六実駅前で創業96年、地域のよろず屋としてこれからも「東屋商店」
読者の方から情報提供がありました。
<情報>
六実駅の近くに「東屋商店」という歴史のありそうなお店があります。どんなご商売で、どんな歴史があるのか気になります。あと、窓際にかわいい猫が2匹いるのも気になります。ぜひ取材お願いします!
にいにいさん情報提供ありがとうございます。
皆さんも新店、閉店、気になるお店、オススメのお店、街の疑問などなどありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!
調べてみると東屋商店は大正12年創業というとても歴史のあるお店なんですね。というわけで早速取材させていただくことにしました。
場所
六実駅を出て道なりに右へ歩くと左手にあります。
街のよろず屋として
東屋商店は大正12年に燃料(煉炭、炭)の販売から始まり、日用雑貨の販売をメインとしてやって来ました。昔は周辺にお店もなく、遠方から買いに来る人もいましたが、やがて生活雑貨を買えるお店が増え、最近ではネットでも買える時代になりました。と言っても今も日用雑貨の販売はしていて、地域の高齢者の方に利用されています。
昭和32年からLPガスの販売を始めて、以降はガス機器、給湯器設備、水回りなどの設置工事なども請負い、生活雑貨だけでなく地域のライフラインを支えて来ました。
現在はこうしたLPガスの販売や設備工事などの仕事がメインになっています。それも長年地域に根ざして商売をして来たから「東屋さんに頼めば安心だ」という積み重ねて来た信頼あってのものでしょう。
店内を散策
歴史のあるお店だから何か掘り出し物が見つけられるのではないか?と店内を散策してみました。
掘り出し物を探している私をみて店主の山口さんが「昔はこんなの売ってたんですよ」と非売品だが珍しいものを見せてくれた。
さすが歴史のあるお店なだけに、珍しいものにお目にかかれました。
お店のこと
店主の山口さんにお話を伺いました。
東屋商店は大正12年にオープンし創業96年になります。
前述のように燃料(煉炭、炭)の販売から始まり、生活雑貨、LPガス販売、設備工事など地域のライフラインを支えて来ました。
美栄子さんは3代目のご主人と結婚して嫁いで来ました。ご主人が亡くなり今は社長として東屋商店を切り盛りしています。現在は息子さんが4代目としてガスの販売や設備工事に力を入れています。
初代は六高台の方で農家をしていました。六実には昔市場があって東武線が開通し今でいうロータリーは「停車場」という名称で多くの人が行き来していたそうです。そこへ野菜などを納めに来る農家の人たちに燃料や日用品を販売しようとこの場所で東屋商店を立ち上げたのが始まりだそうです。
「今はガスの販売、設備工事がメインになっています。プロパンは地域のお祭りなどで使うときにはうちは配達から設置までやります。震災の時にはプロパンに加えて発電機もあるので、いざという時にも地域の皆様のお役にたてるそんなお店でありたいと思っています。」と語ってくれた美栄子さん。松戸市の民生員もしているそうで、お店だけでなく地域に根ざした活動をしています。
これからも六実ライフラインを支える頼れるお店として永く続けていってほしいです。
東屋商店
住所/松戸市六実4-3-12
TEL/047-387-1315
営業時間/10:00〜20:00
定休日/日曜・第2、3土曜・祝日
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