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2019-03-16

老舗の技とユーモアセンスが融合したネオ町中華!新鎌ケ谷の“要”チェック店「中華厨房kaname」

読者の方から情報提供がありました。

<情報>

新鎌ヶ谷にある中華料理屋の「kaname」さん。鎌ヶ谷スタジアムがあることから、日ハム選手にちなんだメニューが豊富にあります。とてもユーモア溢れるお店なので是非紹介してください!

まいさん情報提供ありがとうございます。

皆さんも新店、閉店、気になるお店、オススメのお店、街の疑問などなどありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!

情報提供フォームはこちら

 

日ハム選手にちなんだメニューといえば、当サイトでも記事にしたことがある東中沢の「東新軒」さんが有名ですが、新鎌ケ谷にもあったんですね!ユーモア溢れるお店というのも気になるので早速取材させていただくことにしました。お店の名前は「中華厨房kaname」です。

 

場所

鎌ケ谷市役所の裏、東武線の線路脇の道(初富稲荷神社のある道)沿いにあります。

初富稲荷方面から

新鎌ケ谷駅方面から

「中華厨房kaname」外観

入口脇のメッセージボード

入口脇のメッセージボードの最後の一文からもセンスが感じられますね。

ナウシカのような世界=腐海、王蟲、巨神兵(オーマ)と連想ゲームのようにワードが出て来ます。

そもそもナウシカの映画は原作(漫画)の最初の2巻分くらいの話で、残りのストーリーが壮大すぎて、学生時代にこれを読んだ時の衝撃は凄まじかったです。原作(漫画)読んだことない方は是非。トルメキア第4皇女クシャナが個人的には好きですね…あっすいません脱線してしまいました。

 

店内

落ち着いた雰囲気の店内は入って右手にカウンター5席、左手にテーブル14席というレイアウトになっています。

店内(カウンター席)

店内(テーブル席手前から)

店内(テーブル席奥から)

壁には日ハム選手にちなんだメニューが!

ありますね〜

 

メニュー(*取材時のものです)

ランチメニューはこんな感じ。各種定食やセットメニューなどボリュームもあってお値段もリーズナブルでお得な感じです。

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グランドメニューはこんな感じ。麺類、ご飯もの、定食、一品料理、点心など中華の基本的なものは揃っています。

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ドリンクメニューはこんな感じ。ビール、サワー、焼酎、ハイボール、梅酒など一通り揃っています。

↓画像クリックで拡大

他にもお子様セットやお疲れ様セットなどもありました↓

 

実食

色々メニューがあって迷ったのですが、壁に貼ってあった↓このメニューが気になってしまった私。

麻婆茄子焼きそばってちょっと珍しいですよね。

その名の通り麻婆茄子と焼きそば合わせたメニューとのことなのですが、KAMA-1グランプリでこれを食べた人がお店に来て食べようと思ったらメニューにないので「なんで置いてないんだ」と怒られたところからメニューになったという。それだけ印象的だったということですよね。というわけでこちらをオーダーしました。

厨房で調理を見せていただきました。

店長の五十嵐さん。鮮やかな手つきで麻婆茄子が作られる

味のポイントは自家製のラー油!

焼きそばにのせて完成!

これが「麻婆茄子焼きそば」だ!

アップでどん。

見た目は麺が隠れて完全に麻婆茄子ですが、下には焼きそばが隠れています。

麺リフト!ほらちゃんとあったでしょう。ではいただきま〜す!

麻婆茄子めちゃうまい!そして辛い!

ナスの旨味とひき肉ととろみのある案が絡み合って間違いない旨さです。そこに自家製ラー油の辛さがバシッときます。旨味のある後を引く辛さです。

店長が半ライスを持って登場

「よかったらご飯と一緒に食べてみてください。常連さんのオススメの食べ方なんです」と言って半ライスを持ってきてくれた五十嵐店長。

一度で二度美味しいやつ!

麻婆茄子の具を

ご飯にかければ麻婆茄子丼に!

ご飯にかけても当然美味しい!

当然のことながら麻婆茄子はご飯にも合うのでご飯にかけても美味しいです。まさに一度で二度美味しい食べ方ですね。

 

お店のこと

店長の五十嵐さんにお話を伺いました。

店長の五十嵐和磨さん

中華厨房kanameは2010年4月にオープンして間も無く9年が経ちます。

五十嵐さんは船橋市咲が丘の出身。学校を卒業してから飲食ではなく、障害者施設の職員として8年間勤めました。自分の本当にやりたいことは何か考えた時に、料理人になりたいと考えてサラリーマンを辞めて料理の専門学校に1年間通い直しました。

その後、地元二和向台の駅前にある老舗の中国料理店「光洋」で7年間修行して独立し、ここ新鎌ケ谷でお店を出すことに。

 

町中華ならではの良さ

「光洋」を選んだのは自身も幼い頃から通っていて好きだったお店で、お客さんとの距離が近い街の中華料理店が好きだったからだと言います。

「町の中華料理屋って皆さん個人で頑張っていて、それを応援してくれるお客さんがいて。なんかその街と一体化したアットホームな感じが僕は好きだったんですよね。メニューは光洋で教わった物をベースにしているので、光洋イズムは受け継いでいますね。丼とか器も同じものを使っています」と語る五十嵐さん。

店名のkanameは扇の要から取っていると言う。中華料理屋として町の中で人と人をつなぐ役割になればという思いが込められているそうです。

 

溢れ出るユーモアセンス

オープンしてから五十嵐さんはそのユーモアセンスを生かして色々なことに取り組んできました。

冒頭で紹介した店頭のメッセージボードはオープン以来ずっと毎日書いていて、これを楽しみにこの道を散歩する人もいると言う。気取らない文章が好きだと学生さんから言われたことも。

kaname通信

kaname通信

▲店頭のメッセージだけではなく、店内には「kaname通信」なる月1回発行ペースの読み物がある。こちら読んでみれば五十嵐さんの文章センスの高さがわかります。

卓上占い

懐かしの卓上占いも一工夫

青い玉でした

中には占いが

▲こちらも赤いボールが出てきたらドリンク1杯or餃子1皿サービスだと言う。くじ性があって面白いですよね。以前は赤ボール3個でガンプラと交換だったそうですが「ガンプラいらない」と不評だったのでやめたそうです。

ジャスミン茶の素

ジャスミン茶の素?

卓上にあるジャスミン茶の素は独自の製法で濃縮して煮出したジャスミン茶だそうで、水に混ぜて使用します。コップ1杯の水に対して3〜5プッシュくらいお好みの濃さで調整してくださいとのこと。

オリジナルボトルサービス

オリジナルボトル?

焼く前の陶器

実際に焼いたもの

▲6本目のボトルキープからオリジナルボトルがプレゼントされる。津田沼にある障害者施設で陶器制作をやっているのを知り、サービスに取り入れた。お店で柄を描いて、実際に施設の窯で焼いてくれるのだそう。

コーヒー年間パスポート

1杯100円のセルフコーヒー

年間パスポートは1200円。現在は4名

美味しいコーヒーです

▲コーヒーはエスプレッソマシーンで1杯100円でセルフサービス。年間パスポートは1200円で何杯でも飲めるお得なもの。現在は4名、そのうちの一人はなんとタレントの毒蝮三太夫さん!以前取材で来てくれた時に買ってくれたそうです。

店長のフリーマーケットコーナー

入口脇にあるフリマコーナー

店長が不要になったものを処分するコーナー。一体誰が見るんだと思いきや、みなさん意外とチェック入れているようでいいものはすぐになくなるそうです。

年間人気メニュー

▲コレもオープンしてから欠かさずやっている年間人気メニューランキング。過去9年間の人気メニューの変遷がわかります。今はないメニューもあり、たまに復活を要望されることもあるとか。

 

こんな感じで次から次へとんっ?と引っかかってクスッと笑ってしまうような色々な仕掛けが店内には盛りだくさん。自然と和やかな気分になってしまう中華料理店でした。

老舗の町中華の確かな味を受け継ぎ、店主のユーモア溢れる感性がミックスされたサービス。

コレはもうネオ町中華と言える新しいスタイルの素敵なお店でした。

まだ行った事がないというあなた、是非一度食べに行ってみてはいかがでしょうか?

 

中華厨房kaname

住所/鎌ケ谷市新鎌ケ谷1-6-22

TEL/047-402-2020

営業時間/11:30〜22:00(LO.21:00)

定休日/日曜

備考/Pあり、時間分煙(11:30〜14:00禁煙)

↓地図はこちら

 

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