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2019-10-15

六実駅前で創業96年、地域のよろず屋としてこれからも「東屋商店」

読者の方から情報提供がありました。

<情報>

六実駅の近くに「東屋商店」という歴史のありそうなお店があります。どんなご商売で、どんな歴史があるのか気になります。あと、窓際にかわいい猫が2匹いるのも気になります。ぜひ取材お願いします!

にいにいさん情報提供ありがとうございます。

皆さんも新店、閉店、気になるお店、オススメのお店、街の疑問などなどありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!

情報提供フォームはこちら

 

調べてみると東屋商店は大正12年創業というとても歴史のあるお店なんですね。というわけで早速取材させていただくことにしました。

 

場所

六実駅を出て道なりに右へ歩くと左手にあります。

六実駅方面から。きもの川久の斜め向かい

県道281号線方面から。千葉銀行の斜め向かい

「東屋商店」外観

 

街のよろず屋として

東屋商店は大正12年に燃料(煉炭、炭)の販売から始まり、日用雑貨の販売をメインとしてやって来ました。昔は周辺にお店もなく、遠方から買いに来る人もいましたが、やがて生活雑貨を買えるお店が増え、最近ではネットでも買える時代になりました。と言っても今も日用雑貨の販売はしていて、地域の高齢者の方に利用されています。

昭和32年からLPガスの販売を始めて、以降はガス機器、給湯器設備、水回りなどの設置工事なども請負い、生活雑貨だけでなく地域のライフラインを支えて来ました。

ガス給湯器、水回りの設備や

キチン設備のリフォームなどまで幅広く手がける

現在はこうしたLPガスの販売や設備工事などの仕事がメインになっています。それも長年地域に根ざして商売をして来たから「東屋さんに頼めば安心だ」という積み重ねて来た信頼あってのものでしょう。

 

店内を散策

歴史のあるお店だから何か掘り出し物が見つけられるのではないか?と店内を散策してみました。

店先には農家の野菜直売コーナーもある

バイク!?は売り物ではありません

洋服のお直し、リフォームもやっている

熨斗袋などの日用品。

お線香やろうそく

食器、調理器具など

立派な漬物用の甕。今はプラ製が多いですからね。

釘などの工具もある

文具コーナー

年代物の方眼紙。味があります

千枚通し。今使う人いるのだろうか?

懐い自転車のシリンダー錠

おおっ!ピンクのはたき!

なぜか“たも”まで。最高級の使い心地やいかに

あんまり正座する機会もないけど、この商品は便利だなあ。

掘り出し物を探している私をみて店主の山口さんが「昔はこんなの売ってたんですよ」と非売品だが珍しいものを見せてくれた。

左がハエ取り瓶、右はガラス製の哺乳瓶

ポックリ。七五三などで使う履物

昭和40年の電話帳

ぼたん園洗髪粉。昔のシャンプー。ちなみにこちらは今でも販売しています(*年代物のため在庫限りでシャンプーとしてのご使用は保証できません)

さすが歴史のあるお店なだけに、珍しいものにお目にかかれました。

 

お店のこと

店主の山口さんにお話を伺いました。

店主の山口美栄子さんと看板猫のパンちゃん

東屋商店は大正12年にオープンし創業96年になります。

前述のように燃料(煉炭、炭)の販売から始まり、生活雑貨、LPガス販売、設備工事など地域のライフラインを支えて来ました。

美栄子さんは3代目のご主人と結婚して嫁いで来ました。ご主人が亡くなり今は社長として東屋商店を切り盛りしています。現在は息子さんが4代目としてガスの販売や設備工事に力を入れています。

初代は六高台の方で農家をしていました。六実には昔市場があって東武線が開通し今でいうロータリーは「停車場」という名称で多くの人が行き来していたそうです。そこへ野菜などを納めに来る農家の人たちに燃料や日用品を販売しようとこの場所で東屋商店を立ち上げたのが始まりだそうです。

「今はガスの販売、設備工事がメインになっています。プロパンは地域のお祭りなどで使うときにはうちは配達から設置までやります。震災の時にはプロパンに加えて発電機もあるので、いざという時にも地域の皆様のお役にたてるそんなお店でありたいと思っています。」と語ってくれた美栄子さん。松戸市の民生員もしているそうで、お店だけでなく地域に根ざした活動をしています。

これからも六実ライフラインを支える頼れるお店として永く続けていってほしいです。

 

東屋商店

住所/松戸市六実4-3-12

TEL/047-387-1315

営業時間/10:00〜20:00

定休日/日曜・第2、3土曜・祝日

公式ホームページ

↓地図はこちら

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