極上チャーシューてんこ盛り!喜多方レペゼンのオンリーワンな肉そば「麺家 西陣」
花粉に耐えられなくて日々ラーメンを食べて治療に励む(※ラーメンが花粉に効くと言うのはイチバの超個人的な見解です。良い子は真似しないように)自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。
第25回となる今日はイヨリ編集長と「西陣」での取材待ち合わせの為に京成大久保に来ています。
待ち合わせ場所に来てみたら…
京成大久保駅から「学園おおくぼ商店街」をひたすら直進し、日本大学に出る前の右手にお店があります。
お店の前で編集長を待っていると、どこかで見たことのある顔の人・・・あっ!!
まさかのダブルブッキングかと思いきや、西陣はカレーも有名とのことで今回はコラボ企画なんだそうです(納得)。
店内
店内はテーブル4席×2・カウンター8席の16席。加えて外にオープンテラスなテーブル3席があります。サラッと見回すだけで、綺麗に並んだマンガや充電スポットなど、差し詰め喫茶店のような居心地の良い空間を作っています。
それ以外にも、京成電鉄の本やダム関係の本や掲示物もあります。
このラーメン以外のことは後編のイナバさんにお任せして、イチバはラーメンレポに集中です。
メニューはデフォの「中華そば」に加えて各種トッピングの物・・「塩こく」「魚こく」「胡麻つけ」「カレーラーメン」などがあります・・あっ!「あさりラーメン」もありました。
あさりも気になりますが、今回は1番人気の「肉そば」を注文します。
「醤油」「塩」から選べますが、イチバはニヤリとして「塩」を注文します。写真を見て、「肉そば」と言う響き・・ちょっと思い当たる事がありました。
調理
店主の宮崎さんにお願いして、調理を見学させて頂きました。
ちょうどチャーシューの仕込み中で出来上がりを見せてもらうことに!
大きな寸胴には醤油や赤ワインなどで作られたタレの中にバラチャーシューが漬けてあります。トングで持ち上げると赤黒く旨味を吸ったチャーシューが登場します。カレー部長のイナバさんも思わず目が光る程の食欲をそそる色合いです。
「タレは濾して再利用します。チャーシューの肉汁出た醤油の方が美味しいんです。」
さて、ラーメンはと言うと・・・スープは豚骨・鶏ガラ・野菜などの動物系と4種類の煮干しや節系などでとった魚介系スープのブレンド・・つまりWスープがベースになります。
「塩は動物3に対して魚介1・・・醤油は動物1に対して魚介3の割合ですね。」
丼には数種類の塩をブレンドしたカエシとネギ油が張られています。
丼にスープが注入されるとキラキラと黄金色になります。
同時進行で麺を茹で上げて、湯切りをします。具の葱と穂先メンマ・・・それに先程の極上チャーシューを乗せて完了です・・・。
実食
着丼して、イチバの脳裏には或るラーメンが浮かびニヤリとします。
「これ・・・もしかしてですが・・・※喜多方御三家の”坂内食堂(喜多方市)”の”肉そば”の影響を受けています??」
「そうなんですよ。喜多方ラーメンが好きで・・・何度も食べに行ってます。関係店で働いていた事もあります。」よくよく聞くと、宮崎さん・・かなり地方のラーメン屋を食べ歩いていますね。「肉そば」と言うネーミングも地方を食べ歩いている方ならではです。
説明しよう!!「喜多方御三家」又は「喜多方ラーメン御三家」とは、日本3大ラーメンの一つ「喜多方ラーメン」において、数多く存在する名店の中でも特に全国的に名前が通っている3店を指す。①喜多方ラーメンの元祖と言われる「源来軒」②最初に喜多方ラーメンを全国区にした「まこと(満古登)食堂」③「肉そば」が全国区になり、最も全国的に有名な「坂内食堂」※チェーン店の「坂内」は「坂内食堂」の店主が協力したチェーン店で味は違う。の3店を指す。どれも比較的早い時間から開店している上に喜多方市役所から比較的近いので、イチバの喜多方遠征はこの3店を食べてから開始する。どれが一番美味いかって?どこもハイレベルで特徴があるので、好き好きだろう。
スープはキラキラと透き通る黄金色ですが、動物系の旨味がギュッと効いていて力強さがあります。塩分の尖りが無く、全体的に丸くまとめた印象ですね。魚介の旨味はメインにならずに、ジワジワ~とうっすら効く程度です。確かに「坂内食堂」の影響もほんのり感じますが、魚介を入れて優しくまとめている辺りは完全オリジナルですね。
派手さはないものの、しっかりと旨味を立たせているのは地方の名店の様な特徴です。これは地方の名店を食べ歩いているからこそ出せる表現でしょう。
麺は検見川の「藤代製麺」の、ややウェーブがかった中程度の太さです。モチモチの食感で美味しいですね。最後までヘタらないのは質が良いからでしょう。
「肉」と言う漢字にも見える四角いチャーシューはバラで、醤油の旨味がギュギュっと詰まっていて、脂身の甘さとしっかりと合っています。このチャーシューは超極上ですね。ライスに乗せても合いそうですね。
お店のこと(ラーメン編)
店主の宮崎さんにお話をお伺いしました。
宮崎さんは東京都出身で、元々ラーメンが大好きだったそうです。
その後、20年前ぐらいから色々なジャンルの有名店など5店で修行して最後は津田沼の人気店「栄昇」の厨房に立ったそうです。
「栄昇の池田さんは限定などで色々な創作ラーメンを作らせてくれました。”好きなラーメン作って良いぞ!!”って・・太っ腹でしたね。」ちなみに「あさりラーメン」は当時、「栄昇」の池田氏が作った限定メニューで、宮崎さんが感動したので西陣でも作ってみたとか。
そして2012年11月11日のゾロ目の日に「西陣」オープン。
店内も宮崎さんの趣味の色が強く出ているだけでなく、お客さんが寛げるように色々と置かれています。
開店当初からラーメン屋らしく「中華そば(塩・醤油)」をメニューの軸に作っていた宮崎さんは、趣味が生かされてあるメニューを作る事にしました。
その趣味とメニューとは・・・後編(カレー編)に続く
マッスルコメント
麺家 西陣
住所/習志野市大久保3-13-4 大久保ビル1F
TEL/070-5583-2734
営業時間/11:00~21:00(日・月曜は〜16:00)
定休日/火曜・卓球試合日
↓地図はこちら
【マッスルラーメンレポ過去記事】
■六実で食べれる!北海道老舗名店の味噌ラーメン「三代目 月見軒 六実店」
■北習志野で40年以上!店主の人柄が詰まった極上の1杯「泰山」
■研究と探究心!理系が挑む「アナログ」な昭和の中華そば「一芯」
■旭川ラーメンの伝統と新たな創作が紡ぐ“かけはし”「旭川ラーメン 好」
■老舗焼き鳥屋さんが作るラーメンは鶏と人ガラが効いた1杯「デリカフーズ ハマモト」
■鎌ヶ谷大仏にオープンした「佐野らーめん しばちゃん」は本場佐野クオリティ!
■中華鍋を振り続けて半世紀超!達人が作る極上のタンメン「中華料理 宝楽」
■老舗甘味処の船橋名物“ばか麺らーめん”とは!?「ラーメン・甘味処 美松」
■創業1年目の老舗??下総中山と共に歩む系譜「4代目 松屋食堂」
■伝統と進化!船橋が誇る老舗製麺所「山田食品」~前編:製麺工場見学~
■伝統と進化!船橋が誇る老舗製麺所「山田食品」~後編:試食と歴史~
■背脂系のサラブレッドが挑んだ”山” 「ラーメン すけがわ」
■伝説の「骨」のDNAを受け継ぎ、日々の1杯を積み重ね続ける「盛壱」
■京成大久保で常に進化し続ける1杯!「ramen case-K」(ラーメンケースケー)
■合わせずとも同じ道に進んだ幼馴染!「鶏らぁめん たけなか」
■千葉県のラーメン黎明期から戦い続けるレジェンド「パンケ 京成大久保店」
■中山の歴史ある参道で4代目が作る“アサリの煮込みそば”は唯一無二!「中華料理 忠実堂」
■六実駅近く、先代から受け継いだもつ煮・探究心が生んだ白味噌ラーメン「ふるたちばな」
■Re:東中山駅から徒歩1分!魂のホンビノスラーメン「とものもと」
■歴史を見た鉄鍋は語る!中山競馬場すぐ「北方十字路」の老舗「鉄鍋らぁめん 権左衛門」