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2019-05-27

リニューアルした創業41年の老舗野球用品店「マエハラスポーツ」が世代を超えて支持される訳

読者の方から情報提供がありました。

<情報>

成田街道沿い前原あたりにある「マエハラスポーツ」はご存知ですか?外に大きなバットが飾られていて、看板も目を引きます。最近リニューアルしたっぽいですが歴史は古そうですよ。

ラミナベさん情報提供ありがとうございます。

皆さんも新店、閉店、気になるお店、オススメのお店、街の疑問などなどありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!

情報提供フォームはこちら

 

実は私も以前から成田街道を走っているときにこのお店気になっていたんです。かく言う私も少年野球経験者でした。「ノーコンピッチャーぼ〜くらの味方♪」とよくヤジられたもんです笑。

昔はグローブやバットを買うのは町のスポーツ用品店と相場は決まっていましたが、今ではさっぱり見かけなくなりました。そんな時代にリニューアルもして活気がありそうな町のスポーツ用品店「マエハラスポーツ」に今回は取材に行ってきました。

 

場所

成田街道(国道296号線)沿い、津田沼駅入口の信号を超えて、踏切の少し手前にあります。

津田沼方面から。奥に行くと踏切がある

踏切側(前原駅方面)から

これが目を引く!巨大なバットのオブジェ

「マエハラスポーツ」外観

 

店内

店内は明るく広々とした空間に、野球関連用品がたくさん展示されています。

店内(入り口から)

まず目につくのは店内右手のグローブの品揃え。硬式用、軟式用、少年用合わせてなんと600種以上の品揃えは圧巻です!

硬式用

軟式用

少年用

他にもバット、シューズ、ウェア、手袋、バッグなど野球関連の用具が沢山揃っています。

バットも種類が沢山!

素振りスペースも完備!雰囲気出ますねえ〜

↑この素振りスペースはプロジェクターで映像が投影されてみなさん気分が盛り上がるのだとか。芝生はマリンスタジアムの本物の人工芝なんだそうです。実はこのスペース元々は外の入り口前だった場所で、リニューアルを機に店舗内に組み込まれました。

入り口の左側は元々は店舗の外だった場所。柱はそのまま残っている。

外にあったレトロな電光看板も中に残した

スパイクやシューズ、バッグ

ウェア

アンダーウェアなど

手袋もこんなに種類いっぱいあるんですね

ボールとか

 

刺繍、彫刻などネーム入れ設備が充実!

店内には手がけたユニフォームの一部が展示されている

マエハラスポーツは用品販売の他にも、ユニフォームやバッグなどにマーク刺繍を入れて販売するサービスも行なっていて、習志野、船橋、八千代、市川の中学校の部活で使われるユニフォームやバッグへのマーク入れはほぼ手がけているのだそう。その他少年野球や各種サークルなども含めると600以上の団体と取引をしていると言うのだから驚き!

取引先の学校が書かれた地図。印西や白井、成田方面まであった。奥に見えるダンボールはマーク入れして出荷する商品。ピーク時には天井まで箱が積まれると言う。

刺繍用のミシンは2Fに4頭+1Fに1頭とかなりの規模だ!

実際取材時も学校のマークが入れられていた

バッグのフタへの刺繍

刺繍以外にもアイロンプリントの機械もあるので、刺繍ではなくプリントも可能!

アイロンプリントされたTシャツやキャップ

さ・ら・に!リニューアルを機に新たに導入したのがレーザー彫刻の機械。

1Fにあるレーザー彫刻の機械!

金属、木材、革製品などへの彫刻が可能です

「こんなのもできますよ〜」と1分も経たないうちに出来上がったのが木の根付けストラップ。

専務の天野さん

記念に作ってくれました

彫刻の表現がとても細かい部分までしっかりと再現されていてびっくりしました!

木製バットのグリップエンドに彫刻したりもできるそうです。

 

お店のこと

天野専務にお話を伺いました。

専務の天野桂吾さん

マエハラスポーツは1978年4月に創業して今年で41年になります。

お父さんの天野量豊さんが創業し、現在は長男の桂吾さんと次男の晃司さん2人が中心になってお店を切り盛りしています。

昭和の時代から商品にマーク入れをして販売することはしていました。通常のお店だとマーク入れは業者へ依頼するかメーカーへお願いすることが多い中で、マエハラスポーツでは自社でマーク入れをしていました。

そのため他店に比べて仕上がりの日数も早くコストも安いと言うことで、だんだんと引き合いが増えていき現在は600以上の団体と取引するまでになりました。

 

商品に付加価値をつけて販売する

グローブへのマーク入れ

例えば上のグローブは手を入れる部分へのマークが入っています。これは一度グローブを分解してから刺繍をしています。

分解してから刺繍を入れる

普通はグローブの分解は簡単には行えないので、メーカーへ依頼して3週間くらいかかる加工も、マエハラスポーツなら1/3の1週間ほどで仕上げられると言う。これも長年野球用品を扱って積み重ねてきたノウハウと技術があるからこそのスピードなのでしょうね。

またお店のスタッフは全員野球経験者と子育てを経験した主婦パートさん(少年野球ママももちろんいます!)とのこと。

「私もそうですが、野球をやってきた人間だからできるサービスがあると思うんです。自分が現役の時にこう言うサービスがあったら嬉しかったな〜と言う目線でお客さんに接することができるので。今はなんでもネットで買える時代だからこそ、実店舗でしかできない付加価値を感じていただけるようにしています」と語る天野専務。

グローブを柔らかくする加工をしていた

実際グローブの修理なども受けていて、使うのに支障がなければどれだけボロボロでも直してしまうと言う。

「商売としては新しいのを売らないといけないんですけどね」と笑いながら話している皆さんの姿が印象的でした。

(左)晃司さん(右)桂吾さん。こちらも世代変わって、兄弟でお店を切り盛りする

創業41年を迎え、かつて子供だったお客さんが大人になり子供を連れてくることもあるそうで、世代を超えて愛されるお店になっているマエハラスポーツ。

野球をやっている人は是非一度訪ねてみてはいかがでしょうか?

 

マエハラスポーツ

住所/船橋市前原西7-1-21

TEL/047-477-1762

営業時間/3~10月:10:00〜20:00
11~2月:10:00〜19:00

定休日/水曜日

公式ホームページはこちら

↓地図はこちら

 

 

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