塚田駅にオープンした「麺屋もりの」で努力と絆が叶えた夢の独立ラーメンをいただく
イチバは今、東武野田線の塚田駅にいます。えぇ、いつもの白いTシャツを着て・・・。以前「イチバに声掛けたらステッカープレゼント」とか言いながら、一番期待しているのが本人なのに・・・誰も声かけてくれない・・・
自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。
イヨリ編集長が「塚田に新店出来たらしいから、取材に・・」と言っていたので来てみました。
場所
東武野田線「塚田駅」西口を降りて、目の前の商店街の通りを右側に進むとお店があります。そう言えば、この辺は商店街なのに飲食店が多くない印象があります。待望の飲食店の新店ですね。
新店と言うこと情報が少ないのですが、県内の有名店などで修業した注目店らしいです。
赤を基調とした外観に開店してすぐと言うことで、まだ花輪などが飾ってあります。その送り主の名前などを見てみると・・。
「イヨリさん・・このお店はまさか」と、大胸筋を膨らませて興奮するイチバ。「とにかくお店に入りましょう」とイヨリ編集長。
店内で会った店主
店内はテーブル2人×3席・カウンター4席の合計10席ですね。
あっ!!!!!!!!
髭は剃って雰囲気は変わっていましたが、「鶏らぁめん たけなか(レポ16参照)」の店長をされていた森野さん!
聞くとこちらで6月21日にお店をオープンしたそうです。
そう言えば以前取材した時に独立したいって言ってましたね。夢を叶えたんだなぁ~と、しみじみしながら腹を鳴らすイチバは早速・・券売機に向かいます。
ラインナップはメインに「豚骨ガッツリ醤油」で豚入りかどうか、それに麺量で分けてありますね。左下には素ラーメンである「あっさり醤油ラーメン」が置かれています。
編集長のOKも出たので今回は2種類のラーメンをいただきマッスル。
すでに「たけなか」で確かな腕を見ている森野さんのお店だけに、期待しまくりマッスルですね。
調理① ~あっさり醤油ラーメン~
まずは「あっさり醤油ラーメン」の調理を見学させて頂きました。
スープは昆布をメインに、ほんのり節系を入れた超シンプルですね。外観のカラーと同じ赤い丼にカエシを入れます。
スープを丼に入れて、茹で上がった麺を慣れた手つきで湯切りします。その動きは新店の店主とは思えない滑らかさですね。
実食① ~あっさり醤油ラーメン~
「具が入っていないラーメン・・それに出汁も昆布だけ(節系ほんのりだけど)。これが旨いのか・・・?」いやいや、森野さんの腕を信じよう!
スープは一口目に超がつく熱々とオイリーな旨味を感じます。醤油と昆布の「和」テイストな旨味が口の中に広がります。
所謂、濃厚な出汁感でなく余分な物をそぎ落とした綺麗な旨味が体中に浸透する感覚になります。これには本当にビックリです。
麺は大成食品製の中細ストレートで、「たけなか」と同じ物を使っているそうです。この麺がスープの方向性にマッチしていて、しっかりと馴染んでいます。どこか懐かしいけど、新しさも感じますね。
具がないと言うことが全く気にならず、リズムよく麺がスープがスルスルと口に入ります。
森野さんの経験値の高さが生んだシンプルを敷きつめた1杯です。ある意味、ラーメンと言うものの深さを考えさせられました。
調理② ~豚骨がっつり醤油ラーメン~
続いて、「豚骨がっつり醤油ラーメン」の調理を見学しました。
小鍋の中のスープは透明度がなくパワフルな色合いですね。10時間かけて作ると言うスープは動物系の旨味が効いてそうです。
茹でたモヤシと極太麺を用意します。こ、これはまさか・・・あのスタイルでしょうか??
「ニンニク入れますか???」
キターーーーーーーーーーーーーーーーー!
「と、言っても所謂G系(※レポ11すけがわ参照)でなくオリジナルですけどね。このラーメンが作った中で一番しっくりきたんです。」と森野さん。
今回のイチバのコールはG系風に言うと「ヤサイアブラマシニンニクスコシネギ」と言った感じでしょうか??(分かり辛い)
実食② ~豚骨がっつり醤油ラーメン~
さて、G系に似たオリジナルなラーメン。森野さんの渾身の1杯にイチバも気合を入れて挑みます。
スープは豚骨一本でとったストレートな醤油豚骨系ですね。G系と言うより良質な家系に近い性質です。マイルド×パンチのスープは丸みのあるパワフルなスープです。ニンニクが溶けても軸がブレない辺りはスープの地力の強さが感じられます。正直、かなり旨いですね。
麺は、やはり大成食品製の特注極太平打ちですね。オーション効いているG系御用達の物で、モチゴワ感が強く出た野性味ある物です。「すする」と言うより「頬張る」と言うイメージで、スープも麺もドカンとパワフルで太いイメージです。
ここまでで、G系というより「家系とG系のハイブリッド」と言いたくなる仕上がりです。有りそうでなかったスタイルです。
森野さん曰く「僕自身G系が好きでよく食べに行くんですけど、一度食べるとグッと来て、次に食べたくなるまでしばらく期間が空くんですよね。そこをもう少し定期的に食べれるような仕上がりを目指しました」とのこと。なるほど納得です。
具はモヤシと厚めのバラロールチャーシューで、バラロールとしては肉の繊維がしっかりと感じるものです。1枚でも十分に満足感があります。
特筆すべきはアブラですね。かなり濃い味がしみ込んだゼラチン状のアブラは、チャーシューにも匹敵する名役者ですね。
隣いにるイヨリ編集長曰く「このアブラでライスいけますね。まさにアブライス!」
・・・ちょっと何言ってるかわからないのでほっときましょう。
「このアブラ極上ですね!!まだまだ食べられそうです。」と言うと・・・
「よかったらアブラの追加もどうぞ!!!」
やはり森野さん・・・変わらない優しさだ(泣)
お店のこと
もともとラーメン屋を目指していた森野さん。友人である竹中さんに背中を押されてラーメン業界に入り、竹中さんのお店「鶏らぁめん たけなか(※森野さんのエピソードは→レポ16たけなか参照)」を手伝っていました。
「実は3月31日付けで”たけなか”の店長を降りたんですよ。開業する場所を探しながら”たけなか”の手伝いをして、味も試行錯誤していました。」
でも、何故塚田駅に??
「実はこの辺が地元なんです。独立して店やるなら地元でやりたいと思っていたら、たまたまこの物件が空いていてオープンできました。看板の字も同級生が書いてくれたんです。」
なるほど塚田は地元だったんですね。編集長曰く、塚田駅周辺にはあまり飲食店がないから読者からの問い合わせも多いという。付近の方々からすれば待望の飲食店ですね。
オープンまでの期間が短くて大変ではなかったか聞いてみると
「それはたけなかで仕込みからオペレーションまで色々やらせて貰っていたので、やるべき事が分かり安心できました。独立にあたって竹中さんは”やってみな”って背中を押してくれました。オープンしてそれまで働いていた修行先を含め色々な人から花が届いたのを見た時にグッときて泣きそうになりましたね。」
ラーメンを志す時、そして独立の一歩を踏み出す時・・・幼馴染の竹中さんが背中を押してくれたのですね。また多くの人が応援するのは森野さんの人柄なのだとイチバは思いました。
最後にこの先の展望を聞いてみると
「ラーメンを食べに行くのではなく“もりの”を食べに行きたいって思われるようになりたいです。まずはメインの豚骨ガッツリ醤油を基本に、落ち着いて来たら淡麗系も出そうと考えています。」と語ってくれました。
「麺屋 もりの」オープンおめでとうございます!!森野さんの多彩な引き出しの多さとセンス、何より気合いを感じる1杯・・・・ご馳走様でした!!
マッスルコメント
森野さんと竹中さんの友情を見て・・友情マッスル!!(友情出演:マッスル校長先生こと元鎌ヶ谷市立中部小学校校長 関氏:左)
麺屋 もりの
住所/船橋市前貝塚町565-13
TEL/非公開
営業時間/11:00~14:00 17:00~21:00
定休日/水曜
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