異次元の軽さ!女性店主のとんかつにかける情熱「とんかつ あられ茶屋」実食レポ
先日取材したお店の人から、「原木中山に美味しいとんかつ屋があるよ」という情報を聞きました。
「へえ〜そうなんですか〜」と平静な顔を装っていた私ですが、もう頭の中は完全に“とんかつモード”になってしまい、いてもたってもいられなくなり早々に取材を申し込んだ訳です。
と ん か つ それは魔の言葉。
そのお店の名前は「とんかつ あられ茶屋」で、原木中山の駅の近くにあります。
場所
東西線「原木中山駅」東口 or 北口を出て徒歩2分ほどのところにあります。

東口方面から

北口方面から

「とんかつ あられ茶屋」外観
店内
店内は奥に縦長になっていて、左側にカウンター10席、右側にテーブル席28席という配置になっています。白を基調にした店内は明るくて、とても広々としています。

店内(入り口から)

店内(長〜いカウンター)

店内(奥から)
メニュー
メニューはこんな感じでとにかく豊富です。
まずはランチメニューから。
続いてディナーメニュー。
続いておつまみメニュー。
そしてドリンクメニュー。
とにかくメニューが多っ!というかめちゃ豊富です。
ご飯を食べる人もそうですが、夜はおつまみメニューも充実しているので飲み屋としても利用できます。
お店のこと
とんかつを食べたい気持ちをグッとこらえて、先にお店のことを店長の日並絹代さんに聞いてみました。

店長の日並絹代さん
とんかつ あられ茶屋は2017年11月にオープンして6ヶ月になります。
店長の日並さんは学生時代に原木中山にあったとんかつ店でアルバイトをしていました。
当初はホールスタッフとして働いていましたが、キッチンで働くとんかつ職人の仕事に興味を持ち修行を始めることになりました。12年間修行をした後、別のとんかつ店でも6年働き、自分のお店を出すことになりました。
何故とんかつだったのか?
とんかつ屋で働いている人達はほとんど男性で、女性のとんかつ職人は珍しかった(見た事がない)からだと言います。お客さんも男性が多いので、女性ならではの感覚でとんかつのお店を作りたいと思ったのがきっかけだったそうです。
「とんかつは家庭でも作れる料理で、調理法もシンプルですよね。だからこそ奥が深いんです。肉の処理の仕方、油の調合、温度、衣の付け方、揚げ方も素材やパン粉の具合(乾燥や湿気)によって変わります。もともとのめり込むタイプですけど、とんかつは本当に奥が深いので今でも日々研究です。」ととんかつの魅力を語る日並さん。
とんかつ以外にも、おつまみメニューなどがとても豊富ですが、これらの仕込みや調理をほぼ一人でやっているのだから驚きです!
さぞ大変かと思いきや、根っからの料理好きだから全く苦にならないそうで、逆に常に新しいメニューを考えて作るのが楽しいそうです。
実食
はい、というわけでお待ちかねの実食です。この日はランチメニューから。
生姜焼きも人気なのだそうですが、やはり最初なのでとヒレカツをいただくことに。
お願いして調理しているところを見せていただきました。

華麗な手さばきで揚げられていくとんかつ。まさに職人技です!
待つこと数分でヒレカツが揚がりました。

ヒレカツ定食

ヒレカツアップ

具沢山な豚汁

ご飯は千葉県産コシヒカリ

特製のソースをかけていただきます
一口食べてびっくり!
なっ…なんという軽さっ!
そう揚げ上がりがビックリするくらい本当に軽いんです。でもしっかりと油の旨味もあって、さらにお肉が柔らかくてジューシー。正直今までに食べたことがない異次元のとんかつです。
聞くと、油は100%ラードを使っていて、“ウォーターフライヤー”という特別なフライヤーを使用しているのでこの軽さが実現できているのだそう。
ウォーターフライヤーは油の下に水の層があり、油の酸化の元になる揚げカスや不純物が水の層に落ちていくので油が汚れにくのだそうです。ただ扱い方が難しいので誰でも簡単にできるわけではないと言います。
このフライヤーと日並さんの職人技が相まって、この異次元の揚げ上がりが実現できるのですね。
お客さんの中では90代のご老人も好んで食べに来るそうで、確かにこの軽さだと胃もたれしないです。
あまりの美味しさに夢中になって、気づいたら完食していました。
ちなみにご飯、豚汁はもちろん、キャベツもシャッキシャキでカツ以外もすごく美味しかったです。
まだ食べたことがないという方は是非一度食べに行ってみてください。自信を持ってオススメします。
とんかつ あられ茶屋
住所/船橋市本中山7-14-5
TEl/047-712-5670
営業時間/ランチ11:30~15:00 ディナー17:00~21:00
定休日/日曜
駐車場/3台
↓地図はこちら