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2018-09-08

【閉店】数々の銘店で修行したシェフが作る本格フレンチをカジュアルに「ビストロ マロン」@高根公団

追記:この店舗は2019年3月31日に閉店しました

先日取材したお店の方から「高根公団駅前に、美味しいフレンチがお手頃な価格で食べられるお店があります。シェフはジョエル・ロブションやフランスの有名店でも修行した人なので味は確かですよ」との情報をいただきました。

へえ〜高根公団にそんなお店があったんですね

フランス料理に疎い私でも、ジョエル・ロブションは知ってます。しかもフランスでも修行したとなればさぞ美味しいんだろうなあ〜。と言うわけで取材をさせていただくことに。

お店の名前は「ビストロ マロン」です。

 

場所

高根公団駅の南口を出てすぐ。高根木戸方面の線路沿いにあります。大きなフランス国旗と緑のオーニングが目印です。

高根公団駅側から

高根木戸方面から。ラーメン寺子屋伍陣の右隣

「ビストロ マロン」外観

 

店内

店内は木をふんだんに使ったウッド調の落ち着いた雰囲気で、テーブル14席、カウンター5席というレイアウトになっています。

店内(入り口側から)

店内(奥から)

カウンター席

 

メニュー(*取材時のものです)

ランチメニューはこんな感じ。フレンチミニコースは前菜、メインが日替わりで各3種の中から選べます。他にデザート、パン、コーヒーor紅茶がついて2000円〜

ランチメニュー1

ランチメニュー2

フレンチミニコースの前菜とメインはこんな感じで選べます(*取材時のものです)。

ディナーメニューは、アラカルトが380円〜、コースは3500円〜と言う感じ。黒板のオススメメニューはその日の仕入れによって変わります。

ディナーメニュー

ディナーアラカルト(日替わり)

全体的にこのお値段で本格的なフレンチが食べれるのであれば決して高くはない、むしろリーズナブルだと思います。

ドリンクメニューはこんな感じ。ワインはフランスを中心に50〜60種と豊富に揃っています。グラスワインは700円〜、ボトルは2800円〜という感じ。他にもビールやウィスキー、ノンアルドリンクなどが有ります。

 

 

ランチミニコース実食

この日はランチミニコースをいただくことにしました。

ランチミニコース

内容を一つづつ解説していきます。

前菜船橋人参の冷製スープ

船橋にんじんの冷製スープ

冷製スープアップ

人参の甘みが感じられてとってもクリーミー

船橋産のブランド野菜「船橋にんじん」を使った冷静スープで、ベースとなるブイヨンに船橋にんじんと野菜を加えて牛乳と生クリームでまとめた冷たいスープです。

 

メイン千葉県産古白鶏のロースト

古白鶏のロースト

古白鶏のローストアップ

鶏肉がとても柔らかくジューシーで絶妙なロースト加減

千葉県産の古白鶏と季節の野菜をシンプルにローストしたもの。鶏肉本来の旨味もさることながら、火加減が絶妙で、皮目はカリッと、中はふわっと柔らかくジューシーに焼きあがっていてとても美味しいです。

 

デザート自家製カスタードプリン〜バニラアイス添え〜

自家製カスタードプリン〜バニラアイス添え〜とコーヒー

プリンアップ

カスタードとカラメルの濃厚な旨味がありながら後味スッキリ

自家製の手作りプリンはお店の名物でとても人気があるそうです。プリン好きの私からしても、このプリン半端じゃないです。すごく美味しくてお持帰りがあるのか聞いてしまったほどです(持帰りはありませんでした)。

コーヒーも千葉にある「さかもとこーひー」の自家焙煎豆を使っていてとっても香り豊かで美味しかったです。

 

お店のこと

オーナーシェフの栗原さんにお話を伺いました。

オーナーシェフの栗原正登さん

ビストロマロンは2016年6月にオープンして2年が経ちました。

栗原さんは福島県の出身で、高校を卒業後、大阪あべの辻調理師専門学校へ。卒業後に日本橋「たいめいけん」で洋食の修行をし、その後フレンチの世界へ。

五反田の「フリコトー」恵比寿の「ジョエル・ロブション」で働きフランスへ。パリの有名ビストロや三ツ星レストランなどで2年半修行しました。帰国後も都内の有名店で働き、2016年にお店をオープンすることに。

高校を卒業してから料理一筋の栗原さん。いつ頃から料理人になろうと思ったのか聞いてみると

「小学生の時に毎日母親の料理の手伝いをしていました。自分が作った料理を食べて美味しいと言われるのが本当に嬉しくて、もうその時から将来は料理人になろうと決めていました。」とのこと!

小学生で将来を決めていたとはビックリすると同時に、羨ましくもありますね。

数々の有名店で働いて来た経歴については

「本物が好きなんです。だからトップの世界を見たいと思って、調理師学校も一番有名なところ、洋食もフレンチも銘店と言われるお店で働き、本場フランスへも渡りました。色々なお店で学んで来た経験は大きかったなと思います。辛いこともありましたが、やっぱり料理が好きなので楽しかったですね。」と言う栗原さん、ちなみに趣味はスポーツ観戦で、これもトップレベルのアスリートたちが魅せる本物のパフォーマンスが見れるからなんだそうです。

 

高根公団のこの場所は、以前Zuccaと言うイタリアンレストランがありました。そのオーナーが佐倉へお店を移転する事になり、知り合いだった栗原さんに跡地を引き継いでお店を出さないかと打診があり引き受けてお店をオープンする事にしました。

「都内に行かなくても本格的なフレンチを地域の人に楽しんでほしいと思いこの場所でオープンする事に決めました。ランチは2000円できちんとしたコースを楽しんでいただけるように。夜も3500円からコースをやっているので値段的にはカジュアルに使っていただけると思います。おかげさまで地域の皆様をはじめ新京成沿線にお住まいの方からも利用していただいています。」と語る栗原さん。

小学生で料理人になると決め、数々の銘店で本物の技を見てきた栗原さんの作り出す料理は、やはり一味も二味も違いました。でも決して気取らないカジュアルさは、“料理が好きだ”という栗原さんの純粋な気持ちからきているのだなと感じました。

まだ食べたことがない人、気になっていた人は是非一度お店に行ってみてはいかがでしょうか?

 

ビストロ マロン

住所/船橋市高根台7-15-9

TEL/047-468-6158

営業時間/ランチ11:30〜14:30(LO.13:30) ディナー18:00〜22:00(LO.21:00)

定休日/月曜日、第3・第5火曜日、毎週火曜日のランチタイム

備考/駐車場無し(近隣にコインパーキング有)、完全禁煙

Facebookページ → https://www.facebook.com/BistroMarron2016/

↓地図はこちら

 

 

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