覧の通りとても狭い地域です。
そして馬込沢駅は船橋市内に位置するという奇妙な地になっています。
そんな市境地帯のおもしろスポットを地図と写真でご紹介します。(*地図の番号と写真の番号が連動しています)
①一目瞭然の境界を発見!鎌ケ谷と船橋がせめぎ合う最前線↓
②こんな細い水路が境界になっています↓
③新京成バスの「丸山一丁目」バス停は道路の真ん中が境界線。だから上りバス停は船橋市、下りバス停は鎌ケ谷市なのです↓
④右手前の鉄扉までが鎌ケ谷市馬込沢、奥の白い建物は船橋市丸山。見えない市境がわずかな隙間に↓
⑤駅前のサミットも建物のど真ん中を市況が突っ切っています↓
⑥馬込沢駅北のガード下までが船橋市、向こうに抜けると鎌ケ谷市↓
⑦京葉銀行「馬込沢支店」ですが、住所は船橋市丸山です↓
とまあこんな具合にちょっと不思議なスポットがいっぱいありました(まだまだありますが長くなるのでこの辺で)。
また地形もスリバチ状になっていて馬込沢はとても面白いです。
機会があれば皆さんも、市境地帯をお散歩がてら散策してみてはいかがでしょうか?
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