2017-07-27
「今昔物語」鎌ケ谷 〜木下街道〜
この写真は、新京成線鎌ケ谷大仏駅を出てすぐ、県道57号線と59号線が交差する大仏十字路付近から県道59号線(木下街道)を白井方面(北方向 井草方向)に向かって撮影したものと考えられている。
子供たちの服装から第二次世界大戦直後と推定されており、鎌ケ谷市域の木下街道を撮影した最古の写真だそうです。
未舗装の道と、溝が見て取れいかにも旧道の趣があります。
そもそも木下街道は、江戸時代に“銚子”で捕れた鮮魚を“江戸”へ運ぶために整備された道だったの知ってましたか?
銚子であがった魚は利根川水路を使い木下河岸(今の印西市)へ運ばれ、そこから陸路(木下街道)で江戸川の行徳新河岸(今の市川市)まで運ばれたのだそうです。
街道の途中には宿場もでき、鎌ケ谷にも最盛期には旅籠が7軒あったと記録されており、そのうちの1軒「丸屋」の建物は今も現存しています。
さて現在の写真を見てみましょう。
現在は周囲の緑も無くなり、道も舗装整備され住宅が建ち並び昔の面影はないです。
ただ白井方面につづいていく道、奥の緩やかな左カーブは今も昔も変わらずに見て取れます。道幅は今も昔と比べてあまり変わらないですね。
木下街道は今も全区間片側1車線で、交通量も多いためよく渋滞します。
↓写真を撮った場所(地図はこちら)
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