1個から配達OKの地元野菜を使った手作りお弁当屋「あさひるばん。」が高根木戸駅そばにオープン【実食レポ】
読者の方から情報提供がありました。
<情報>
高根木戸駅の近く、住宅街の一角にお弁当屋さんがオープンしていました。外観は和風な雰囲気ですが中が見えないので気になっています。レポお願いします!
CDSさん情報提供ありがとうございます。
皆さんも新店、閉店、気になるお店、オススメのお店、街の疑問などなどありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください!
調べてみると高根木戸駅の裏手にあるようで、裏路地の情報はなかなか気がつかないので助かります。と言うわけで早速取材させていただくことに。お店の名前は「あさひるばん。」です。
場所
高根木戸駅南口を出て北習志野方面へ。1個目の踏切を左折して50mほど歩いた右手にあります。
店内
ガラガラっと引き戸を開けて中に入ると、白を基調に木をふんだんに使用したウッディでおしゃれな雰囲気。右手がキッチン、左手がイートインスペースになっています。
メニュー
お弁当はこのような構成↓になります。
・ごはん(白米、玄米から選びます)
・おかず(魚、肉、今日のカレーから選びます)
・副菜2品(4種類から選びます)
*ごはん無しで、おかず、副菜の中からお好きな4品も可(800円)
この日の料理はこんな感じでした↓
外観の印象から和風なメニューが多いのかなと思いきや、この日は結構多国籍な料理が並んでいました。
聞くとメニューはその日に仕入れた野菜から、その日の気分(直感)で作ると言います。しかも全メニュー日替わりだと言うのだから驚きです!
実食
と言うわけで早速いただくことに。ごはんは「玄米」、おかずは「豚肉とたまごのオイスター炒め」、副菜は「トマトサルサとトルティーヤチップ」「ファラフェル」をチョイス。
米がめっっっっっちゃ、う・ま・い!
いや〜ちょっとびっくりしましたこの玄米。一粒一粒がぷっくりと膨らんでいて、ふっくらモッチモチの食感。1日おきに米屋さんから玄米と白米を配送してもらい、少量でも美味しく炊ける方法を試行錯誤して今の炊き方にたどり着いたそうです。
「弁当屋でお米が美味しくないのは一番NGだと思うので、お米は仕入れから炊き方まで特にこだわりました」と言う藤田さん。何度も言いますが
ま・ぢ・で・う・ま・いです。
家庭的な優しい味なんだけど、ちゃんと美味しい
おかず、副菜はどれも気取らない優しい味わい。言うならば家庭的な味ですが、味付けがしっかり決まっています。材料の切り方、炒め物なら火の通し方、揚げ物は揚げ方がやはりプロの仕事だなあと感じます。
ちなみにファラフェルは中東の料理で、ひよこ豆を潰したものにスパイスで味をつけて揚げたもの。初めて食べましたがこれもすごく美味しいです。
弁当は容器に厚みがあり、見た目以上にたっぷり入っているので、結構満腹感もあります。
お店のこと
共同経営者である藤田さん、町田さんにお話を伺いました。
「あさひるばん。」は2019年5月24日にオープンして1ヶ月が経ちました。
藤田さんは習志野台出身、実は隣の理容室「わかば」が実家です。
学校を卒業して美容師として5年働きますが自分には向いてないと飲食関係へ。サンドイッチ店、料理研究家のカフェの店長、大手ピザチェーンの販売促進、行政書士などの様々なキャリアを経て、渋谷の有名なデリカフェで8年働きます。
そこで出会ったのが共同経営者のもう一人町田さんです。
町田さんは実家が寿司屋で、学校を卒業してから和食店で10年修行をし、渋谷のデリカフェへ移り9年働きました。
そして藤田さんが独立するタイミングで町田さんに声をかけたところ賛同してくれて、共同経営という形でお店をオープンすることになりました。
実家の隣のちゃんこ屋
この場所にはもともと「ちゃんこ富士」というちゃんこ料理のお店がありました。藤田さんは幼い頃によく食べに行った実家の隣の思い出のお店でしたが、残念ながら閉店して10年近く空き家になっていました。
藤田さんは独立してお店をやろうと考えた時に、ふとこの物件を思い出します。持ち主の女将さんにお願いし賃貸で貸してもらえることになりました。長らく空き家になっていて傷みも激しかった内部を友人の手を借りてDIYでリフォームし、お店を作り上げていきました。
1階は現在手前までですが奥にもスペースがあり、今後テーブル席などを設けていく予定。2階もやっと片付けが終わり、今後壁を塗ったり少しづつリフォームしていく予定だそうです。
純和風のとても趣のある作りで、今後この2階がどう使われていくのか楽しみですね。
お母さんが作るような料理を
お店のコンセプトは「毎日食べても飽きない、誰にとっても心地良いお弁当屋」。
会社勤めの人も、現場で働く人も、主婦も、お年寄りも子供も誰もが気兼ねなく食べれるような料理を意識していると言う。
「お母さんが作る料理ってある意味で統一性ないじゃないですか。洋食と和食が混ざっていたり、いきなり多国籍料理にトライしたり(笑)でもそんなチグハグな感じに温かみがあると言うか、そういう“人が作った温もり”を感じられる料理、お弁当を提供したいんです」と語る藤田さん。
お弁当は1個から配達しているのも、一人で食べても人の温もりを感じてもらえる料理を届けたいからだと言います(配達範囲は要相談くださいとのこと)
経験豊富なお二人だからこそできる全メニュー日替わりの家庭的だけどしっかりとプロの技光る料理で作られるお弁当。これは本当に毎日食べても飽きなそうです。
メニューは前日の夜か当日朝にインスタグラムまたはLINEで配信しています。注文もLINEからできるそうなので気になる方は是非一度注文してみてはいかがでしょうか?
もちろんお店に直接行ってもOKですよ。
あさひるばん。
住所/船橋市習志野台1-29-1
TEL/047-402-9011
営業時間/11:00〜18:00
定休日/日曜
↓地図はこちら
【周辺の人気記事】
■自由の国の師匠から受け継いだ独創性!トマトの後味が絶妙な醤油ラーメン「麺処ゆきち」
■北習志野のカレー専門店「MOTO CURRY(モトカレー)」で色々なカレーを食べてきた
■飯山満から北習志野に移転した“キッシュ”が評判のお店「ツッカーモ」
■北習志野で22年の老舗バー「BAR710」でフレッシュフルーツのカクテルを堪能!
■北習志野にあるカエルのイラストのパン屋「アンポンタントロワ」実食レポ