津田沼にできた古民家カフェ「ゆずカフェ」に行ってみた
JR津田沼駅から徒歩8分のところに「古民家カフェ」ができたという情報を聞きつけ、早速取材しに行ってみました。
津田沼駅の北口を出て、津田沼十字路の交差点を右に曲がり、新京成線の踏切を越え、レンタカー屋さんを越えてすぐの路地を左に入ります。
外見は一見すると、本当に民家ですが入り口に看板が立っていてカフェだということがわかります。
いざ入店
お邪魔しまーすという感じでお店の中に入ります。
玄関上がってすぐ左手にピアノ、右手がキッチンになっています。
奥に行くとカフェスペースが広がります。
昭和15年に建てられ、このスペースは客間だったそうです。
日当たりが良く、縁側から陽の光が入り、ノスタルジーな空間が広がります。
立派なテーブルは花梨の1枚板を、譲り受けてDIYで足をつけた自作のものだそうです。
室内にはレトロな調度品が並び、みていて飽きません。
席は8畳の和室と縁側に6畳の洋間、合わせて全部で13席あります。
メニュー
メニューはこんな感じ。
実食
コーヒーと、白玉クリームあんみつをいただきました。
コーヒーは八千代にあるショップから仕入れ、ハンドドリップで淹れてくれます。
この日は「コロンビア」と「エチオピア」の2種類の豆がありました。季節によって仕入れる豆も変わるそうです。
カップは元々お客様用に使っていたものを主に使用しており、レトロな器でコーヒーが楽しめるので嬉しいですね。
あんみつは自家製で、あんこ、寒天、白玉は全て手作りだそうです。白玉は注文が入ってから茹でます。これは茹でたての“もちもち”した食感を楽しんでもらいたいというこだわりからだそうです。
お店のことを聞いてみた
店主の山崎千秋さんにお店のことを聞いてみました。
「ゆずカフェ」は2017年11月にオープンして3ヶ月、こちらは千秋さんのご実家で、生まれも育ちもここ津田沼で、今もこちらに住んでいます。
カフェのスペースは元々は千秋さんの祖父母が住まわれていて、昭和15年に建てられた築78年の古民家です。祖母が他界してからは客間として使用していましたが、近年はほとんど使われていなかったそうです。
しかし使っていなくても掃除は欠かさずしていたので、綺麗な状態で維持されていました。
テレビ局で国際ニュースの原稿を書く仕事をしていた千秋さんは、学生の頃からコーヒーが好きで、社会人になっても、よくカフェ巡りをしていたそうです。
いつかは自分のカフェをオープンしてみたいという思いがありましたが、実際にお店を開くまでに至るキッカケはありませんでした。
そんな折に、この古民家を取り壊そうかという話が出てきました。
千秋さんは「壊すのならば、せっかく状態も良いので古民家カフェとしてオープンしたい」と提案したのだそうです。
ご家族は千秋さんの提案を大変喜んでくれたそうで、開店に向けて後押しをしてくれました。
オープンにあたっては、暖房設備を入れて壁を塗り替えたくらいで、あとはほとんど何もいじっていないので、いかに綺麗に維持されてきたのかが見て取れます。
ゆずカフェの名前の由来は?
由来はお庭にある立派なゆずの木からです。このゆずの木は1本から200〜300個くらい実をつけます。ある時「ご自由にお持ちください」と玄関先にカゴに入れて置いておき、ご近所の方に持って行ってもらいました。
するとお礼の手紙がたくさんきて、とても嬉しかったそうで、ここにカフェを開いて、ご近所の方に気軽に利用してもらえる場所にできたらいいなと思ったことがオープンする最後の後押しになりましたと千秋さんは語ります。
津田沼の駅前から、ほんの少し離れたところに素敵な古民家カフェができました。
ちなみに古民家ながらに電源コンセントも豊富にあるので、ゆったりと古民家カフェでPCを使ってお仕事するのもアリですね〜。
お近くの方も、カフェ好きの方も、是非一度訪ねてみてはいかがでしょうか?
ゆずカフェ
住所/船橋市前原東3-5-10
TEL/090-9153-9057
営業時間/10:00〜17:00
定休日/月曜、火曜
ホームページ https://yuzcafe.jimdo.com/
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