確かな技術と新たな感性で歴史を紡ぐ。大穴で43年の銘店「寿し幸」
読者の方から情報提供がありました。
<情報>
いつも楽しく見ています。船橋市大穴にあるお寿司屋さん「寿し幸」をオススメします。お寿司の味はもちろんですが、盛り付ける器のセンスが良くとてもこだわりを感じます。
情報提供ありがとうございます。
皆さんも気になる&オススメのお店や、街の疑問などありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!
大穴には行く機会も少ないので情報助かります。早速取材をさせていただきました。
場所
滝不動駅から大穴方面へまっすぐ徒歩15分ほど。大穴小学校の正門側にあります。
お店は結構大きくて風格のある佇まいです。
店内
店内はカウンター6席、テーブル6席、お座敷16席で、清潔でとても洗練された雰囲気。2階は最大50人まで宴会可能です。
メニュー
メニューはこんな感じ。並にぎり1000円(税抜)〜とお値段が良心的。丼、ちらし、お刺身、天ぷらなど基本的なものから、旬なネタを使用した本日のオススメまで幅広く揃っています。普段使いから、お祝い、各種宴会まで幅広いシーンで使えそうですね。
お酒も日本酒は各地の地酒が揃っていて、他に自家製の果実酒なども充実しています。
実食
おまかせで握りをいただくことに。
やっぱり寿司は職人さんの華麗な手さばきを見ながら食べるのがいいですよね。
情報提供にも書いてあったのですが、器と盛り付けのセンスが素晴らしいですね。
骨董品集めが趣味という店主の高梨さん、料理に合う食器を求めて全国へ買いに出かけるのだとか。
では早速いただきます!
うは〜・・・久々に美味しい寿司食べた(涙)
マグロは天然の本鮪、しっかり熟成され旨味がよく出ています。白身のヒラメ、カンパチもとても美味しい。あと個人的にサーモンや海老などのいわゆる一般的なネタもワンランク上の美味しさだったことに一番びっくりしました。
またこの日の握りはちょうど出前の注文が入っていたこともあり、出前サイズで握ってくれました。
寿し幸さんでは出前のにぎりは、昔からお店で出す握りよりも“若干大きめ”に握るそうで、1個のボリュームがあります。でも決して大きすぎず絶妙なバランスです。
近くにあったら絶対出前ヘビロテしてしまいますね。
お店のこと
店主の高梨さんにお話を伺いました。
寿し幸は昭和50年にオープンし今年で43年になります。
お父さんの高梨幸男さんがこの地でお店をはじめました。友宏さんは高校を卒業してから銀座の寿司屋で修行した後、お店を手伝います。
寿し幸では以前から、七五三や結納など慶事、法事、各種宴会をやっていて宴会料理は出していました。
寿司をしっかり学んだ友宏さんは、宴会料理の質をさらに高めようと考え、京都の料理屋へ再び勉強に出ます。
そこで京都ならではの食材を使った料理、また盛付けや、器の使い方、果ては店のしつらえというものを学びました。
「京都では日本人としての感覚を改めて学びました。小さなお店でも坪庭がきちんと作られていたり、一般家庭でさえ敷石が綺麗に敷かれていたりしているんです。料理に関わる器や盛付けというものはもちろんですが、お店の佇まい、しつらえという部分が歴史の厚みを感じましたね。」と語る友宏さん。
確かに店内には余計なものが少なく、入った時にとても洗練された印象を受けました。そして器や盛り付けの美しさ は友宏さんが京都で学んできたことが生かされているのですね。
2代目として10年前にお店を引き継いだ友宏さん、現在幸男さんと2人でお店を切り盛りしています。
大穴で43年の歴史を誇るお寿司屋さんは、2代目の新たな感性が加わり、これから先も歴史が紡がれていきます。
まだ行ったことがない人は是非一度食べに行ってみてはいかがでしょうか?
お近くの方は出前もオススメですよ。
寿司・割烹 寿し幸
住所/船橋市大穴南 2-40-16
TEL/047-462-2884
営業時間/11:30~14:00 (L.O.13:30) 17:00~22:00 (L.O.21:30)
定休日/火曜
備考/P8台
↓地図はこちら
【周辺の人気記事】
■数々の銘店で修行したシェフが作る本格フレンチをカジュアルに「ビストロ マロン」@高根公団
■「ここに工務店あるの気づいてます?」というのぼり旗に気づいた私は、押見工務店に色々話を聞いてみることにした訳で