【閉店】バチカン大使の公邸料理人も務めたシェフが作るイタリアンに舌鼓!一軒家リストランテ「ラ・ノッテ ビアンカ」
追記:こちらのお店は2019年6月30日に閉店しました
読者の方から情報提供がありました。
<情報>
船橋駅前のヨーカドー裏にある十字路を入ったところに、ラ・ノッテビアンカというイタリア料理のお店があり気になっています。レポお願いします。
にゃんさん情報提供ありがとうございます。
皆さんも新店、閉店、気になるお店、オススメのお店、街の疑問などなどありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!
実は以前フリーペーパーの時に1度取材したことがあるのですが、改めて今回色々とお話を伺う別取材させていただきました。
お店の名前はラ・ノッテビアンカです。
場所
船橋駅北口、イトーヨーカドーの裏にある交差点、常陽銀行とタイムズの間の道を天沼弁天池公園方面へ行ったところにあります。
大きなコナラの木とイタリア国旗が目印です。
店内
一軒家を改装して作られたレストランなので、お店に入ると玄関があります。席は左の部屋、奥の部屋、テラスという構成です。
一軒家のアットホームな感じも残しながら、レストランとしての清潔感のあるおしゃれな雰囲気も感じる店内でした。
メニュー*取材時のもの
ランチメニューはこんな感じ↓ 1100円〜でパスタ、リゾット、ピザなど選べます。
ディナーメニュー はこんな感じ↓ 前菜からメイン(魚、肉)、パスタ、リゾット、ピザ、など揃っています。またコースメニューもあるので各種パーティーや女子会などでも使えますね。
ドリンクメニューはこんな感じ↓ ワインの種類は流石に豊富、他にもビール、カクテル、焼酎、ウィスキーなども豊富に揃っています。↓クリックで拡大
実食
人気No,1という「渡り蟹のスパゲッティー」をいただくことに。
調理風景を見せてもらいました。
流れるような鮮やかな動きでパスタを作るシェフの白石さん。オーナーシェフの後藤さんの後輩で、今も二人で厨房に立っています。
一瞬でできたように見えますが、渡り蟹の旨みをじっくりと引き出すため、途中の煮込む時間は結構長いです。
蟹の旨みが溶け込んだトマトソース悶絶!
一口目で感じるレベルの高さ、これはただのパスタじゃないと直感的にわかるはずです。絶妙な茹で加減、ソースがしっかりと絡まります。そして渡り蟹のエキスが滲み出たトマトソースの旨さよ・・・フォークが止まらないです。あ〜ワイン飲みたい!
トマトソースは、イタリアのプーリヤ州産のホールトマトとオリーブオイルを使用しています。色々な産地のトマトを使ってきた中で、このトマトは甘みがよく出て香りが良いのだそうです。
渡り蟹というと通常は出汁的な扱いをされることが多く、身を食べてもパサパサしていることが多いですが、なんと…ふっくらプリプリじゃありませんか!
煮込んでいる時間は決して短くはなかった、むしろ長いと感じたくらいなのにこの仕上がり…すごいの一言です。
パスタを外で食べて感動することってあまりないんですが、この渡り蟹のパスタは次元が違いました。
お店のこと
オーナーシェフの後藤さんにお店のことを伺いました。
ラ・ノッテ ビアンカは2009年10月にオープンして今年で10年になります。
後藤さんは千葉県柏市の出身で、高校を卒業後に都内のホテルに就職し最初はフレンチ、そしてイタリアンを学び12年コックとして勤めました。その後ローマへ渡り、在バチカン大使の公邸料理人として大使公邸に4年間勤めます。
ローマでは本場のローマピッツアやイタリアの家庭料理を学んだそうです。
帰国後は汐留のイタリアンレストランで2年間料理長を務めてそろそろ自分の店を持とうと独立を考えます。
場所は駅のそばで都内、柏、船橋、行徳、葛西などを探しましたが、なかなか見つからず、ちょうどこの一軒家が空いたので、改装してレストランにしてオープンすることに。
「おかげさまで今年で10年を迎えることができました。10年振り返ってみるとあっという間で、常に忙しく働けていたのもお客様のおかげです。これからも長く愛されるお店になれるよう日々一つ一つの料理を丁寧に作っていきたいと思います」と語る後藤さん。
柔らかな物腰と謙虚な姿勢は、確かな経験に裏打ちされた技術があってこそなのだなあと感じました。
ちょっとしたパーティーに、記念日に、あるいは普段使いでも、この価格でこのクオリティのものが食べれるのは嬉しいですね。
まだ行ったことがない人は是非一度食べに行ってみてはいかがでしょうか?
ラ・ノッテビアンカ
住所/船橋市本町7-12-11
TEL/047-455-3787
営業時間/ランチ11:30~15:00(LO14:30) ディナー17:30~23:00(LO22:00)
定休日/月曜(祝日の場合営業、翌火曜休み)
↓地図はこちら
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