船橋の住宅街にある一軒家の玄関先で営む洋菓子店「パティスリーアン」
読者の方から情報提供がありました。
＜情報＞
船橋市宮本の宮本小学校の南門のすぐ近くに、一見普通の一軒家なのですが、実はお菓子やケーキを販売している知る人ぞ知るケーキ屋さん「パティスリーアン」のケーキや、クッキーなどがとても美味しいです。よければ取材してみてはいかがでしょう？
読者さん情報提供ありがとうございます。
皆さんも新店、閉店、気になるお店、オススメのお店、街の疑問などなどありましたら「情報提供フォーム」よりどしどしお寄せください！
知る人ぞ知るお店の情報ってなかなか手に入らないもので、貴重な情報ありがとうございました。早速取材に行ってきました。お店の名前は「パティスリーアン」です。
場所
船橋市宮本７丁目にあります。京成線の大神宮駅、船橋競馬場駅どちらからも徒歩１０分ほど。宮本小学校南門の前にあります。
↓地図ではこちら
左が宮本小学校。まさに住宅街野中の一軒家。
右手に見えるのが南門。ちょうど斜め前あたりの一軒家がお店です。
「パティスリーアン」外観
お店の前に出てる立て看板が目印になります
玄関先が販売スペース
お店はまさに普通の一軒家なのでごめんくださ〜いという感じで入っていきます。と言っても玄関は開放されているので入りにくさはないですよ。
玄関（お店入り口）。それにしても立派な家だなあ〜
まさに玄関先がお店の販売スペースに
右手に焼き菓子系の商品が並びます
お金のやりとりなどはこちらで。
展示販売は焼き菓子のみ
ケーキ屋というと冷蔵ショーケースがあってと連想する方もいるかもしれませんが、こちらでは展示販売は玄関先右手にある焼き菓子だけになります。生菓子は日によって変わりますが展示はされていないので、奥から持ってきてもらう形になります。なお売切れになる場合も多いので、事前に電話で確認してから来店した方が良いですね。ショートケーキやタルトなどホールのケーキももちろん予約できますよ。
この日販売されていた焼き菓子をご紹介します。
和三盆クッキー。卵を使っていないほろほろ食感のクッキーです
苺のクッキー。イチゴ100%の粉をまとったクッキー
黒ごまのクッキー。有機栽培の黒ごまたっぷりのクッキー
カボチャのボーロ。
フロランタン。クッキー生地にアーモンドとキャラメルを乗せて焼いたもの
スノードロップ。メレンゲを乾燥焼きした綿菓子のような風味のお菓子
ココ。ココナッツとメレンゲを香ばしく焼き上げたもの
コハク。外はジャリ、中はゼリー状の砂糖と寒天を煮詰めたお菓子。この日の味はマンゴーとラムネ
おうちのサブレ。可愛い家の形のサブレです
焼き菓子はギフトボックスに詰め合わせもできます。ちなみに箱も一軒家、可愛いですね。
この日販売されていた生菓子はぶどうのロールケーキと渋皮栗のパウンドケーキでした。
生菓子メニュー。ホールケーキやタルトは予約すれば購入できます
お店のこと
オーナーパティシエの鳥居さんにお話を伺いました。
オーナーパティシエの鳥居幸嗣さん
パティスリーアンは2012年4月にオープンして8年目になります。
鳥居さんは船橋市出身。学校卒業後に喫茶店を店舗展開している会社に就職し、最初は店舗の運営などに関わっていましたが、ケーキ作りに携わることになり、そこでお菓子作りの楽しさに目覚めます。10年働いた後に、アートを扱う会社の一角でカフェ事業を8年運営し、そこで出すスイーツも自分で作り、独学でお菓子作りを研究していきます。
ずっと独学でお菓子作りを続けてきた自分のやり方があっているか？確認するためにお菓子作りの専門学校に通い、確信を得てから今度は実際にパティスリーで2年働き、経営も含めた現場のスキルを学んでいきました。
2012年の東日本大震災をきっかけに、家族と一緒にいる時間を大切にしながら働きたいと考え、自宅でお店を開くことにしました。一度に作れる量も限られているので、玄関先で販売するスタイルになりました。
「おかげさまでお店を始めて8年目になります。この辺は住宅街で道も狭く入り組んでいるので、住んでいる人もいつも通る道は決まっているんですね。だからいまだに地元の方でもこんなところにお店があったとは知らなかったという人も多いんですよ（笑）」という鳥居さん。
確かにいつも使う道って決まっているので、１本違う道をたまたま通ったら発見したということも多いのでしょうね。地元のお客さんが多いそうですが、口コミで遠方から買いに来る人もいるそうです。
ロールケーキとクッキーをいただく
というわけで生菓子の「ぶどうのロールケーキ」と「和三盆クッキー」を買って帰り実食です。
ぶどうのロールケーキ
美しい断面！
そのままかぶりつきたい気分でしたが、カットしていただきます
甘さが優しい〜♪スポンジがしっとりふわふわ！
一口食べると、とても上品で優しい甘さが口いっぱいに広がります。スポンジはしっとりしていながらふわふわで、クリームもくどさがなく、かといって物足りなさもなく丁度良い甘さ。ぶどうがとてもフレッシュで、ぶどうの甘さが引き立っています。
これめっちゃ美味しいです。
お店の焼き菓子で一番人気という「和三盆クッキー」
口の中でほろほろと溶けていく〜
イタリアのクッキーがベースになっているというこちら。口の中に入れるとほろほろと溶けていきます。なめらかな舌触り、徳島県産の和三盆糖の上品な甘さが優しく広がります。
これもめっちゃ美味しいです。
オーナーパティシエの鳥居さん曰く「もう少し食べたいなという余韻が残るくらいの優しい甘さに仕上げています。お菓子がドーンと主役になるのではなく、お料理などに合わせて一緒に食べれるようなスイーツを目指しています」とのこと。
なるほど確かにその通りで、甘さ控えめなんだけど優しい甘さで物足りなさはない。でももう少し食べたいな〜と思うようなスイーツでした。
知る人ぞ知る住宅街の一軒家パティスリー。知らなかったという人も多いのではないでしょうか？
是非一度お菓子を買いに行ってみてはいかがでしょうか？
パティスリー アン
住所／船橋市宮本7-13-13
TEL／090-4373-2786
営業時間／11:00〜18:00
定休日／月曜（定休日のご予約ご相談ください）
↓地図はこちら
