船橋市運動公園そば、創業24年の「もんじゃ月島」でとろける口溶けのお好み焼きに舌鼓!
読者の方から情報提供がありました。
<情報>
木下街道の馬込沢十字路に出ている看板で「月島」というもんじゃお好み焼きのお店が気になります。レポお願いします。
ハギさん情報提供ありがとうございます。
皆さんも新店、閉店、気になるお店、オススメのお店、街の疑問などなどありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!
↑馬込十字路のこの看板、私も気になっていたんですよ。
というわけで取材させていただきました。
場所
船橋市運動公園のそば、リンガーハット・ミニストップの隣にあります。並びにはラーメン屋、定食屋、ステーキ屋など4店舗が集まっています。
店内
縁日のお祭りをイメージしたという店内はどこか懐かしく情緒的な雰囲気。お座敷が9卓、テーブル4卓で席数は60席ととても広々とした空間が広がります。
お客さんでいっぱいになると本当にお祭りのような雰囲気になるんだそうです。
そういえば入り口に赤い鳥居があったのを思い出し、縁日というコンセプトに合点がいきました。
でもお祭りのイメージに寄りすぎているわけでもなく、洗練されたイメージを受けるのは何故でしょう?
「多分、壁にメニューを貼ってないからじゃないですかね」と店長の永山さん。
「よく髪の短冊メニューを貼っているお店って多いと思うんですけど、やっぱりこの業態だとどうしても煙で汚れるんですよね。だからあえて貼っていないんです。」
唯一あったのがこの木製の短冊メニュー。オープン時に知り合いにいただいたものだそうです。これはもはやオブジェとして成立してますよね。
メニュー
というわけでメニューは各テーブルに置いてありました。
フードメニューはこんな感じ。もんじゃ、お好み焼きだけで60種以上、他に鉄板焼き、焼きそば・うどん、サラダ、おつまみなど全部で100種以上の豊富なメニュー構成。
ドリンクメニューはこんな感じ。ビール、ハイボール、サワー、カクテルなど一通り揃っています。
とろけるお好み焼き?
オススメを聞くと、もんじゃもお好み焼きもだいたい同じくらいの割合で出るということでやはりビジュアルの良いお好み焼きをチョイスしました。
店長オススメの「和牛スジ天」をいただきます。
特別に店長に焼いていただきました。
混ぜ方のコツを聞くと、「うちの生地はすでに相当混ぜているのであとは具材とまとめる感じでさっと混ぜてもらえれば大丈夫です」とのこと。焼き方はだいたい片面6分づつくらいでOK。
一つ珍しいなと思ったのは生地をひっくり返す前に鰹節を乗っけたこと。通常あとのせが多いですが、先にのせてひっくり返した方が生地と馴染むのでオススメだそうです。鰹節好きの人はさらに最後に乗せる形で!
生地の口溶けが滑らかでとろけていく〜!
いやちょっとコレは衝撃的でした。とっても滑らかで口溶けが良い生地で、初めての食感でした。
そこに水を使わず5時間煮込まれた和牛スジの旨味!鮮度管理を徹底した新鮮なキャベツのシャキシャキ感が追い討ちをかけてきます。一つ一つの具材のレベルも相当高いのがわかります。
もう一つはこのソース。大阪から取り寄せているどろソースは甘さは控えめで塩味の強いタイプ。しかしコレがこのお好み焼きにとても良く合っていて美味しかったです。
ブリンブリンゲソ!?
「せっかくだからコレも人気あるので食べてってください」と店長のご好意でイカゲソバター焼をいただくことに!アザマス!
歯ごたえが異次元!ブリンブリンと口の中で踊ります♪
大きめにカットされたモンゴウイカのゲソがブリンブリンの食感!海鮮系の鉄板焼きに使うというカラメル系のタレがイカの旨味を引き立てます。コレはお酒がすすむこと請け合いです!
ちなみにゲソの大きさいまいちわかりにくかったと思うので、親指と比較した写真を撮ってみました↓
お店のこと
店長の永山さんにお話を伺いました。
もんじゃ月島は1995年4月にオープンして今年で24年になります。
永山さんは東京都浅草の出身で、小さな頃から料理が得意だった母親が作るもんじゃ焼きが好きで良く食べていたそうです。高校卒業後の進路を考えた時に、自身も料理好きだったこともあり飲食店をやりたいと考え、どうせなら好きなもんじゃの店をやろうと、月島のお店に飛び込みで入り修行をします。
1年半働きお店のオペレーションなどを学び独立を考えていた時に、ちょうど知り合いのツテで塚田のテナントに空きがありそこで月島を開店しました。塚田で10年営業した後、手狭になったこともあり、ここ夏見台に移転して14年が経ちます。
月島のもんじゃで修行はしましたが、レシピは母親から教わったお袋の味をベースに時代に合わせて改良していったそうです。
「僕らにとっては日常ですが、お客さんにとってはもんじゃやお好み焼きって非日常だと思うんですよね。だからこそ一度食べたら忘れられない味にしたいなと思って、素材や鮮度にもこだわっています。今は安いものはいくらでもありますが、うちでは質の良いものをゆったりと楽しんでもらいたいです」と語る永山さん
衛生面には特に気を使っているという店内は本当に掃除が行き届いていて綺麗でとても14年立っているとは思えない店内でした。野菜も鮮度にこだわり、冷蔵庫5〜6台を完備し、保存時の温度管理も徹底しているといいます。実際お好み焼きのキャベツはシャキシャキでとても美味しかったですね。
今も新作メニューの開発に余念がないという永山さん「新作は1シーズンに1品くらいの割合で採用になります。失敗を次に繋げるためにあれこれ考えながらメニューを考えている時は本当に楽しいですね」と笑いながら話してくれるその姿から、本当に料理が好きなんだなあと感じました。
一度食べたら忘れられない味を目指した月島のメニューは多くの人を魅了し、24年間続いているのですね。
ちなみに予約は一切受け付けていないそうです(予約だけでいっぱいになってしまうのだというからビックリ!)。土日はとても混雑してすぐに満席になり入れないことも多いので、オススメは平日だそうです。
まだ行ったことがないという人は是非、一度食べにいってみてはいかがでしょうか?
もんじゃ月島
住所/船橋市夏見台4-7-11 竹之内ビル1F
TEL/047-438-2830
営業時間/平日17:00〜23:00 土日12:00〜15:00 17:00〜23:00
定休日/無休
備考/P20台(隣接店舗と兼用です)、喫煙可
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