原木中山駅前の「福徳食堂」で、名物メガ盛りチキンカツ定食に挑む
先日マッスルラーメンレポでお馴染みMr.ラーメンことイチバさんから「原木中山駅前の福徳食堂のチキンカツ定食のデカ盛りっぷりが凄いので、是非取材してみてください」と連絡がありました。
なんでも、いつもラーメン2杯は余裕でたいらげるイチバさんも、食べきれなかったというボリュームらしい。
Mr.揚げ物と言われる俺の出番、というわけか。
そう何を隠そう揚げ物大好きな私。ちなみに好きな揚げ物は春巻で、春巻きなら大食い選手権にも出れる自信があります。今回はチキンカツということで、こちらも好物!というわけで勇んで取材に出かけました。お店の名前は「福徳食堂」です。
場所
東京メトロ東西線「原木中山駅」の改札を出てすぐのところにあります。

原木中山駅の改札を出て

まっすぐ行くとすぐのところにある。不二家の隣

反対側から。ドトールの向かい。

「福徳食堂」外観
店内
店内は木目調の温かい雰囲気。中央にコの字型のカウンター15席、左手にテーブル4席×2卓という構成になっています。

店内(入り口側から)中央にはコの字型のカウンター席

左手にはテーブル席。入り口脇に食券機があります(注文は食券制)。
メニュー
メニューはこんな感じ。魚系、肉系、中華系、丼、一品料理という構成。本日のおすすめは日替わり、また5日ごとに変わるメガ盛りメニューも人気です。アルコールは缶ビールのみ売ってました。
名物チキンカツ定食を注文
5日ごとに変わるメガ盛りメニューも気になるところでしたが、ここはお店の名物チキンカツ定食をオーダーします。調理風景を見せてもらいました。

リーダーの松永さん。チキンカツは1枚100gのものが5枚で合計500gを揚げる
揚げた時に肉が縮んでボリュームが無くなるのを防ぐために、衣にこだわっているそうです。

揚げ場はキッチンの奥かと思いきや、カウンターの中でした

180度の油で2〜3分、キャノーラ油を使用しているのでカラッと揚がります

揚がったカツを盛り付けて完成!
圧倒的な迫力!
揚げ物の食欲をそそる香りとともに、チキンカツ定食が運ばれてきました。

これが福徳食堂のチキンカツ定食だ!

見てくださいこの圧倒的なボリュームを!まさに金色の山!

うおお〜〜〜!凄いボリュームだ!
チキンカツ5枚500gは皿からはみ出しながら、重なり合って一つの山を築いています。

カツ1枚(100g)の大きさは手のひらサイズ。iphone8よりもでかい!
いざ実食!
圧倒的なボリュームに圧倒されながらも、Mr.揚げ物としては完食という山頂を目指してこの金色の山に挑みます。

卓上にはソース、醤油、ドレッシングという調味料3種。

まずはソースで行こう!

いただきま〜す!
衣サクサク!鶏肉がプリプリでジューシー!
いや正直こういうデカ盛り系は味が・・・なことがよくあるのですが、こちらのチキンカツ美味いです!衣はガリガリ系かと思いきやサクサクで、中の鶏肉がこれまたプリプリですごくジューシーなんですね。

断面。衣も割と薄めなのでガツガツ食べれます
難なく1枚たべ終わり、この感じなら5枚は問題ないと確信しました。

味噌汁も出汁がしっかりとってあって美味い!

2枚目は醤油でいってみましょう
醤油の味変もまたGood!でした。

付け合わせの生卵

3枚目は卵につけて!

3枚をたべ終えた所で、イヨリの箸が、止まった・・・(プロフェッショナル風に)

そして・・・虚空を見つめて、いた
「あの〜、お持ち帰りのパックがあるので無理してたべなくても大丈夫ですよ」とオーナーの曽我さんが登場。

そう、お店にはお持ち帰り用の容器が用意されていたのだ

2枚はお持ち帰りに
記録3枚、Mr.揚げ物の称号剥奪!
いやまあ言い訳をさせてもらうと、お持ち帰りができるというのを知って、最近体重増え気味なので自重したんです。多分5枚いけたと思います。改めて書いておきたいのは、チキンカツが美味しいということと、さっぱり揚がっているのでこれだけ食べても胃もたれしないというのは特筆すべき点だと思います。
お店のこと
オーナーの曽我さんにお話を伺いました。

(左)オーナーの曽我美和さん(右)スタッフリーダーの松永さん
福徳食堂は2004年にオープンして今年で15年になります。
元々は築地で仲卸(牧和水産株式会社)の仕事をしていた曽我さんのお父さんが、市場の仕事以外にお店をやってみたいということで、鮮魚を使った丼ものの店「丼 牧和」としてオープンしました。
しかし長年市場で働いていたお父さんは、夜遅くまで営業する飲食店で働くのが体力的にきつくなってきます。その頃市場で仲卸の仕事を手伝っていた美和さんが、長年定食屋をやってみたいと思っていたこともあり、お父さんから「丼 牧和」を引き継いで「福徳食堂」としてオープンさせました。
当初は鮮魚を使った丼や定食などを中心にやっていましたが、当時はまだ原木中山も人口が少なく、客の入りはイマイチでした。
美和さんはお客さんの意見を聞きながら試行錯誤を繰り返す中で、豚肉や鶏肉を中心にした肉料理を出すようにすると客足が徐々に増えていきました。
またがっつり食べたいという要望も多かったことから、次第におかずの量も増やしていくと、同時期に原木中山も開発が進み工業地帯がマンションになり、企業の社宅や学生寮なども増えたこともあり、デカ盛りメニューが支持されるようになりました。
名物となったチキンカツも美和さん考案のメニューで、当初500gの一枚肉にしたかったそうですが、揚げるのにとても時間がかかってしまうので、100g×5枚という今の形になったそうです。
5年前から松永さんがお店に入り、長年飲食店をやってきたという豊富な経験からスタッフリーダーとしてお店を切り盛りしています。
美和さんが考案したデカ盛りメニューが名物となりましたが、今もお父さんの丼メニューは残っています。中でも牛すき丼はお父さんのオリジナルレシピとのことで今も人気があるそうです。
「うちは量が売りですけど、美味しくないものは出したくないので、質にもこだわっています。いい素材を使っているので金額は安くはないですが、その分美味しいものをたくさん食べて満足していただければ嬉しいです」と語ってくれた美和さん。
幼い頃からお父さんの働く姿を見て、自分も市場で働こうと決めたそうで、大型トラックの免許も持っているという美和さん。亡くなる寸前まで元気に働いていたというお父さんの意思を引き継ぎ、今も水産仲卸を始め、寿司屋、そしてこの福徳食堂を経営しているその姿はとても素敵でした。
ボリュームはもちろん味も抜群のチキンカツ、まだ食べたことがない人は是非一度食べに行って見てはいかがでしょうか?
福徳食堂
住所/船橋市本中山7-7-1
TEL/047-333-9870
営業時間/月~土:11:00~24:00(L.O.23:00) 日:11:00~22:00
定休日/無休
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