船橋市役所そば、鶏一筋の店主が仕込むこだわりの地鶏「焼鳥 大富」
船橋市役所そばを歩いていた時に、ちょっと気になるお店を見つけてしまいました。
一見、割烹料理屋かな?と思わせるシンプルな外観。
表札には「大富」とあり、メニューを見ると焼鳥屋のようです。
うーむこれは気になりますね〜。というわけで取材させていただくことに。
場所
船橋市役所近く、NTT前の交差点を船橋駅方向に入った路地にあります。

交差点方面から

船橋駅前方面から

「焼鳥 大富」外観
白い暖簾に「大富」の表札が目印です。
店内
店内はカウンターのみ8席。白を基調にしたシンプルな内観と木のカウンターが、お寿司屋さんを連想させるような、とても上品でお洒落な雰囲気です。

店内(入り口側から)

店内(奥から)
メニュー
▼食事のメニューはこんな感じ。
焼鳥は、まずおまかせで5本、7本、10本で頼みます。足りなければ追加で1本〜注文できます。他におつまみの1品メニューとご飯ものという構成です。
またその日の仕入れによって、変わる日替わりメニューやお土産のお弁当(数量限定)もあります。
▼ドリンクメニューはこんな感じ
ビール、酎ハイ、泡盛、焼酎、果実酒と揃っています。
日本酒やワインは仕入れによって変わるので、別途黒板をご覧ください(写真は取材時のメニューです)。
実食
これは迷うことなく「焼鳥おまかせ5本」をいただくことに。

炭火でじっくりと焼いてくれます

美味しそ〜
食べて見た感想としては
強烈に美味しすぎて、言葉が出てこない…
取材時はしばし放心してしまいました。今は冷静になってそれぞれの串のレポをしていきます。

うちもも
うちももは、鳥の内腿でミルキーな油で柔らかくじゅわ〜っと肉の旨味が広がります。
ぼんぺたは、ぼんじり(尻肉)と、ぺた(腰肉)でどちらもコクのある鶏の脂と歯ごたえが楽しめます。

ふりそで
ふりそでは、手羽元と胸肉の間の肉で、1羽から1本しか取れない希少部位。皮の脂と歯応えのある肉が特徴です。
うずらは、うずらの卵ですが食べてびっくり!なんと半熟卵になっていてとろ〜っとした黄身が最高です。
夢中になりすぎて、さびの写真を撮り忘れてしまいましたが、さっと炙った半生のジューシーな胸肉と、すりたての本わさびが最高の相性です。
感動している私に「親子丼も人気なので是非食べてってください」と富本さん。
食べた感想としては
やっと出会えた…涙!
今まで食べてきた親子丼の中で一番美味しかったです。色々な親子丼を食べてきましたが、これほど感動したことはありませんでした。
とろとろの玉子は固まった部分と半ナマの部分が混ざり合い、炙ったモモ肉がとても香ばしくジューシー、またそれらをまとめている出汁も全てが美味しい。まさに完璧!
玉子は「下妻産の紅卵」を使用していて、同級生が作っているのだそうです。
親子丼は月・火・水のみランチでも食べれます(*数量限定)
お店のこと
店主の富本さんにお店のことを聞いてみました。

店主の富本大介さん
焼鳥 大富は2016年11月にオープンして1年半経ちました。
店主の富本さんは前原出身習志野育ちで、大学を中退し飲食の道へ入りました。22歳の時に先輩にたまたま連れていってもらった都内の焼鳥屋で、焼鳥の美味しさに衝撃を受け焼鳥屋の道に。
以降は鶏肉に魅せられて焼鳥一筋に。都内で8年、船橋で4年勤めて自分の店を出すことになりました。
「あの時の衝撃は忘れられませんね。自分もこんなお店をやりたいと思いました。そこで使っていた“比内地鶏”と船橋のお店で使っていた“水郷赤鶏”の2種類の地鶏を生産者から直接仕入れて、毎日さばいて仕込んでいます。わざわざ東京まで出なくても、船橋で美味しい鶏が食べれるお店として皆さんに使ってもらえたらいいなと思います」と語る富本さん。
店名の「大富」は西表島の開拓者だった富本さんのおじいさんが開拓した地域の「大富」から取り、自分もこの船橋で美味しい焼鳥屋を一から作り上げていきたいという想いからつけました。
富本さんが受けた衝撃を、私も今回体験させていただきました。
本当に美味しい焼き鳥と親子丼でした。
まだ行ったことがない人は是非一度行ってみてはいかがでしょうか?
焼鳥 大富
住所/船橋市本町2-11-25
TEL/047-431-7798
営業時間/平日17:30〜23:00 土日16:00〜23:00 月火水のみランチ営業11:30〜14:30
定休日/木曜日、第二水曜日
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