太陽の様に優しく熱い店主が作る情熱のトマトラーメン「麺や 空と大地」
皆さん如何お過ごしでしょうか??感染予防の為には手洗い・うがい・栄養に睡眠が大切ですね。イチバも人混みを避けて、家に戻ったら手洗いをしっかりと行っています。そんな衛生にも栄養にも気を付けている自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。実は今回は初の八千代市の取材という事で、ちょっと面白いラーメンを出すお店があると聞いて来てみました。
場所
京成電鉄の八千代台駅の西口を降りて、左側・・線路沿いに歩くと右側に見えます。優しい感じの看板が特徴ですね。
駅から線路沿いを歩くと、ラーメン屋では珍しい爽やかな色使いの看板が目に入ります。
店内・メニュー
店内はウッディな造りで看板同様に優しい雰囲気です。席数はカウンターが通常であれば8席(※4/7現在はコロナ対策でカウンターは4席)・テーブルは4席・2席×2の計16(12)席です。今回の取材ではコロナ対策に気を使っているとの事で店主の方はマスク着用しています。
「せっかくマスク着用して顔見れないから、名前もマスクドラーメンで!」と気さくな店主のマスクドラーメンさん。何か濃いキャラが被らないかドキドキしますが、お腹が空いたので券売機とご対面します。
毎度お馴染みイチバの優柔不断が発生しましたが、やはり特徴のある完全オリジナルの「チーズトマトラーメン」が気になったのでポチしました。
調理
マスクドラーメン(店主)さんにお願いして調理風景を見学させて頂きました。
「醤油ベースのスープの出汁はアゴ(飛魚)・秋刀魚・鯖・鰯の煮干し・鰹節でとります。沸騰させてから一気に弱火にする事で清湯にするんです。それを4~5時間ですね。」
寸胴を見ると、黄金色のスープが入っていますね。まさに煮干しと節系のエキスが詰まっています。
「カエシ(タレ)は本膳醤油に煮干しを漬けたものを使います。香味油はアゴと鰯の煮干しを油で炊いています。上品に仕上げたいので炊きすぎない様に注意します。炊きすぎるとエグ味が出てしまうんですよ。本来は煮干しの頭を取れば良いのですが、そうすると栄養がなくなりますから・・。」・・と店主さん。
”美味しいだけでなく栄養を摂ってもらいたい”という想いをラーメンに込めているのだそうです。
「トマトラーメンのスープは醤油のスープと基本同じですが、出汁を全部出し切る前に取ります。旨味を全部出し切ると煮干し臭くなってしまうんです。カエシは本膳醤油のみで油は普通のオリーブオイルを使っています。エキストラバージンオイルは匂いが残ってしまうんです。」
「スープと合せるトマトソースはホールトマトを砕いてカットトマト・トマトピューレと合せます。それに塩・ハーブ類・オリーブオイルを合わせて冷蔵します。」
トマトソースを出して味見させてくれました。
「こりゃあ美味しいですね~パスタでも全然いけそうだ!!」と、イヨリ編集長。この男イタリアンに意外とうるさいようだ。
感動する二人の横でマスクドラーメン(店主)さんが調理に取り掛かります。
「麺は全粒粉入りなので、若干伸びやすいんです。なので、やや固め(アルデンテ)に茹でて出しています。」
実食
見た目からインパクトのある赤!!!!それに黄・・・緑・・・。この配色は・・・マルゲリータ!!!!
イチバもイヨリ編集長も取材史上初めて見るビジュアルに驚きます。
スープはイタリアンな香りが漂います。一口目にトマトの濃厚な甘みと酸味が口の中に広がります。まさにイタリアンで濃厚な旨味。
まるでピザソースの様な旨味溢れるトマト!!ベースに魚介系が効いているのか、トマトだけでなくうっすっらと旨味のベースが立体的な味に仕上げています。とは言っても魚介系の味がはっきりと前面に出る事ないですね。
スープに溶けかけたチーズとの相性もモチのロンでピシャリ!このチーズの存在が全体をまとめ上げています。まさにレンゲが止まりませんね。ここまで完成度の高いトマト系スープは中々お目にかかれないですね。
麺は山田食品製の全粒粉入りの中細ストレートで、粉を感じる食感と野性味ある香りが特徴です。
通常ならばパスタの様な麺で合わせそうですが、あえて粉を感じる全粒粉入りの麺を使用することで小麦感を出しています。
具はスパイシーでコクある香りが特徴のパストラミポーク・ホウレン草・フライドオニオン・粉チーズ・シュレッドチーズですね。まさにマルゲリータを丼で表現した秀作です。完成度が極めて高い1杯ですね。
こうしてイチバは汁完しようと・・・・・・・・・・・・・すると。
マスクドラーメン(店主)さんがガタッと立ち上がりました。
「ちょっと待ったぁーーーー!」
汁完の前に・・・
ねるとん紅鯨団並みのちょっと待ったコールが入ったので顔を上げてみると・・・
そう、残ったスープにライスをドボン!つまり投入すると「極上トマトリゾット」に変身!!!
お店のこと
マスクドラーメン(店主)さんにお話をお伺いしました。
マスクドラーメンさんは東京都江戸川区生まれの市川育ちで、高校を卒業後に車関係の仕事に就いていたそうです。
「車関係には9年いましたね。1ヶ月で車7台売った事もあります。その後は元々料理が好きだったので、親がやっていた体育大の寮のキッチンでご飯を作る仕事に就きました。」聞くと、箱根駅伝でも優勝経験がある名門大学ですね。
「その大学が箱根駅伝で低迷していた時期に、貧血に良い食材とかメニューを考えて出していました。そのせいですかね・・・今でもメニューを考えると栄養をしっかりとバランス良く摂って貰いたいと思ってしまいます。」
イチバも某大学の陸上部(短距離)コーチをやっていますが・・・やはり陸上選手にとって食生活は本当に大事ですね。特に長距離選手は貧血や疲労骨折との闘いなので、血や体を形成する食べ物はトレーニングを100%消化するため・壊れた体を更に強く治すために最重要と言えます。
「体育大の寮では8年・・その後、また車業界に戻りましたが・・やはり飲食の世界が楽しくて、自分で起業しました。起業したのは、自分が雇われ時代に経験した苦い思いをさせない様に良い経営者になって、従業員に楽させてあげたいと思ったからです。」
某商業施設内で蕎麦や定食からスタートし、最後はラーメンも手掛けたそうです。
「商業施設には約3年いました。次のステップで路面店を考えて、物件探し続けて諦めようかと思っていた矢先・・最後の物件探しでここが見つかったんです。前は居酒屋さんだったみたいで、設備も揃っていて綺麗だし・・”これはご縁があるな”って思いました。そして念願の路面店を2020年3月にオープンしました。」
60回以上この取材をやっていて思うことがありますが、ラーメン屋さんには色々な縁があると感じます。ラーメンの味との縁・お店との縁・客との縁など・・・きっと、マスクドラーメンさんはこのお店と縁があったんですね。
「まさにめぐり合いですね~」と同じことを思ったイヨリ編集長が言います。
「ラーメンは以前の商業施設の頃から試行錯誤を繰り返していた物を出しています。コンセプトは”毎日食べられるラーメン”。極力動物性脂肪を使わないで優しい味を出しています。」
今後はこのトマトラーメンをベースに魚介系のペスカトーレラーメンを作ったり、味噌ベースのカルボナーララーメンなど色々と試したいそうです。店舗も縁があれば増やしていきたいとのこと。
最後に店名の由来について伺いました。
「トマトは太陽の恵みで醤油と小麦は大地の恵みです。だから、”空と大地”なんですよ!!」
テイクアウトやってます!
この味を自宅で食べれるならテイクアウトしない手は無い。迷うことなく購入し自宅に戻ったイチバ。
えっ?イチバは料理出来るのかって???
ノープロブレム!!!得意です!!得意料理はおにぎり(握力70㎏)とT・K・G(卵かけごはん)です!!
そんなイチバがお持ち帰りラーメンに初挑戦!!まさにこの時期・この時代ならではのアイテムですね!!
必殺!天空ぅ〜〜〜
落と〜〜〜し!!!(※注:撮影用なので麺は入ってません。過去麺を入れて床にぶちまけた苦い経験あり)
お持ち帰りのチカラ
マッスルコメント
お店での1杯からテイクアウトの1杯まで極上!!イチバもトレーニングをお持ち帰りマッスル!!!
麺や 空と大地
住所/八千代市八千代台西3-1-15
TEL/047-405-5011
営業時間/11:00~14:30 17:00~20:30
定休日/未定
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