二和向台で50年超のレジェンド町中華「光洋」の台湾ラーメンとチャーハン
二和向台駅から徒歩2分ほど、商店街の一角にある町中華「光洋」をご存知でしょうか?
以前新鎌ケ谷の「中華厨房 kaname」を取材した時に、店長の五十嵐さんの修行先だったというこちら。外観は新しいですが、実は創業50年を超える老舗ということで今回取材しに行ってきました。
場所
二和向台駅から徒歩2分ほど。駅前から続く二和向台商店街の一角にあります。以前取材した焼鳥屋「伏見屋」の斜め向かいです。
店内
店内は中央が広々と取られ、左右にテーブル席が28席というゆったりとした構成。2Fはお座敷でそちらは最大40名の宴会が可能だそうです。今の店に建て替えて20年以上経つとは思えないほど綺麗でした。
メニュー
フードメニューはこんな感じ↓ 麺類、ご飯類、定食、やきそば、単品料理という感じで王道メニューは一通り揃っています。
また小皿料理(月替わり)もあるので、一品つまんで飲みたい人にも最適です↓
アルコールもビール、酎ハイ、焼酎、ハイボール、日本酒などが揃っていました。
実食
チャーハン大好き人間としては、チャーハンは外せないところ。朝ごはんも抜いてきたので、さらに気になった「台湾ラーメン」を合わせて注文しました。
炒めの技術が半端じゃない!
さすが60年以上も鍋を振り続けてきた職人技、酔拳ならぬ炒拳という拳法があるのではないかと思うほどの流れるような鮮やかな手つきでチャーハンが出来上がりました。
こ、米が口の中でダンスしている!
米一粒一粒が油のコーティングをまとい、口の中でパラパラ〜、フワフワ〜と融解していく感じを表して見ました。いわゆるベッチャリ系ではなく、パラパラ系で優しい味付け。具材は卵、チャーシュー、ナルト、レタスという構成。炒めの技術が光る逸品です。
チャーハンに悶絶していると、台湾ラーメンが間髪入れずに出てきます。
ニラの旨みガツン!自家製ラー油の奥深き辛味!
スープをすすると一面を埋め尽くすニラのパワフルな旨みと、ラー油の辛味を感じます。特筆すべきはこのラー油の旨さ。数種類のスパイスを使って作るという自家製のラー油は、ただ辛いだけじゃなく、風味が豊かで奥深いです。麺と肉味噌、もやしと一緒に食べるとさらに旨さが引き立ち箸が止まりません。
お店のこと
店主の遠藤さんにお店のことを伺いました。
光洋は昭和42年2月にオープンして52年になる老舗中華料理店です。
遠藤さんは宮城県出身で、学校を卒業して集団就職で上京し銀座の中華料理店で働きました。銀座の2店舗で計7年ほど修行した後に、独立し二和向台でお店をオープンしました。
当時はまだ道路も舗装されていなくて、お店もほとんどなかったそうです。オープン時のラーメンは60円、一日50杯以上は売っていたと言います。
昭和45年に火災に巻き込まれ店は全焼。それでもお店を建て直し、地域の方々の応援もあり再び繁盛していきました。2階のお座敷席ではよく会社の宴会が行われ、今も定年退職した人が集まって使ってくれるそうです。また子供だったお客さんが大人になって自分の子供を連れてくることもあり、親子2代、3代にわたって地元の人に愛されて今も続いています。
「この辺も昔に比べると色々なお店が増えたからね。それだけお客さんも選択肢が増えた中で、うちを利用してくれるのは本当にありがたいです。でもそれに甘えちゃいけないからメニューを考えたり色々チャレンジしてます。これからも体力が続く限り、厨房に立ち続けたいですね」と語る遠藤さんは肌つやも良くて、とってもパワフルな方でした。
創業50年を超える老舗町中華「光洋」の歴史はこの後もまだまだ続いていくでしょうね。
まだ食べたことがないという人は、是非一度食べに行って見てはいかがでしょうか?
光洋
住所/船橋市二和東6-16-7
TEL/047-447-1010
営業時間/11:00〜21:00(LO.20:40)
定休日/火曜
備考/駐車場5台、喫煙可
↓地図はこちら
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