日本酒とイタリアンのマリアージュ!?北習志野の「ピッコラトラットリア アニュ」に行ってきた
先日取材したお店の方から「北習志野にすごく美味しいイタリアンのお店があって、ワインはもちろんですが日本酒ともよく合う料理を出してくれるんですよ」との情報をいただきました。
日本酒とイタリアン!?
でもイタリアンは日本人の舌に合う料理だと言うし、結構アリかもしれない。というわけで取材をさせていただくことに。
お店の名前は「ピッコラトラットリア アニュ」と言います。
場所
北習志野駅を降りてすぐの、アーケード商店街「JUJUきたなら」を進み、ジェッツ北習整骨院を左に曲がり1つ目の信号の角、船橋市役所習志野台出張所の向かいにあります。
店内
店内はテーブルが3卓12席、カウンターが4席の合計16席で、木目調の落ち着いたおしゃれな感じの雰囲気になっています。
メニュー
メニューは日替わりになっていて、その日に仕入れる素材によって変わります。
取材した日のメニューはこんな感じでした。
ワインリストがないのは、常時仕入れるワインが変わるためです。
自然派のワインを中心に豊富に用意してあるので、料理や好み予算に応じてご案内しているそうです。
実食
この日は「山田農場のズッキーニ ストゥファート(蒸し煮)」と「自家製タラッリ」をいただきました。
ズッキーニめちゃ美味い!
オリーブオイルとバジルの風味がズッキーニのみずみずしさを引き立てています。
タラッリはサクサクっとスナック感覚で食べれる堅焼きのパンで、中にハーブが入っていてワインのあてに最高です。
ワインはトスカーナ地方のキャンティクラシコをいただきました。
そ・し・て 日本酒を!
日本酒は島根県の地酒「十字旭日」が作る、島根の酒米「佐香錦」で作った純米吟醸酒をお燗でいただきます。
基本的にお店で揃えているのは純米酒で“お燗”して飲むのをお勧めしているそうです。今は冷酒がブームですが、実は燗酒は奥が深いんですよね。
飲み口はとても優しくて、ふわっとフルーティーな香りが広がります。
ズッキーニの素材の味を邪魔しないで、むしろ引き立ててくれるようなお酒です。
これは、合う!
まさに日本酒とイタリアンのマリアージュですね〜
お店のこと
お店のことをオーナーの中川さんに聞いてみました。
ピッコラトラットリア アニュは2010年8月にオープンして、今年で8年目になります。
中川さんはお母さんがカイロプラクティクの先生をしていて、ご自身もメルボルンの大学に行ってカイロプラクティクを学んでいました。
もともと料理が大好きだった中川さんは、この先の自分の仕事を考えたときに、やっぱり飲食の仕事がしたいと思い学校を辞めて料理の道に入りました。
和食、イタリアン、生パスタのお店などで働き、念願だった自分のお店を持つことになりました。
今の場所はもともとお母さんがカイロプラクティクをしていたところで、一人で飲食店を始めるには表通りから1本裏のこの立地が最適だったと言います。
仕込みから調理まですべて一人でこなす中川さん。
食材は主に船橋市場や、船橋市の有機農家「山田農場」、能登の漁港などからも仕入れるそうで、旬の食材をどう調理して美味しく提供できるか?レシピを考えるのが楽しくて仕方ないと言う。
パスタも“生パスタ”にこだわり、粉から手打ちで作るそうで、一度食べるとファンになる人も多いそう。
日本酒との出会いを聞いてみると
「私自身、もともと日本酒が得意ではなかったのですが、お客様の紹介で“酒のはしもと”さんと出会って日本酒の、特に燗酒の奥深さにはまりました。日本酒の懐の広さを、自分の得意なイタリアンと合わせることで、もっと多くの人に知ってほしいですね。」と語る中川さん。
この料理にはこの日本酒と言うように、一品一酒のコース仕立てで提供する日本酒と料理のマリアージュを楽しむイベントも定期的に開いているそうですよ。告知はFacebookページでするそうなので、チェックしてみてください。
酒蔵が減り続けている日本酒業界ですが、こうして料理人の目線から新しい取り組みが増えていくといいですね。
まだ行ったことがない人は、是非一度食べに行ってみてはいかがでしょうか?
ピッコラトラットリア アニュ
住所/船橋市習志野台2-49-12-102
TEL/047-469-5700
営業時間/18:00〜23:00(LO.22:00)
定休日/日曜、月曜
Facebookページ → https://www.facebook.com/welcome.anu/
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