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2019-10-30

【塩尻あたり】創業46年!地元民で賑わう老舗居酒屋「五千石茶屋」で郷土料理を肴に一杯

というわけで始まりました出張企画「塩尻あたり」

What’s happen?という人はこちらをご覧ください。

 

出張企画を締めくくる最終回は、塩尻の夜の街へ。地元の人で常に賑わう人気の居酒屋「五千石茶屋」へ取材という名目のもとウキウキしながら飲みに行ってきました。

お店の場所はJR塩尻駅から徒歩8分ほどです。地図ではこちら↓

店内

店内は和風の落ち着いた雰囲気。入ってすぐにカウンター席、左奥は座敷席となっています。

また2階も広いお座敷があって宴会などにも対応できるようになっています。

1階のカウンター席。L字型になっています

1階座敷席。

2階のお座敷席。大人数の宴会にも対応できる。

店内に貼られている短冊メニューがとてもいい感じです

 

メニュー

フードメニューはこんな感じ。塩尻名物の山賊焼きをはじめ、馬テキ、鯉こく、蜂の子などの郷土料理や各種おつまみメニューが豊富に揃っています。季節のメニューは黒板で確認。食事ものも充実しています。

一品料理メニュー

この日の季節メニュー。意外にも鮮魚系が豊富です。

お食事メニュー

ドリンクメニューはこんな感じ。ビール、サワー、焼酎、ウィスキーなど基本的なものから、日本酒とワインは地元塩尻の酒蔵やワイナリーの銘柄が揃っています。

ドリンクメニュー

ワインメニュー

 

郷土料理で酒が進む

この日は1階も2階もお客さんで満員、入れないで帰っていく人が続きました。さすが人気店ですね〜。刺身などもきになるところでしたが、今日は郷土料理をメインにして飲むことにします。

自家製蜂の子。甘辛く煮られていて酒のアテにぴったりです

煮イカ。これも信州の名物ですね。

煮イカは知らない人も多いと思いますが、いわゆるイカのボイルです。信州では茹でイカをよく食べる風習があり、この茹でイカを塩漬けにした塩イカも人気の食材。海のない長野県ならではの保存食の文化が今も郷土料理として残っているわけですね。煮イカは生姜醤油でいただきます。

塩尻はワインもいいけど日本酒も美味いです。笑亀の純米酒をいただきました

鉄火なす。こちらも信州の郷土料理。

鉄火なすは、油で炒めたなすを甘辛い味噌で味付けしたもの。ご飯もいいですが、青唐辛子のピリ辛さがお酒にもよく合います。

 

このメニュー必食です!

五千石茶屋に来たら、この2つのメニューは是非食べてみてください。

一つ目は「馬テキ」です。

馬テキ

新鮮な馬のヒレ肉を使い、塩尻ワインを使った秘伝のタレで味付けした馬肉のステーキ。昔は1枚肉でナイフとフォークを使って食べる形でしたが、今は一口大に切ったサイコロスタイル。

これが驚くほど柔らかくてジューシー!タレにワインを使っているので、もちろん塩尻ワインと合わせても相性バッチリです。

2つ目は「塩味 山賊焼」です。

塩味 山賊焼

塩尻の郷土料理「山賊焼」はニンニク風味の効いた醤油ベースのタレに漬け込んだ鶏肉を揚げたものです。ちなみに発祥のお店はすぐ近くにある元祖「山賊(記事はこちら)」です。

ここ五千石茶屋ではオリジナルメニューの塩味山賊焼がおすすめ。こちら店主の弟さんが修行した新潟の有名な鳥専門店の唐揚げをベースに考案されたもので、ほんのりスパイシーなカレー風味なんです。

秘伝の味付けは門外不出!

これがお酒にバッチリ合います。しかもただカレー粉を使ったというわけではなく、複雑なスパイスの香りが絶妙なんですね。ここでしか食べれない味なので是非頼んで欲しい一品です。

 

お店のこと

店主の藤沢さんにお話を伺いました。

店主の藤澤明生さん

五千石茶屋は昭和48年8月にオープンして創業46年になる老舗の居酒屋です。

藤澤さんは昭和8年生まれの86歳!幼い頃に戦争を経験していて、少年飛行兵として訓練を積み重ねていたという。今もバリバリ現役で厨房に立つエネルギッシュな姿に圧倒されます。

5人兄弟の長男だった明生さんは、幼い時から弟や妹の世話をする面倒見の良いお兄さんでした。兄弟はみなさん飲食の道へ進み、2人の弟さんは松本で寿司屋、居酒屋を経営しています。

元気の源はゴルフ!数々のシニア大会に出場する

39歳から始めたというゴルフは、ベストスコア68のシングルプレイヤーでこちらも現役!

厳しい予選を突破し、シニアの全国大会にも出場するという腕前だというのだから驚きです。

「やっぱりお客さんと顔を合わせていると元気をもらうよね。長くやってるのでみなさん顔なじみだし、美味しかったと言われると活力が湧いてくる。仕事もゴルフも生涯現役!体が続く限りは続けていくよ。」と力強く語ってくれた明生さん。

お店は娘さんをはじめ、長年勤めてくれているパートさんと、厨房の中で料理を作る明生さんや職人さん連携が見事で、満席の注文をテキパキと捌く。

カウンター越しにその様子を見ながら飲んでいると、いつの間にか時間を忘れて長居してしまいました。

塩尻に行った時には是非飲みに行ってみてはいかがでしょうか?

 

塩尻ワインを東京で飲み比べ!

11月9日に目黒で開催される塩尻ワインイベント「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY 2019」では15ワイナリー+1高校、約90種の塩尻ワインを一度に味わえるので、是非会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY 2019」公式サイト

 

五千石茶屋

住所/塩尻市大門一番町16-13

TEL/ 0263-52-1329

営業時間/17:00~22:00

定休日/日曜・祝日

↓地図はこちら

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