看板フクロウがお出迎え！？フレンチ・イタリアン・和食が楽しめる居酒屋「うまいもんや縁」

読者の方から情報提供がありました。

＜情報＞

船橋駅北口から歩いてすぐの住宅街にある「うまいもんや縁」というお店が気になっています。まだ入ったことはないのですが、フクロウがいるみたいで外に看板も出ていました。

しいたけさん情報提供ありがとうございます。

皆さんも新店、閉店、気になるお店、オススメのお店、街の疑問などなどありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください！

情報提供フォームはこちら

 

“フクロウがいる”というワードにとても興味を惹かれ、早速取材を申し込みました。

お店の名前は「うまいもんや縁」です。

 

場所

船橋駅北口から徒歩３分ほど、線路沿いを東船橋方面に歩いてジートピアというサウナの手前を左折して少し歩いたところ右手にあります。

店内

入口脇にはテラス席があり、こちらはワンちゃん連れもOKとのこと。店内は白と茶色を基調に、木を使った温かみのある雰囲気で広々としています。

L字型の大きなカウンターとテーブル席という構成で奥のテーブル席はパーテーションで区切られています。入口脇には掘りごたつの完全個室もありました。

 

もう１羽のフクロウは？

入口で「えんのすけ」は見たのですが、もう１羽のフクロウがいないなあと店内を探し回ると・・・

「すいませ〜んもう１羽のフクロウが見当たらないんですが。。」と聞くと

「えっ？入口にちゃんと２羽いますよ（笑）」と店長さん。

ヤバイ！フクロウめちゃ可愛い！

でもフクロウってほとんど動かないので、最初に入った時には本当にモコタンに気がつきませんでした。

ちなみにフクロウはとても臆病なので触るのはNG！見てほっこりしましょう。

 

メニュー＊取材時のものです

フードメニューはこんな感じ。フレンチ、イタリアン、和食の創作料理が豊富に揃っています。

↓画像クリックで拡大

また特徴的なのはカウンターに並んでいる鮮魚。

本日のおすすめとしてその日に仕入れた新鮮な魚を好きな調理法で料理してもらうスタイル。今日はワインが飲みたいな〜と思えばフレンチやイタリアンに、日本酒が飲みたいな〜と思えばお刺身や和食にという具合にその日の気分で調理法が選べるのは嬉しいですね。

ドリンクメニューはこんな感じ。ビール、サワー、カクテルなどの基本的なものから焼酎、日本酒、ワインは種類も豊富です。

 

 

実食

「せっかくなので色々食べてってください」とおまかせでお料理をいただくことに。

と思ったら次々運ばれてくる料理の数々なんと１０種類！順々にご紹介していきます。

▲市場から仕入れた新鮮な野菜とお刺身で作ったボリューム満点のサラダ。

▲こちらも彩り豊かな新鮮野菜をオリーブオイルとアンチョビの風味がきいた特製ソースでいただきます。

▲大ぶりのホタテをベーコンで巻いて焼いたもの。ホタテのジューシーさとベーコンの脂がベストマッチ！

その名の通り食感プリプリの海老と、甘みの中にチリソースの辛味がアクセントになったソースが合う！

とろみのある優しいお出汁とフワフワの豆腐が胃袋に沁み渡ります。

鶏のつくねは軟骨が入りコリッとした食感、シソの風味がふんわりと、卵黄と甘辛いタレが絡んで言うことなし。

イメージとしては、バーベキューの串焼きみたいな大きさ。どれも大ぶりのお肉が食べ応え十分！若鶏のスパイスが個人的には推しです。

低温調理した骨つきの豚バラ肉はジューシーでボリューム満点！お店特製のソースがまた美味しさを引き立てます。

どの料理もジャンルを問わず、見事な調理法で素材の良さを引き立てていてとても美味しかったです。

この日は取材だったのでお酒は飲みませんでしたが、プライベートなら間違いなく「ワインボトル１本いっちゃうな」と心の中で呟いたのは内緒です。

 

お店のこと

オーナーの柳澤さんご夫婦にお話を伺いました。

うまいもんや縁は2010年4月にオープンして9年目になります。

料理を担当するのはオーナーシェフの柳澤一彰さん。学校を卒業して18歳から調理の道へ入りました。青山、六本木、銀座、横浜のフレンチ、イタリアンのレストランで約26年働いてきました。その後に幕張本郷の和食店の立ち上げから関わりそのお店で11年料理長を務めた、まさに料理一筋の人生です。

55歳になり自分の店をオープンするべく物件を探していたところ、船橋駅北口のこちらに出会い、一目見て決めたそうです。決め手になったのはエントランスのスペースで、道路から直ではなく１クッションあってからお店の扉があるところが気に入ったのだと一彰さんは言います。

店長としてお店全体を管理しながら主にホールで接客に務めるのは妻の柳澤朋子さん。自身も料理が好きで調理師の学校に通いながら飲食店でアルバイトをしていました。道玄坂のお店で働いていた時に隣のお店でシェフをしていた一彰さんと出会い結婚し、主婦として子育てに専念します。

やがて子供も手を離れ、一彰さんから「自分のお店をやりたい」と相談されます。

 

「私も飲食店で働いていたし、そういえば自分のお店を持つのが夢だったなあ、と色々思い出してワクワクしてきちゃったんです。最初は夫婦二人で切り盛りできるくらいの小さなお店を考えていたんですけど、夫がここを気に入って…ちょっと大きいかなと思いましたが、大家さんもすごくいい人でこれもご縁だなと思って決めました。」と語る朋子さん。

でもこの規模のお店を維持していくには到底二人では無理だったので、そこはもう覚悟を決めてやるしかなかったと言います。

 

満を持してのオープン

この場所はスーパー、寿司屋、居酒屋と過去に色々なテナントが入りましたがどれも長続きはしませんでした。

やめておいたほうがいいという助言もありましたが、ここにこだわりオープンすることに。

「実は29歳くらいの若い時に一度目黒の方でお店を出したことがあるんです。今思えば全然実力も伴っていない青二才でした。結局3年ほどやって店をたたみました。料理の世界ってのはそんなに甘いもんじゃない…と。そこからまた気持ちを切り替えて一生懸命働きました」と語る一彰さん。

フレンチ、イタリアン、和食で経験を積んだ約40年、55歳と言う年齢はまさに満を持してのオープンだったのですね。それだけに場所どうこうよりも、自分が気に入った場所でやりたかったそうです。

 

「オープンしてからは、地元の人からの応援も多数あり本当に助かりました。一緒に働くスタッフやお客様にも恵まれて、本当に良いご縁をいただけたと思います。これからもこの場所でお客様に喜んでもらえるように、長く続けていきたいです」と夫婦で語ってくれました。

本当に仲の良い素敵なご夫婦で、一彰さんの作る料理の味もさることながら、やはりこのお二人の人柄が作り出す雰囲気もお店の魅力の一つなのだなあと感じました。

 

看板フクロウについて

お店の看板フクロウの「モコタン」と「えんのすけ」。

実はお店に置くようになったのは5年前からだそうです。以前は家で飼っていたのですが、ある時モコタンが家から逃げてしまい大捜索。２ヶ月半探しましたが見つからず・・・泣く泣く捜索を諦めて別のミミズク「えんのすけ」を譲り受けたなんと翌日！に皇居で発見されました。

この騒動以来、片時も離れたくないと働いている時もお店に置くようになったのだそうです。

するとその効果もあってかフクロウのいる居酒屋としてまた評判を呼び、今ではすっかり看板フクロウとなってお店の入口でお客さんをお出迎えしています。

 

スタッフ募集中

オープンからずっと学生さんのアルバイトを採用しているという「うまいものや縁」では現在アルバイトを募集中です。優しいオーナー夫妻の元で仲の良いスタッフと楽しく働いてみませんか？

 

ちょ〜可愛い看板フクロウがお出迎えしてくれる、料理も美味しい素敵な居酒屋さんでした。

まだ行ったことがないと言う人は是非一度食べに行ってみてはいかがでしょうか？

 

うまいもんや縁

住所／船橋市本町5-12-1 鈴与第5ビル1F

TEL／047-421-0140

営業時間／17:00〜23:00（フードLO.22:00　ドリンクLO.22:30）

定休日／月曜日＊月１回連休あり

備考／P無し、全席禁煙

↓地図はこちら