船橋市役所そば、中華一筋50年の店主が作り出す四川の味「中国料理 川菜味」
「船橋市役所のそばにある川菜味の麻婆豆腐は一度は食べたほうがいい」と言う情報を聞いてから、私の頭の中は麻婆豆腐一色に。聞くとお昼は近隣で働く人ですぐに席が埋まってしまうと言う人気店だそう。
と言うわけで早速取材をさせていただくことにしました。
場所
場所は国道14号線沿い、NTTの前の1本道の突き当たりにあります。
店内
お店は階段で上がった2階になります。店内はテーブル36席で、淡いオレンジ系の落ち着いた雰囲気でとても綺麗です。
メニュー(*取材時のものです)
ランチメニューはこんな感じ。週替わりで変わるそうですが、麻婆豆腐はほぼ通年あるそうです。
ディナーメニューはこんな感じ。前菜から肉料理、魚料理、豆腐野菜料理、麺類、ご飯もの、点心まで幅広く揃っています。
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麻婆豆腐をいただく
メニューがいろいろあって悩む所ですが、ここは初志貫徹で「麻婆豆腐」をいただくことに。
特別に作っている所を見せてもらいました。
一口食べてみると
辛さ・とろみ・旨味のバランス全てが絶妙で本当に美味しい!
思わず唸ってしまいました。これ相当美味しいです。これは確かに一度は食べてみなさいと人に言いたくなってしまう気持ちがよくわかります。
調理過程を見ている時から、その熟練の鍋さばきに見惚れてしまい期待が高鳴っていましたがその予想を超える美味しさでした。
聞くと花椒は入れていない(*夜は入れます。昼も要望あれば入れられます)そうで、よくある花椒のビリビリとした辛さはなく、豆板醤のピリッとした辛さが後から来る感じです。この辛味が辛すぎず、かといって物足りなさもなく、本当に絶妙な辛さなのも特徴的でした。
花切りイカの塩味炒めも!
これも人気だから食べてみてと、麻婆豆腐と一緒に出してくれたのが「花切りイカの塩味炒め」です。
一口食べてみると
こんなイカ今まで食べたことない!異次元の食感!
いや〜正直びっくりしました。今まで食べてきたイカの炒め物の中でも一番美味しいと思いました。
肉厚のイカの身には細かな切り身が入れてあり、食感はプリップリ!でも柔らか〜くて、イカの旨味があって、塩味の餡と絶妙に絡み合って…溢れ出す言葉が整理できないといった感じです。
聞くと肉厚だけど柔らかく旨味のある“コウイカ”を使用しているそうで、夜の人気メニューの一つなのだそう。
炒めの技術はもちろんですが、味付けも素晴らしいですね。
お店のこと
オーナーシェフの蓑島さんにお話を伺いました。
川菜味は平成11年12月にオープンして今年で19年目になります。
蓑島さんは北海道浜頓別(稚内の近く)のご出身。学校を卒業して東京で働いていたお兄さんの紹介で「四川飯店」で働くことに。新橋の田村町にあった最初の四川飯店で(故)陳建民の元4年間修行したのち、池袋の結婚式場で6年、こちらも中華で前菜部門を担当。
その後再び四川飯店に戻り、六本木、柏(sogo)、船橋(ららぽーと)各店で料理長を経て、ここ船橋で独立し「川菜味」を開店しました。
店名の「川菜」とは中国語で「四川料理」という意味で、そこに味をつけて語呂よく川菜味にしたのだそう。この場所はたまたま大家さんと知り合いで、建物を作るのでお店をやってみないかと打診があり決めたそうです。
そもそもなぜ料理人を目指すようになったのか聞いてみると
「私がまだ学生の頃に、東京で働いていた兄が帰省して料理を作ってくれたんです。その美味しさに感動したのがキッカケですね。自分も漠然と手に職をつけたいという想いがあったので、兄の伝手を頼って料理の道へ入りました。今年で70歳になりましたが、おかげさまでまだこうして料理を続けられているのはお客様のお陰ですね」と語る蓑島さん。
なんと!70歳という年齢を全く感じさせない身のこなしには驚くばかりでした。
ご経歴を聞き、なるほどこの素晴らしい料理が出せるのも納得です。
船橋ではすっかり有名なお店となりましたが、まだ食べたことがないという人は是非一度食べに行ってみてはいかがでしょうか?きっとあなたも唸るはず。
中国料理 川菜味
住所/船橋市本町2-10-29
TEL/047-420-1878
営業時間/11:30~14:00 17:30~22:00(L.O.21:00)
定休日/月曜日
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