鎌ヶ谷の西京漬、粕漬け専門店「きりみ屋」の工場・直売所見学レポ
魚は食べるのも釣るのも両方好きな魚好きの私が以前から気になっていたお店。
それは鎌ヶ谷大仏にある「きりみ屋」です。
工場直販のリーズナブルな価格で本格的な魚の西京漬や粕漬けを販売しているお店です。
どうせ取材するなら工場を見てみたいということで、鎌ケ谷市軽井沢にある本社工場・直売所へ行ってきました。
場所
住所でいうと鎌ケ谷市軽井沢。新鎌ヶ谷と西白井駅の中間くらい、国道464号線のセブンイレブンを左折。
以前記事にしたラーメン屋「龍江」の先、しばらく進んだところに看板が出ているのでそこを左折して路地裏に入っていきます。結構わかりにくいので写真で説明します。
右の建物が事務所で、左に直売所があります。
直売所
直売所は工場併設で、奥が工場になっています。
切り身の種類は基本的なものは「鎌ヶ谷大仏店」で売っているものと同じですが、工場の直売所でしか買えないお得な切り落としなどの商品もあります。
工場を見せてもらいました
【製造工程】
①魚をカットする
②塩水に漬け込む
③粕や西京味噌に漬ける
④包装
驚いたのは全ての工程を機械ではなく手で行なっていること。カットから包装まで全て手作りでした。
社長の三好さんに聞いてみると
「魚の状態ってその時々で違うんですよ。季節によって脂のりも違うし、個体差もある。そういう魚の状態を見極めながら塩水やタレに漬ける時間を調整しています。こういう細かい微妙な調整はどうしても機械では出来ない、だから手作りにこだわっているんです」と語ってくれた。
粕漬けや西京漬は一般的には味噌がべったりと塗ってあるイメージですが、きりみ屋の粕漬けや、西京漬はつけダレが柔らかめでサラッとしているのが特徴的です。
これは製造工程②の塩水に漬けることがポイントになっていて、魚の身の余分な水分を抜くので、サラッとしたつけダレの方が中までしっかりと味が入るのだと言います。
つけダレは長年改良を重ねて行き着いた秘伝の味!漬け込む時間も36時間じっくり漬けた後、低温で熟成させることでより旨みが増すのだそうです。
きりみ屋の歴史
きりみ屋は亀戸食品有限会社という会社で、元々は東京都亀戸で昭和58年に開業し、主に業務用の生鮮食品加工を行なってきました。平成10年頃に開発による立ち退きになり、ここ鎌ヶ谷へ工場を移転しました。
業者向けの卸を専門にしていましたが、地元の方にも安価で高品質な粕漬けや西京漬を味わってもらいたいと考えて、工場の休憩スペースだった場所を直売所にしたところ思った以上に反響があり、それなら小売もやっていこうと鎌ヶ谷大仏に直売店舗を作ることになったのだそうです。
実食
というわけで、実際に食べてみることに。
工場で試食させていただいたのは「銀だら西京漬」。
脂が乗っていて旨味が濃い!
銀だらはとても脂が乗っていて身はプリプリ。そこに西京味噌の風味が合わさってとても美味しいです。
味噌がべたっとついていないので一見薄味にも見えますが、どっこい身に味がしっかり入っています。
ご飯にもお酒にもよく合いますねこれは。
工場直売所でしか売っていないカマや切り落としを買って家で焼いてみました。もともと魚のカマに目がない私、このメロカマ西京漬にはノックアウトされました。聞くとやっぱり人気のようですぐに売り切れてしまうとか。これは見つけたら即買いです!
毎月第2土曜日は「土曜市」を開催中!
きりみ屋工場の「土曜市」では定番商品全品10%OFF、さらにこの日だけの特別価格での切り身の販売、詰め放題などもあります。こちら知る人ぞ知るイベントなので要チェック!
きりみ屋 本社工場・直売所
住所/鎌ケ谷市軽井沢1993-3
TEl/047-443-2989
営業時間/9:00〜16:00
定休日/土・日・祝日(その他GW、夏季休暇、年末年始など季節休暇有り*詳しくはお問合せください)
↓地図はこちら
きりみ屋 鎌ヶ谷大仏店
住所/鎌ヶ谷市東鎌ヶ谷3-2-9
TEl/047-443-3004
営業時間/10:30~19:00
定休日/月曜日・季節休暇
↓地図はこちら
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