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2018-04-03

西白井にある『安全地帯』ドラムの田中さんが経営する「Y’s cafe (ワイズカフェ)」は珈琲、料理全てのクオリティが高かった

「ワインレッドの心」「悲しみにさよなら」などヒットを連発した『安全地帯』

そのメンバーとしてドラムを担当する田中裕二さんが経営するカフェが西白井にあるのをご存知でしょうか?

全国から来る安全地帯のファンはもちろんだが、地元白井の人達からも愛され続けるカフェとはどんなものなのか?

実は鎌ヶ谷船橋あたりでは4年前に一度取材したことがあるのですが、当時残念ながら田中さんにお会いできなかったので今回改めて取材をさせていただくことにしました。

 

場所

西白井駅から徒歩7分ほど、手賀沼方面へと続く風間街道沿いにお店はあります。

風間街道ぞい、国道464号線を越えてすぐのところにあります

「Y’s cafe」外観

駐車場も広いので、車での来店も安心です。

 

店内

店内は広々としていて、席数は46席。掃除が行き届いていてとても綺麗です。

店内(入り口側から)

店内(奥から)

「いらっしゃいませ」と白いシャツに蝶ネクタイのユニホームで出迎えてくれたオーナーの田中さん。

 

「安全地帯」に関するものがたくさん

さすが田中さんの店だけあって安全地帯に関するものが色々と飾ってあります。

入口脇には自動演奏のピアノ、トロフィーやゴールドディスクなどファン延髄の色々が並んでいます

「ワインレッドの心」のゴールドディスク!

玉置浩二さん自筆の絵

ファンからの花や贈り物

ファンの方からの贈り物

これもファンの方からの贈り物

全国各地から訪れる人々が記念に一筆書いていくノート

 

メニュー

ドリンクメニューはこんな感じ。コーヒーも種類豊富、また紅茶も力を入れていて「日本紅茶協会」から紅茶の美味しいお店として認定を受けているそうです。

デザートもパフェや、あんみつ、ケーキなど豊富に揃っています。

食事メニューはこんな感じ。サンドイッチやピザからグラタン、ドリア、パスタ、カレー、ハンバーグまでとにかく種類が豊富でびっくりしました。カフェというよりレストランに近いかも。

 

実食

コーヒーは「ローランサン」というソフトでマイルドな酸味のブレンドをいただくことに。

お腹が空いていたので食事も田中さんのオススメで「ペスカトーレ」をいただくことにしました。

一杯ごと豆を挽いてハンドドリップで丁寧に入れてくれます

豆は白井で39年の歴史を持つ老舗のコーヒー豆製造販売店「珈琲の遠山」さんから仕入れているそうです。

ブレンドコーヒー「ローランサン」

一口飲んでビビビと衝撃が

うっ…美味い!っていうか私の好みど真ん中です

酸味もマイルドでとても飲みやすく、華やかな香りがふわ〜っと鼻に抜けていきます。

豆のうまさもさることながら、田中さんのドリップ技術が素晴らしく、とっても美味しいです。

 

続いて「ペスカトーレ」がきました。

ペスカトーレ

スープパスタになっていて、トマトソースベースのスープなみなみと盛り付けられています。トマトの圧倒的な赤さ、盛り付けられた海鮮の具材を見た私は直感で気がつきました。

これ絶対美味いやーつだ

自家製のトマトソース

パスタリフトアップ

えび、イカ、アサリ、野菜と具材もたっぷり

率直な感想を言いますと

今までに食べたペスカトーレの中で一番美味い!

です。

ペスカトーレというか、トマトソースベースのパスタでこんなに美味しいものを食べたのは初めてです。トマトの爽やかな酸味や風味を残しながら、深い旨味がある“自家製のトマトソース”にさらに海鮮の旨味が加わり、パスタの茹で加減も絶妙で、お世辞抜きで強烈に美味しかったです。

ちなみに田中さんが本当に一番おすすめしたいのは夏季限定の「エビと大葉の豆乳冷製スパゲッティ」だそうです。こちら夏になったらまた記事にしたいと思います(乞うご期待!)

お店のこと

お店のことをオーナーの田中さんに聞きました。

「安全地帯」のドラマーで、Y’s cafeオーナーの田中裕二さん

Y’s cafeは今年で創業24年になります。

1991年に「珈琲の遠山」が直営店として「カフェドとおやま」をオープンし、1994年から田中さんがお店を引き継ぐことになり、しばらくは「カフェドとおやま」で営業していましたが、2006年に店名を「Y’s cafe」に変えました。

田中さんは北海道旭川の出身で、同じ旭川出身の玉置浩二さんに誘われて「安全地帯」にドラマーとして加入しました。1983年「ワインレッドの心」が大ヒットし、その後「恋の予感」「熱視線」「悲しみにさよなら」「碧い瞳のエリス」と連続でヒット曲を生み一躍大人気のバンドになりました。

その後1988年に活動休止となり、以降再開と休止を繰り返しながら、昨年35周年を迎え武道館2days公演を行ないました。

 

白井に来たきっかけ

それまで都内に住んでいた田中さんは、一軒家を購入するため、知り合いの紹介で1991年に白井に移り住むことになりました。

もともと接客業に興味があった田中さんは「カフェ」をやってみたいと思っていました。

白井に来て3年が経つ頃、「カフェをやってみないか?」という話をいただき、1994年に始めることに。やっていくうちにコーヒーの奥深さにハマっていったそうです。

物事にハマると、とことんまで追求していくタイプだという田中さんは、コーヒーをはじめ、紅茶、そして料理まで全て独学で研究し、改良を重ねていったと言います。

 

「心」が全ての基本

「美味しいコーヒーを飲んでもらうために技術も磨きました。でもそれだけじゃダメなんですね。どんなに美味しいコーヒーを淹れてもそれを提供する人が感じ悪ければ美味しくなくなってしまう。飲む場所もテーブルや椅子が綺麗に掃除されていないと居心地よくないですよね。カフェは接客業なので最終的には“心遣い”が全てだと思っています。お客様が気持ちよくお店に入って、気持ちよく過ごせて、気持ちよく帰っていく。そのためにできることは何か?ドアを開けてあげる、メニューの渡し方、提供の仕方、呼ばれたらすぐ行く、etc…上げていけばきりがない。そういった“あたり前のことをあたり前に思える心”が一番大事だと思っています」と語る田中さん。

Y’s cafeは店内がとても綺麗で掃除が行き届いています。ホールのスタッフも皆さん感じよくて、常にお客さんに気を配ってくれています。

トイレもつい最近、使い勝手を考えてリニューアルしたそうです

コーヒーや紅茶、そして料理の美味しさも研究を重ねて、スタッフの誰が作ってもばらつきが出ないように火加減などから細かくマニュアル化しているそうです。こうした徹底したこだわりも「お客様に美味しいものを提供したい」と思う“心”がないとできないことでしょう。

ちなみにドラムとの共通点について聞いてみると

「ドラムも同じなんですよ。何が起こるかわからない、イレギュラーな対応を求められる場面も多々ある。でもメンバーとの呼吸を合わせるためにアンテナを張っていれば対応できるんです。それも心がけ次第、とにかく心で感じることが一番大事だと思っています」とのこと。なるほど納得です。

 

「安全地帯」のファンのみならず、地元白井の人々に愛されている理由がよくわかりました。

とても素晴らしいカフェですし、何よりもコーヒーや料理が本当に美味しいので、まだ行った事がないという人は是非一度行ってみてください。自信を持ってオススメします!

 

Y’s cafe(ワイズカフェ)

住所/白井市根1710

TEl/047-491-5565

営業時間/ 平日10:00〜21:00(LO20:30) 土日祝10:00〜17:00(LO16:30)

(*田中さんはお店にいない時もあるので、確実に会いたい方は事前に電話が吉)

定休日/年末年始

↓地図はこちら

 

 

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