toggle
2019-07-14

鮮烈!ビリビリと痺れる爽快感!夏こそ食べたい新感覚しゃぶしゃぶとは?「楽膳」@船橋

先日船橋駅周辺を歩いていた時に、どーにも気になる看板を発見してしまったのです。

この看板です

かっ!海原雄山!

あの美食倶楽部の海原雄山が私に語りかけてきたんです「一人でも入ってくるがいい」と。

「なにっ!俺が一人では入れない臆病者だと言いたいのか!だったら取材させていただこうじゃないか!」と何故か山岡士郎の気分になり、取材を申し込んだのでした。

お店の名前は「楽膳」です。

 

場所

船橋駅の南口を出て右へ。今はなき西武船橋前の道を市役所方面へ行く道沿いにあります。京成線の高架を潜って少し歩いた左手にあります。

駅方面から。

反対方面から。京成の高架を潜って少し歩いたところです

「楽膳」外観

 

店内

店内はテーブル15席、カウンター5席という構成で、ウッディで落ち着いた和の雰囲気です。

店内(入り口から)

店内(奥から)

 

雄山というより士郎

出迎えてくれた店主の荻野さん

てっきり海原雄山のような人がいるのかと思ったら、逆に黒い上下で統一しているどちらかというと山岡さんのイメージに近い明るくて優しい店主の荻野さんが出迎えてくれました。

それにしてもあの看板、センスありますね

「外から中が見えないんで、お一人だとなかなか入りづらいかなと思って。ちょっとしたユーモアなんですけど、考えて見たら海原雄山の方が余計に身構えちゃいますよね(笑)」

いや逆にグルメな山岡的資質を持った人(俺)にはドスンと響く看板だと思います。秀逸です。

 

メニュー

さて話を戻してメニューを拝見。楽膳は看板にも「魚料理」とあったように旬の魚を使った和食が中心の居酒屋です。メニューはその日の仕入れによって変わるので毎日変わります

食事メニュー1(取材時のものです)

食事メニュー2(取材時のものです)

他にコースメニューもあるので、会食や宴会などでも利用できますね。

コースメニュー(取材時のものです)

日曜、月曜限定の天ぷらコース

ドリンクメニューはビール、サワー、ハイボール、焼酎と各種揃っていますが、日本酒は力を入れていて各地の地酒が豊富に揃っています。

ドリンクメニュー

日本酒メニュー(取材時のもの、仕入れによって変わります)

ドリンクメニューもビール450円、酎ハイ350円とか、正直入る前は高価格のイメージがあったのですが、料理も含めて全体的に意外とリーズナブルでびっくりしました。

 

夏こそオススメのしゃぶしゃぶ?

さて何をいただこうかメニューを見ていると、荻野さんからどーしてもこれを食べて欲しいという猛烈プッシュを受けたのが実山椒のしゃぶしゃぶ

・・・しゃぶしゃぶですか?

なかなか夏にしゃぶしゃぶを食べようという気にならないものですが、これはむしろ夏にこそ食べて欲しいのだと言います。

実山椒のしゃぶしゃぶ(豚肉)

出汁

もうもうと上がる湯気から山椒のいい匂いが漂っています。鰹出汁をベースにした醤油系の汁に木の芽と生の山椒を湯通ししてアクとえぐみを取った実山椒がたーーーーっぷりと入っています。

この汁に肉をしゃぶしゃぶくぐらせて

引き上げて

山椒ごといただきます!

ビリビリと強烈な痺れ!鼻から抜ける山椒の香りの爽快感!

これはもう本当にビックリしました!まず最初にくるのは山椒の強烈な痺れ感です。まさに口の中に電気が流れているような痺れです。そして山椒の身をかじって鼻から抜ける山椒の風味のなんと爽快なこと!

きちんと下処理をした生のフレッシュな山椒だからこそこの痺れと香りが出せるのでしょう。山椒好きなら悶絶必至!唐辛子とは違った発汗効果があり、食べ終えた後の爽快感が半端じゃないです。

ちなみに実山椒が収穫して出回る時期は1年で6月の1ヶ月間だけ。だからこそ旬の山椒を使った料理を夏場に味わって欲しいと考え出されたのがこの「実山椒のしゃぶしゃぶ」なのです。楽膳の完全オリジナルで、ここでしか食べれない逸品です。

こうなると気になるのは、鍋物のラストに欠かせない〆をどうするのか?

「蕎麦で〆ます」

ガッテン・ガッテン・ガッテン!

〆は蕎麦!

もう聞いた瞬間から、脳内スタンディングオベーションですね。このツユに蕎麦が合わない訳がない。食べてみると納得の味、パーフェクトですね。

“いつしか季節が夏だということをボクは忘れてしまった”とどこかで聞いたようなフレーズが脳内に流れるほどまさに夏にこそ食べたい爽快なしゃぶしゃぶでした。

 

お店のこと

店主の荻野さんにお話を伺いました。

店主の荻野 剛さん

楽膳は2011年4月にオープンして9年目になります。

荻野さんは理工系の大学を出て、設計事務所で5年間働いていました。

一人でPCの前で黙々と図面を描く仕事ではなく、もっと対面で人と接しながら仕事をしたいと考え心機一転料理の道へ進むことに。都内の和食専門店で12年間、まさにゼロから修行をし和食の技術を取得していきました。

将来的には地元の船橋でお店を持とうと考えていて、色々な縁もありこの場所にオープンすることができました。ちゃんとした和食をリーズナブルにと言うコンセプトで、丁寧な仕事が評判を呼びお客さんは増えていきました。魚は修行先の和食店で取引のあった豊洲の市場から仕入れています。

魚料理が美味しいのは言うまでもない

「和食の修行は大変でしたけど、やっぱり料理は自分の性に合っていたんだと思います。色々なお客さんと会話しながら、自分が作った料理を食べて美味しいと言ってもらえるのは本当に嬉しいですね」と語る荻野さん。

料理の技術はもちろんですが、やはりセンスがないと美味しい料理は作れないと思います。まさに実山椒のしゃぶしゃぶはセンスの光る一品でした。もちろん他の料理もレベルの高さが伺えます。荻野さんの明るくて優しい人柄も魅力的なお店でした。

まだ行ったことがない人は是非一度食べに行ってみてはいかがでしょうか?

 

楽膳

住所/船橋市本町1-15-8

TEL/047-434-0007

営業時間/17:00〜25:00(日曜〜24:00)

定休日/月2回月曜日

備考/Pなし、喫煙可

公式WEBサイト

↓地図はこちら

【周辺の人気記事】

コスパが異次元!船橋の路地裏で呑んべえ達を魅了してやまない酒場「大衆あさひ」

船橋駅ガード下で、もつ焼きと船橋ハイボールでサクッと立飲み!「もつ焼き 登運とん」

千葉県内の美味い鶏、鮮魚、野菜、日本酒を堪能できる居酒屋「本町 轟」

看板フクロウがお出迎え!?フレンチ・イタリアン・和食が楽しめる居酒屋「うまいもんや縁」

日本酒専門の立ち飲み店が船橋にOPEN。「立ち飲み日本酒2。2坪」へ行ってきた

船橋の路地裏にオンリーワンなアミューズメントパーク!?駄菓子屋「りゅう君の店」潜入レポ

細部へのこだわり、知るほどに魅せられる。船橋のオーセンティックバー「Bar篠崎」

 

関連記事