鎌ケ谷大仏にオープンした中国東方料理「伊禾(いいね)」の牛肉ホーロー麺【実食レポ】
先日鎌ケ谷大仏にオープンした中国東北料理「伊禾(いいね)」を記事にしました↓
看板に書いてあった日本初上陸の牛肉ホーロー麺がどうしても気になったので食べに行ってきました。
場所
鎌ヶ谷大仏駅から木下街道を白井方面へ。大仏交差点を越えて少し行くと千葉興業銀行があり、その向かいにお店があります。
店内
店内はカウンター5席、テーブル6席×3卓という構成。ちょっと和風な居酒屋テイストも感じる落ち着いた雰囲気です。
メニュー
ランチメニューはこの3品。名物は「牛肉ホーロー麺」でも他の2品も美味しそうです。
夜のメニューはこんな感じ。中国東北風味のスパイシー串焼きがオススメとのこと。他にも自家製点心、炒め物、冷菜など豊富です。よく見ると一般的な中華料理とは少し違うメニューがちらほらあって期待できますね。
ドリンクメニューはこんな感じ。ビール、ハイボール、サワー、焼酎など一通り揃っています。
全体的に値段はリーズナブルな印象です。さらに今月からオープン記念で割引を行なっていくそうなので詳しくは店頭で確認してみてください。
牛肉ホーロー麺を実食
日本初上陸という「牛肉ホーロー麺」を注文しました。私はパクチーが食べれないので抜いてもらいました。
スープは牛肉のみで出汁を取り、骨などは入れないそうだ。甘めの醤油感があり、あっさりした口当たりだが牛肉の上品な旨味が十分に出ています。そこにスパイスや漢方などの複雑な風味が奥行きを出しています。
麺はわずかにざらっとした表面で、もちもちっとした食感。
この麺がホーロー麺の特徴で、中国東北地方では家庭でも押し出し式の麺をよく食べるそうだ。もともと中国東北地方の家庭料理で、麺はそば粉で作っていたと言う。
割と最近になって中国でも牛肉やラム肉を使ったホーロー麺のお店が出てきたので、まだ日本では全然知られていない麺だとオーナーさんは言っていました。
辛味噌は想像よりも辛くないです。辛味もありますが花椒のしびれ感もあり、複雑なスパイスや調味料などが渾然一体となった濃厚な味噌の旨味を感じます。この辛味噌はっきり言って美味いです。ご飯や色々なものにつけて食べてみたくなります。
辛いけど、そこまで辛くないんですね。とは言えしばらくすると汗は吹き出てきます。でも舌が焼けるような辛さではなく、爽快な心地よい辛さと言うのでしょうか。もう一度言いますがこの辛味噌美味しいです。
普通こういうセットのご飯はベシャッとしていたりであまり美味しくなかったり、冷菜も出来合いのものだったりしますが、こちら白飯が普通に美味しい。さらに冷菜が手作りでこれがまたとても美味しいのでびっくりしました。
これは他の料理もとても期待できそうです。
お店のこと
店主の丁さんにお話を伺いました。
中国東北料理「伊禾(いいね)」は2019年10月25日にオープンしました。
丁さんは中国東北部瀋陽市の出身で、中国ではコックとして働き、自分の店を2店舗経営していました。15年前に福島のホテルでコックとして働いていた友人に誘われて、手伝うために来日し日本が大好きになりそのまま日本で仕事をすることに。
その後、新橋の中華料理と和食の店で8店舗を取りまとめるの総料理長として、レシピやメニューを考え、厨房に立ち13年ほど多忙な日々を過ごしました。都内で働くようになって鎌ケ谷大仏の場所が気に入り家を買いずっと住んでいました。
多忙な日々を離れて、少しゆっくりしたいと考えていた時に、いつも通勤で通る道にあるこのテナントが空いているのを見て、ここで自分で小さなお店をやってみようと考え、故郷の中国東北料理、家庭料理の店「伊禾(いいね)」をオープンしました。
「鎌ケ谷大仏は本当にいい所で、みなさん優しくて温かい人ばかり。そんな地元の人に美味しい中華料理、また僕の故郷の味を食べて喜んでもらえれば嬉しいです。」と語ってくれた丁さん。
料理は作り置きせず、基本的に注文を受けてから作ります。長年のコックとしての経験から少量ずつ出来立てを食べてもらうのが一番美味しいのだという。儲けようと思えば大量に作って回転を良くするのだが、そういうつもりは無くのんびりとやっていきたいのだそう。
とてもフレンドリーで優しい丁さんの作る料理は、さすが長年培って来た技術が光る本格的な一品でした。ランチだけでなく、夜も是非飲みに来たいなあと思うそんなお店でした。
まだ行ったことがない人は是非、訪ねてみてはいかがでしょうか?
中国東北料理 伊禾(いいね)
住所/船橋市咲が丘1-35-8 齋藤ビル
TEL/090-1799-1388
営業時間/昼11:30~14:30 夜17:00~23:30
定休日/不定休
備考/店の向かいにコインパーキングあり
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