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2018-10-12

鎌ケ谷市佐津間で“農薬・化学肥料の助けを借りない農業”を営む「喜助農園」

読者の方から情報提供がありました。

<情報>

六実駅より佐津間の交差点をまっすぐ、自衛隊へ向かう道の途中、右手にある『喜助農園』さん。
夏バテ気味な私に友人から農薬を使わずに作っている農家さんがあると紹介されました。スーバーにも卸しているようですが知りあいには直販もしてくれるとの事なのでさっそく訪ねて見ました。ツルムラサキ、空芯菜、モロヘイヤと青物野菜葉野菜をゲット!
畑も見せてもらいました。親から受け継いた農地を自分たちなりにこだわって生産している農園です。どの野菜を食べてもとてもおいしいです。作業所にはかわいい猫ちゃんがお出迎えしてくれます。是非とも取材、記事にしていただけたら幸いです

きよりんさん情報提供ありがとうございます。

皆さんも気になる&オススメのお店や街の疑問などありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!

情報提供フォームはこちら

というわけで鎌ケ谷市佐津間にある「喜助農園」さん。農園の取材は考えてみれば初めてかもしれないです。ちょっとワクワクしながら現地へ向かいました。

 

場所

情報にもあったように、六実駅から佐津間の交差点をまっすぐ。さつま幼稚園、自衛隊方面へ行く道の途中にあります。

佐津間交差点方面から

自衛隊方面から

右手に喜助農園の看板がありこっちがです(ここ以外にもあります)。左手には猫飛び出し注意の看板でこちらはお住まいとのこと。

農園の看板(*農園の文字が先日の台風で飛ばされてしまった)

農園入り口

看板にもある飼い猫の「みいちゃん」人懐こくてかわゆいです

 

農園のこと

4代目として農園を受け継いだ渋谷仁さん、浩美さん

喜助農園は現在4代目の渋谷仁さんと浩美さんが受け継いで農業をしています。

浩美さんのお父様が3代目、農園の名前は初代となる曽祖父渋谷喜助さんからとったものです。

仁さんは農業系の大学を出て園芸関係の会社に就職し、サラリーマンとして働いていました。浩美さんと結婚してからもサラリーマン生活は続きましたが、先代が高齢になったことを機に兼ねてから興味のあった農業を手伝うことに。

先代は農薬や化学肥料を使用した慣行農法で市場にも出荷していました。先代が亡くなり農地を引き継いだ仁さんと浩美さんは農薬や化学肥料に頼らない自然に則した農業を行うことを決意します。

ニームの木。虫よけ効果がある木で、この農業を始めたころ支援してくれた友人から贈られた喜助農園のシンボルツリー。

 

試行錯誤の連続

ほぼ独学で勉強し、実際に畑で実践していきますが、その道のりは決して平坦なものではなく苦難の連続だったと言います。

畑を見ると、土の部分が少ないのがわかる。

雑草がいたるところに生えている

農薬も化学肥料も使いません。畑にいる虫や雑草と呼ばれる草は、時には野菜が育つのを妨げます。しかしその虫や草の力をも借りて土を豊かにし野菜を育てる。森を手本とした土づくりをしています。

剪定した梨の木、コーヒーかす・茶殻、米糠・おから・籾殻、落ち葉など地域から出る有機物を土に混ぜて畑を作っていきます。

これは元来畑にいる菌を活性化させたり、梨の枝にいるキノコの菌を活かしたりして微生物が有機分解を起こすことで土に養分が加わり豊かな作物が育つというもの。

梨の枝、コーヒーかす・茶殻、糠・おから・籾殻

さらに光合成細菌を入れたりして菌を活性化させている

しかし土作りは1シーズンや2シーズンで出来るようなことではなく、長い年月をかけてじっくりと育んでいく根気のいる作業です。

始めてから数年は満足いく野菜が作れず、収穫量も決して多くはありませんでした。

 

循環と共生の農業

少し離れたところにある畑。鎌ケ谷で初めて認定された生産緑地で曽祖父が切り開いた畑だ。

失敗を重ね、くじけそうになることもありましたが、年を積み重ねて行くにつれて少しずつ土が育ち、作物も旺盛に育つようになってきました

すぐ隣は昔は畑だったが、今は住宅街になっている

地域から出る不要な有機物(梨の木や籾殻など)を土に返し、それが土を育て作物の恵みをもたらしてくれる。そしてその作物を購入してくれる人がいて農家として生計がたち、また作物を作る。

関わる全ての人がお互いにありがとうと言える

これこそがまさに渋谷さんの目指していた循環と共生の農業でした。

渋谷さんが立っているところは1m掘った畝。梨の木や落ち葉などが埋められている(現在土作り中の畑)

畑にはキノコも生えている。菌がいる証拠だ

雑草と共生している空芯菜

畑にはコオロギや虫がたくさんいました。雑草もたくさん生えていました。

コオロギは作物を食べてしまう害虫ですが、ネットを張って対策をします。雑草はある程度は除去しますが、ある程度は生かしてやがて枯れたら畑に返します。

虫には農薬、雑草には除草剤というのが、近代の農業技術の進歩で生産性を上げてきた農業の一つのやり方ですが、渋谷さんたちはあえてこの流れに逆行したアナログと言えるやり方をします。

「最初は本当に大変で、失敗を重ねて経験を積み、6年経ってやっと積み重ねてきた事が形になってきました。それでもまだまだ日々試行錯誤しながらの農業です。でもこの循環と共生の農業こそが自分たちの“生き方”なんだと思えるようになりました」と語る渋谷さんご夫妻。

農薬や化学肥料に頼らない農法を行なっている農家は決して多くないです。

でも少しでもこの農法に興味を持ってくれて、賛同してくれたり、一緒に盛り上げてくれるネットワークが広がっていけば嬉しいと話していました。*この農法に興味がある、手伝ってみたいという方は下記のメールアドレスへご連絡ください。

 

どこで買えるの?

取材時はちょうど“秋の味覚”が収穫の時期でした

収穫量は増えてきましたが、それでもまだ多くを流通されるまでには至っていないので、現状はお知り合いの方からの紹介や、一部のお店へのおまとめ配送などで販売を行っています。

今後は直販も少しずつ増やしていきたいそうなので、もしこの記事を読んで、喜助農園さんの野菜を食べてみたいという人は以下のメールアドレスへ直接お問い合わせください

kisukeno-en@wf6.so-net.ne.jp

 

 

 

喜助農園

住所/鎌ケ谷市中佐津間1-8-3

TEL/090-2427-3310

mail/kisukeno-en@wf6.so-net.ne.jp

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