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2019-05-25

実籾駅の「らーめん柊」で食べる魅惑の魚介らーめんと極上チャーシュー!

そろそろ「マッスルラーメンレポTシャツ」パチ物が街中に出回るんじゃないかと思う今日この頃、いかがお過ごしですか?

自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。

 

記念すべき第30回は、そんな街中の市場調査も兼ねて実籾駅を降り、折角なのでと昨年オープンした話題のお店「らーめん 柊」に来てみました。

 

場所

京成電鉄の実籾駅。線路を交差するようにメインストリート県道57号線が延びる

京成電鉄本線の実籾駅から県道57号線をグーンと習志野方向に歩くと左手に京葉銀行実籾支店が見えます。

その先の十字路を右折したすぐ右手にあります。商店街をキョロキョロしているとすぐですね。

県道57号線を曲がるとすぐ右手にお店がある。

 

NO!飲酒!

黒を基調としたお店で「和」の雰囲気を感じる。

お店の外観は黒をベースに「和」の雰囲気です。

ラーメンだけでなく「ビール」の看板もあるので「飲んで」「食べて」「W完」出来そうなお店ですね。

「とりあえずビール飲みましょう!」とはしゃぐも、すぐさま止められるイチバ

ショボーンとしながらも切り替えてラーメンにワクワクするイチバ。

 

店内・メニュー

店内はアンダーな照明で落ち着ける雰囲気です。座敷席4席×2・テーブル4席・2席・カウンター5席の合計19席です。

店内も黒を基調として、お洒落だ。やはりお酒も飲めるお店なのか??

席に着くと、やはりお酒系のメニューが多い。「飲んで」「食べれる」お店なのだ。

ラーメンのメニューは店名のついた「柊(醤油)」「味噌」がメインになります。それに、限定が入るそうですね。

定番メニューは柊(醤油)か味噌か・・・

メニューを見ていて、やはり店名を冠した「柊らーめん」を注文しようと考えましたが・・・

「イヨリさん!ビールは我慢するから特製(全部のせ)で!」

今回は30回記念(無理やり)と言うこともあって「特製柊らーめん」がOK出ました(勝利!)

 

調理

店主の村上さんにお願いして、調理風景を見せて頂きました。

まずは分厚いバラチャーシューを炭火で炙ります。厨房内には肉が炭火で焼ける香ばしい香りが漂います。まさに空腹を刺激する最強のアロマです。

分厚いバラチャーシューを炭火で炙る・・この時点でこだわりを感じる。

寸胴には旨みがギュッと詰まった様な色のスープが入ります。このスープを小鍋で温めます。

寸胴を覗くと、半濁の甘み成分が詰まったスープが・・・・・。

ちなみにスープは魚介系は鯖・鰹・鰯を節で、さらにホンビノスも使います。鶏・ゲンコツ・昆布・野菜も入る、かなりの手間がかかった物です。

「スープの灰汁抜きをしっかりと行います」と言われ、かなり神経を使っているのが伝わってきます。

夫婦で連携をとる村上夫妻。スープもチャーシューも目が離せない。

茶色いスープからは、節系の強い香りが漂い、日本人として生まれたDNAを刺激されます。

スープからはすでに節系の強い香りが漂う・・すでにレベルの高い1杯だと分かる瞬間。

「てぼ」を使った力強い湯切り。慣れた動きから、経験値の高さを感じる。

麺を入れて完成!遠めでも分かる「和」の色を出したラーメンだ!

 

実食

これが「特製柊らーめん」だ!!黒みがかったスープが特徴。

着丼すると、その完成度の高いビジュアルに驚きます。分厚いチャーシューの炙られた焦げ目に食欲が沸きます。

イヨリさん!このスープとチャーシューはヤバイですよ絶対!

スープは節系がガツンと効いた予想通りの「和」の色が濃いもので、上品な仕上がりですね。

動物系は弱めで、鰹と鯖節が強いのが特徴です。所謂、煮干系とは違うアプローチでの魚介系で、切れ味のあるスープです。

節系が効いた切れ味のあるスープ。ガツンではないが、旨みは強い。

は今や全国的に知名度のある「浅草開花楼」中程度の太さで、ややウェーブがかったものです。昨今で言うと、やや柔らかめの茹で加減に感じましたが、スープの粘度がない分、馴染みやすくなっているのは良いですね。 「すする」と言う食感が、ノスタルジックな「中華そば」の様な雰囲気を出しているのでスープのコンセプトに合っています。

ややウェーブがかった麺はスープに馴染む。

味玉小松菜・海苔・柚子・・・それに、炙りチャーシューです。どれもスープ・麺の世界観を崩さない考えられたチョイスで、センスの高さを感じさせますね。

味玉。箸で持つと崩れそうな柔らかさだ!

特筆すべきは分厚い炙りチャーシューです。このチャーシューは首都圏最強クラスですね!

極極極上の炙りチャーシュー・・味は・・最強!!

チャーシューを嚙んで口の中に入れると、肉の脂の焦げた香ばしい甘みがジュワワワワ~と、広がります。その旨みにイチバも思わず口を押さえてしまいます。

まさに魅惑の「悪魔のチャーシュー」・・・旨過ぎる・・。

ちなみにイヨリ編集長はチャーシューのうまさに悶絶し、「このチャーシューお土産で持って帰れますか?」と店長に確認していました。ちなみにお持ち帰りOKです。

汁完!!麺もスープもチャーシューも極上!完成度の高い1杯でした!

 

お店のこと

「チャーシューでビールを飲もう」と編集長と危うく意気投合してしまいそうでしたが、冷静なイチバは我に返り店主の村上さんにお話をお伺いしました。

経験値の高さを伺わせる1杯を出す村上さん・・・どんな経歴の持ち主なのか??

村上さんは大学へ進学し、社会福祉士を目指していたそうです。しかし勉強していく中で、自分にはあっていないなと感じていました。そんな時に知人のツテでラーメン屋を開く人がいるから手伝ってくれないかと声がかかりラーメン屋の道へ進むことに。そのお店の名前は「漁だし亭」です。

「漁だし亭」と言えば・・レポ14.魚骨らーめん鈴木さんの店主鈴木さんと同じお店ですね。

あの極上チャーシューは「漁だし亭」つまり「かっぱ(現・だんちょーてー)」の流れを汲んでいたのですね。

「その頃、鈴木さんはダイニングの料理長をやっていました。その鈴木さんがラーメン屋の修行を経てお店のらーめん業態の味を作ったのです。僕は2~3ヶ月経ってから2号店の錦糸町店が出来る時にオープニングスタッフとして入りました。船橋店にも半年いましたね。」

「漁だし亭」でらーめんを学んだ村上さん。そして・・。

「その後は2~3年ドライバーをやっていましたが、漁だし亭のご縁で鈴木さんから声がかかって、魚骨ラーメン鈴木さんを6年ほど手伝いました。」

そして2018年11月に「らーめん柊」をオープンします。

「漁だし亭」の縁でラーメン業界に入った村上さんはついに独立

オープンするにあたり場所は色々探していましたが、ここが元々「赤鬼(酒々井に移転)」と言う老舗のラーメン屋だったこともあり決めたそうです。

それにしてもオープン半年(取材時)でここまでレベルの高いラーメンを作るのは凄いですねと言うと

「この半年は大変でした。最初は“かっぱ(現だんちょーてー)”の味でやろうかと思っていたのですが、この辺でやるには節系の優しい味の方が良いのかなと思い直して、結構試行錯誤しましたね。やっとこの味に落ち着いたんですが、今も少しづつ改良はしているので日々研究しています」

大変だったと笑顔で話す村上さん。ひたむきにラーメンと向き合う努力家だ

 

柊とセナの花

最後に店名の由来についてお伺いしました。

店名のロゴにはある想いが

「僕には2人の子供がいて、ゆくゆくは一緒に働きたいなと思って息子の名前からとってにしました。でもそれだと娘が寂しがるかなと思って・・・だから柊の横に娘の名前であるセナの花をマークで入れました。」

頑張れお父さん!と応援したくなる心温まるエピソードでした。

村上さん、極上の1杯旨かったです!今度はチャーシューつまみにビール飲みに行きます!

 

マッスルコメント

極上チャーシューと村上さんの優しさを見て・・マッスルジャーク!

 

らーめん 柊

住所/習志野市実籾4-5-14

TEL/047-411-6645

営業時間/月曜 11:30~15:00

水曜~土曜 11:30~15:00 18:00~23:00(LO)

日曜・祝日 11:30~15:00 18:00~21:00(LO)

定休日/火曜

↓地図はこちら

 

過去のマッスルラーメンレポ記事はこちら

 

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