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2019-10-22

【塩尻あたり】塩尻のご当地グルメ“山賊焼き”を発祥の店「山賊」でいただく!

というわけで始まりました出張企画「塩尻あたり」

What’s happen?という人はこちらをご覧ください。

 

ワインの街として知られる塩尻のご当地名物グルメ「山賊焼き」をご存知でしょうか?

この名前を聞いた時に、山に囲まれた長野県だけに、その昔山賊が食べていたであろうワイルドなジビエ系肉料理を想像する人も多いかと思います。

ところが話を聞くとワイルドではあるんですが、ちょっとイメージとは違うんですね。

山賊焼きは長野県中信地方(塩尻・松本)の郷土料理として広まったもので、鳥のモモ肉を豪快に骨付きで揚げた、いわば長野版フライドチキンとでも言える料理です。

焼きなのに揚げなのは何故なんでしょう?諸々を確かめるべく、この山賊焼きの発祥の元祖と言われている「山賊」へ取材しに行って来ました。

山賊焼きの元祖「山賊」

お店の場所はJR塩尻駅から徒歩5分ほどです。地図ではこちら↓

店内

店内は左側にテーブル席、右側がカウンターと座敷席という構成で38席ほど。落ち着いた和の雰囲気です。

今回は左の座敷席に座りました

 

メニュー

フードメニューはこんな感じ。山賊焼だけ出しているわけではなく、鳥料理を中心に各種居酒屋メニューが揃っています。

ドリンクメニューはこちら。ビール、サワー、ウィスキー、焼酎など基本的なものは揃っています。日本酒は長野県の地酒、ワインはもちろん地元塩尻ワインも揃えてあります。

ドリンクメニュー1

ドリンクメニュー2

 

山賊焼きをオーダー

迷うことなく山賊焼きを注文します。お願いして調理工程も見せていただきました。

鶏肉をニンニクや各種スパイスを効かせた醤油ベースの秘伝タレに丸1日漬け込みます

漬け込んだ鶏肉に衣をまぶし

180度に熱した油へ投入

揚げ時間は6分くらい

長年の経験から最適なタイミングで揚げ上がりを判断

熱々を食べやすい大きさにカットして盛りつけて完成!

 

山賊焼き実食!

これが元祖の「山賊焼き」だ!

頼んだのは特大(約400g)、大皿からはみ出す迫力がとてもワイルドです。

タレントのスギちゃんなら揚げたてを切らずに手で持って食べて火傷というオチが想像できます(笑)。

いただきま〜す

外の衣はサクサク、中の鶏肉がすんごいジュゥ〜シィ〜!

外の衣はサクサクで竜田揚げのような感じ、鶏肉は噛みしめると肉汁が溢れ出てきます。下味のタレもにんにくが効いていて食欲を刺激しますが決してくどくなく、さっぱりと食べられます。熱々はもちろん、冷めても美味しくて不思議と胃もたれしませんでした。

ご飯にもお酒にもどちらにもよく合う料理ですね。不思議とワインにもバッチリ

もちろん塩尻ワインとの相性も抜群です!

ワインと山賊焼きのマリアージュ!エクセレントでした!

山賊焼以外にも「鶏もつ煮」「馬刺し」は常連さんもよく頼むという店の人気メニュー。山賊焼は揚がるまで少し時間がかかるので、その間に頼むとスムーズな流れで飲めるのでオススメです。お店に来たら是非頼んでみてください。

甘めのタレで煮込まれた鶏もつ煮。山賊焼同様に鶏がフレッシュで美味い

馬刺し

見事なサシが入った馬刺し。長野は馬刺しも名物です

 

お店のこと

店主の高見さんにお話を伺いました。

3代目店主の高見直孝さん

山賊は今から約70年前に直孝さんの祖父にあたる初代の高見安治郎さんがお店を開きました。

鶏の唐揚げのような料理は昔からありましたが、大きなサイズの鶏肉を揚げて「山賊焼き」と命名してお店で出したのは安治郎さんが初めてでした。

以来お店の看板メニューとして定着した「山賊焼き」。その後塩尻市内や松本でもこの山賊焼きを出すお店が増えて、近年ご当地グルメとして注目を集めています。

初代の頃は地元産の鶏肉を使っていたそうで、毎朝安治郎さんが農家を周り鳥を仕入れ〆てさばいてお店で揚げていたそうです。今は長野県、および周辺の国産鶏肉を使用しているそうで、大きな骨つきの一枚肉で上げるため、大きめの鳥を指定して仕入れています。

レシピは初代から全く変えずに、鶏肉を漬け込むタレも代々受け継いだ継ぎ足しのタレ。その味の深みは元祖山賊焼きとして今も多くの人に愛されている。

ところで何故揚げているのに焼きなのか聞いてみると

「本当なら山賊揚げなのに、山賊焼きとしたのは祖父のネーミングセンスですね。言ってみればフライドチキンな訳ですが、山賊焼としてここまで広まったのはやっぱり名前の力が強いですよね。祖父は今でいう名コピーライターだと思いますよ」と語ってくれた直孝さん。

発祥についての諸説はありますが、最初に「山賊焼き」と名をつけたのは紛れもなく安治郎さんで、だからこそ元祖という看板を掲げていると言います。今では市内のみならず長野県各地で販売されるようになったのも、その引きのある名前と、豪快なビジュアル、そして美味しさが重なっての事でしょう。

塩尻に行った際には是非、山賊焼きを食べてみてはいかがでしょうか?

 

元祖の山賊焼きが東京で食べれる!

今回ご紹介した元祖山賊の「山賊焼き」が塩尻ワインイベント「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY 2019」で食べることができます!

ワインと山賊焼きのマリアージュを楽しめるチャンス!

他にも15ワイナリー+1高校、約90種のワインを一度に味わえる(飲み放題)ので、是非会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY 2019」公式サイト

 

山賊

住所/塩尻市大門七番町10-1

TEL/0263-52-0743

営業時間/17:00〜23:00(LO.22:30)

定休日/水曜

食べログ公式情報

↓地図はこちら

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