ターニングポイントは肉!白井市民の胃袋を掴むラーメン定食屋!!「麺や 龍玄」
皆さん・・・イチバは気づいてしまったのです・・・。
「鎌ヶ谷・船橋あたり」は鎌ヶ谷・白井・船橋を中心とした地域の情報サイトだと言う事を・・・(単にイチバがやりたい放題なだけ)
そろそろ誰かに「白井のラーメン情報ないじゃないかぁ~」と言われそうなので、来ましたよ・・・白井市!!!これはもう白井市民の読者が期待マッスルなのが目に浮かびます。
そんな一人でズンズン話を進める自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。
今回は「じねんじゃー」よろしく梨と自然薯の王国である白井市の「龍玄」に来てみました。
場所
最寄り駅は北総公団線の「西白井駅」ですが、1・7kmほどの距離ですね。県道59号線・・通称「木下街道」沿いで目印は北総白井病院。
店内・メニュー
店内はテーブル4席×3・6席・2席にカウンター3席の計23席と広いですね。
壁には定食類の張り紙が貼られていますが・・・・かなりボリュームがありそうですね。
こんなに・・・・・魅力的なメニューがあると・・・・・・・
悩む!!!!!!
「いつも忘れているみたいですが、ラーメンの取材なのでラーメンを頼んでください。」と、イヨリ編集長がバッサリ。
と、言う訳でオススメを聞くと・・・「辛めんオロチョンが良く出るよ」と店主の山本さんが言うので、「辛めんオロチョン」を注文しました。
調理
店主の山本さんにお願いして調理を見学させて頂きました。
「スープは鶏ガラ・ゲンコツ・昆布・椎茸などを使って8時間煮込んでいるんだ。」と、山本さんは説明してくれました。
「タレは野菜・スパイスを入れてから鍋に火を入れて・・それから寝かせる。」と言います。かなり手が込んでいますね。
中華鍋で野菜を炒めてから味噌を投入する・・これは札幌ラーメンに近い手法ですね。炒めた野菜の香ばしさが強く出ますね。
実食
炒める所からの一連の流れを見ているので、イチバの食欲はクライマッスルに到達しています。
スープはトロッとブリックス濃度が高めで動物系がしっかり効いた出汁がベース。一口目に味噌のコクとオロチョンの辛味が口の中に広がりますね。練り胡麻の効果か、独特の香りが辛味に乗っかり引きがあります。炒めた野菜の香ばしさもスープに溶け出して、どこか札幌ラーメンの老舗有名店で食べている錯覚すら感じます。これは技術が光る技ありなスープですね!!
麺は昭和3年創業の珍来製麺の太ストレートの平打ち麺ですね。家系を思わせる太さで、かなりのモチモチ感があります。スープが濃厚にも関わらず、麺も存在感で負けていません。ワシワシと食べられる食感で、この麺は相当旨いですね。
具は葱・モヤシ・玉子・・それに肩ロースチャーシューですが、肩ロースチャーシューの厚みが凄いですね。しかも肉質も良いです。
お店のこと
店主の山本さんにお話を伺いました。
山本さんは船橋市出身で、JR下総中山駅の近くで育ちました。
「下総中山駅は昔はロータリーがなかったんですよ。夜になると屋台がたくさん出てね~。今ほど食べるお店は多くなかったんだけど、小中学生の頃はよく八蔵(閉店)って中華料理屋さんで食べてたんだ。炒飯や広東麺旨かったな~」
確かに、以前取材した「松屋食堂(レポ9:4代目 松屋食堂)」の近所に「八蔵」と言う中華料理店はありました。ここが山本さんの原点なのですね。
その後、学生生活を終えてすぐに飲食の道に進んだそうです。なんと、小中学校時代からラーメン屋になりたかったと言うのだから・・生粋の職人ですね。
「まずは西船橋の”くるまやラーメン”で4~5年働きました。その後は鎌ヶ谷の龍翔(閉店)の店主と知り合いだったこともあって、閉店後の移転先の”じゃんじゃん”で働くことになりました。昼は店を任されて・・夜は店主の手伝いをして、2年ぐらいいたかな。店主は横浜中華街出身だったから、鍋の振り方も教えてもらったよ。」
「龍翔」と言えば、現在は閉店しましたが鎌ヶ谷の老舗で「岩魚料理」の場所にかつてあった場所ですね。イチバも昔食べています。そのお店が閉店後に北初富駅前の駐車場に「じゃんじゃん」はありました。イチバは未訪のまま閉店でしたが。ちなみに東船橋の同名のお店は全く関係ないそうです。
現在の「龍玄」のラーメンのメニューは当時の「じゃんじゃん」のメニューが原型との事なので、食べた感想からは、当時からかなり質の高いラーメンを出していた事になります。
そして、平成22年に知り合いの「珍来製麺」の社員の方に空き店舗の情報を貰い、白井の地に「麺や 龍玄」をオープン。店名は「何となく」とは言っていましたが、やはり修行先の「龍翔」の影響はあったとの事です。
オープンしてから基本的にラーメン一本でやっていましたが、「龍玄」に転機が訪れました。
「日本ハムのグループの肉屋と知り合うきっかけがあってね。普通はスーパーとか給食とかに卸す業者で肉も大きな塊で来る。でもその代わりコストが安く良い肉が入るようになったんだ。グループが大きいから、自分の所で(牛・豚を)育てているんだよ。それからうちは全て国産で提供しているんだ。」
でも、肉が大きな塊で来て・・捌けるんですか???
「感覚だね 笑」
か・・・・感覚って・・・。でも、それが山本さんの腕なのでしょうね。
「そりゃカットする手間はかかるけど、その分いい肉をお客さんに提供できるならいいじゃない。ここの那須ポークは脂身が甘くて本当に旨いんだ。」
だから肉を使った定食が多いんですね。そして、良く見ると和牛や那須ポークを使ったメニューの金額が驚く程安い。定食の肉の量も聞きましたが、量も多いですね。間違いなくコスパは抜群に良いですね。
「うちのお客さんは9割が職人さんだからね。定食によっては量が多くて普通の人は食べれないかも。」ニヤリと笑う山本さんを見て・・・「あぁ・・・定食も頼めば良かった」と本気で思うイチバでした。
今後について伺うと・・「そのうち違う場所に移りたいね~」と笑顔で言われましたが、移転したら困る人が多いでしょうね。
数日後・・・
あんな話を聞いてラーメンだけで納得出来るわけないイチバは「龍玄」の前に再び立っていました。
マッスルコメント
那須ポークに負けない!肉質に自信アリなイチバのマッスル!
麺や 龍玄
住所/白井市富士31-4
営業時間/11:00~14:00 18:00~20:00(月曜は11:00~14:00)
定休日 無休
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