船橋市総合消防情報システムが10年ぶりに更新されたみたい
船橋市消防局が、「船橋市総合消防情報システム」を4月1日より新システムに更新したそうです。
「船橋市総合消防情報システム」とは?
119番通報を受けた際に1秒でも早く正確に対応(消防車や救急車の出動など)できるよう、消防指令センターなどで使用しているシステムのこと。
今回システム更新されたことで、報道関係社向けに取材の場が設けられたので、あたり編集部でも船橋市の消防指令センターへ取材しにいってみました。
(ちなみに消防指令センターの中に普段は入室できないそうです!)
具体的に何の機能が追加されたの?
主に以下の3つの機能が追加されました!
(1)三者同時通訳による多言語対応
通報時に民間の電話通訳センターを介することで、「英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語」による通報にも対応できるようになりました。
今までも外国語に対応はしていましたが、音声で規定分を読み上げるだけで応用がきかなかったそうです。
(2)Net119緊急通報システムの導入(利用開始は6月9日予定)聴覚や言語機能に障害のある方が簡単に119番通報ができるサービス。
スマートフォン等から、位置情報を送信したり、チャットでセンターの人とやりとりができます。
こちらは事前登録が必要で、6/9と6/13に登録説明会を行うようです。
(障害のある方のみ登録できるサービスで、対象者には案内がだされているそうです)
(3)電子黒板消防局指令センター・警防本部室・災害対策本部室に設置。
台風や震災時における出動に必要な情報を3ヶ所で同じ画面を共通するができます。
また、タッチペンを使用して手書き入力もでき、タイムラグがなく情報共有ができるようになりました。
その追加事項
●警防課・予防課・救急課及び各署所に、救急活動に必要な情報が随時表示される大型液晶が設置された。
●従来、消防団員の出動の際は、まず指令センターから班長以上の団員に連絡があり、その後班長から各団員に連絡する流れになっていたのが、今後はEメールにて指令センターから直接各団員に連絡が行くようになった。
●消防団員がスマートフォン等で、災害情報を把握することができるようになった。
●指令センター内で通報を受け付ける指令台を、7台から8台に増えた。
119番通報とは普段はなかなか関わり合いがないですが、「何かあった時に1秒でも早く正確に対応できるように」という想いで色々な方が動いてくれているんだと思うとありがたいですし、安心できますよね。
ぜひ船橋市民の方は身近の人にも共有をお願いします!