“他人バーガー”って何?船橋のハンバーガー専門店「ゴールデンバーガー」
本町通り沿いを歩いていると視線を感じた私。
誰だ!
その正体はこちら
ハンバーガーおばけ?
ではなく、船橋のハンバーガー専門店の先駆的存在である「ゴールデンバーガー」の看板でした。
以前冊子の時に取材したことはあるのですが、残念ながら担当したのが私ではなかったので、今回改めて取材をさせていただくことにしました。
場所
本町通り沿い、「船橋駅南口入口」交差点にあるビルの2階にお店があります。
階段を登って2Fに店舗があります。
店内
木目調のアメリカンテイストの店内は、レジカウンターを囲むようにL字に窓側に席が配置されています。
ガラス張りになっているので光が入ってとても明るい雰囲気になっています。入り口側にカウンターが6席、奥にテーブル席が2卓あります。
入り口脇に等身大の「BB-8」がいたり、奥のテーブル席の壁面はスターウォーズのフィギュアが壁一面に飾られていてスターウォーズ好きは思わずニンマリしてしまうでしょう。
メニュー
メニューはこんな感じ。
ハンバーガーのメニューは16種類と豊富です。サイドメニューはポテトが2種類。ドリンクがとても豊富で樽生のクラフトビールや、世界のビール、カクテル、ウィスキー、焼酎、スピリッツにワインまで豊富に揃っています。夜はBURGER BARとして利用する人が多いそうです。
実食
今回メニューでとても気になった「他人バーガー」をいただくことに。
一見何が入っているのか全く想像がつきませんが、中身はセイジを効かせたラム肉のパティ、半熟目玉焼き、カリカリベーコン、トマト、レタス、自家製タルタルソースという構成です。
ハンバーガーといえばビーフパティですが、ラム肉のパティというのも珍しいですね。
このネーミングは、全て他人の世の中でも、色々な出会いが重なり世の中が存在するように、羊・鶏・豚・野菜、すべて違う素材だけど、すべての具材が合ったときにおいしさを醸し出してくれる、という意味だそう。
深い!
待つこと数分で「他人バーガー」がやってきました。*ランチセットは14:00まで、ポテトとドリンクがつきます。
バンズに焼印された目がとってもキュートです。
ベーコンがベロのようで、本当にハンバーガーのキャラクターに見えてきますね。
具材たっぷりで、かなり“かさ”があるので、食べるときは串を抜かないで半分くらい食べてから串を抜くのが綺麗に食べれるポイントです。
一口食べてみると
ラム肉パティがスパイシーでめちゃ美味しい!
ラム肉だから癖があるのかなと思いきや、全然臭みはなく、ラム肉の旨味が引き立っています。
そこに絶妙の焼き加減の半熟卵がタルタルソースと絡み合い、ベーコンの旨味とともに口の中で踊り出します!
これはまさに
他人同士が偶然出会い生まれた必然のグルーヴ!(とにかくすごい美味しい!ということが伝われば幸いです。)
お店のこと
お店のことをオーナーの中原さんに聞いてみました。
GOLDEN BURGER(ゴールデンバーガー)は2009年12月にオープンして今年で9年目になります。
中原さんは20代に前原のダイニングバーで働き、その後八幡のクラブでDJをしながら店で働き、30代で船橋のバー&カフェでお店の運営を任されて9年勤め、40歳になった時に「気づいたら40歳…残り何年働けるかわからない。だったら自分の好きなことをやってみよう!」と独立を決意しました。
ハンバーガーショップを選んだきっかけ
きっかけはその当時、マク●ナルドが赤字低迷から奇跡のV字回復で黒字になったニュースを見て「ハンバーガーって儲かるんだ!よしやってみよう」と思ったのがきっかけだったそうです。
深遠なるハンバーガー
ハンバーガーは単純な料理なので、ある程度のものはできるだろうと思っていましたが、いざ始めてみると一定水準のものを提供するのがとても難しいことに気がつきます。思っていたよりもはるかに奥が深く、その面白さに魅了されていったそうです。
「バンズも気温や湿度によって焼き上がりが変わりますし、パティも“こね方”や脂の配合などで全然別物になります。肉自体の質も常に変わりますし、野菜も時期によって全然違う。だから毎日同じことやってるとダメなんですよ。常に素材の状態に合わせて色々考えてやらないとベストなものができないんですよね。そこがハンバーガーの奥深さだと思います」と語る中原さん。
常に一定水準以上のものを提供する努力を惜しまない、そんな中でも素材がベストな時にできる「奇跡の1個」があるという。なるべくその「奇跡の1個」を出せるよう仕入れや仕込みに全力を注いでいるのだと言う。
でも私が食べた「他人バーガー」は本当に美味しかったので“奇跡の1個”だったと思います。
キャラクターのこと
ところで気になっていたのが看板のキャラクター。バンズにもキャラの「目」の焼印がしてありましたがこのキャラの名前は「ゴールデンボーイ」と言うそうです。
中原さん自ら考えたキャラで、ショップカードには他にも色々なキャラクターが描かれていてなんと「軍人将棋」のように遊ぶことができます。
また「ゴールデンボーイ」のストーリーは、お店のレジ上にある黒板に漫画で連載中で現在「episode.2」だそうです。
これは気がつかなかった人も多いのでは?
DJイベントも開催中
中原さんはクラブで働いていたこともあり、Vinylは5000枚以上保有しており、DJ.NUTSとしても活動しています。
今も月に一回お店でDJイベントをやっています。
「クラブやディスコが減った今、若い人に音楽を浴びてリズムに身を委ねる場所を提供したいんです」と言う。
開店当時から初めて今年で9年目になるイベント、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか?
中原さんの明るい人柄とユニークな発想が満載の「とても楽しくて美味しいハンバーガーショップ」でした。
また行ったことがない人も是非一度食べに行ってみてください!
きっと“奇跡の1個”に出会えますよ。
GOLDEN BURGER(ゴールデンバーガー)
住所/船橋市本町1-13-14 Y.K.ビル2F
TEL/047-498-9169
営業時間/[火~金] ランチ11:30〜14:00 (L.O 13:30) ディナー 18:00~23:00 (L.O 22:30) ※休憩14:00〜18:00
[土・日・祝] ランチ11:30〜14:00 カフェ 14:00〜15:00 ディナー 18:00〜23:00 (L.O 22:00) ※休憩15:00~18:00
定休日/月曜 ※月曜が祝日の場合、翌火曜休み
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