船橋駅前通り沿いの隠れ家的ワインバル「カジェーロ」で絶品生ハムと肉料理をいただく
いつもよく通る道でも2階にあるお店って結構気がつきにくいですよね。そんなお店を発見した時にはちょっと嬉しくなります。今回ご紹介するのは船橋駅前通り沿いにある「カジェーロ」です。
場所
船橋駅南口を出て、駅前通りを市役所方面へ。船橋たばこセンターの隣、1階にかつやがあるビルの2階にあります。
店内
店内に入ると、外観からは想像しにくいのですがとても広くて開放的、木をふんだんに使い温かみのある雰囲気。カウンター、テーブル合わせて50席の構成。窓からは駅前通りが見下ろせます。
メニュー*取材時のものです
フードメニューはこんな感じ。タパス、肉料理、サラダ、ピザ、パエリアなどワインに合う料理が並びます。
ドリンクメニューはこんな感じ。ワインの品揃えは流石に豊富で、グラスのスパークリングワインは200円〜、他にもグラスワイン500円〜とリーズナブル。もちろんボトルもあります。他にビール、カクテルなども揃っています。
実食
オススメの生ハムと本日の肉盛り4種プレートをいただきました。
カジェーロで出している生ハムはハモン・デ・テルエルという銘柄です。
そもそもハモン・セラーノってよく聞くけど何?という人も多いかと思います。ハモン・セラーノは直訳すると(山のハム)で、スペインの山岳地帯で育てられた白豚のハムです。逆にイベリア半島在来種の黒豚で作られたものがハモン・イベリコです。
山岳地帯の中でもテルエルという地域で育てられたテルエル豚を使用したのがこのハモン・デ・テルエルなんですね。
肉の風味と脂身のバランスが絶妙に上品!
色々なお店で生ハムを食べましたが、どこのそれとも違う味わいでした。獣臭さは控えめですが、脂身の旨味がしっかりとあり、塩加減もやや控えめ。プロシュートのようなフレッシュ感のある上品な生ハムです。ハモン・セラーノとハモン・イベリコの中間というような感じで、とても食べやすく美味しいです。
続いて肉盛り4種プレート。仕入れによって内容は変わりますがこの日は「葡萄牛のグリル、テルエルポーク、イベリコ豚の赤ワイン煮、手作りソーセージ」という内容でした。
オーストラリア産の葡萄牛はフレッシュな赤身肉ですが、血生臭さはなくさっぱりとしていながら肉の旨みを堪能できます。
ハモン・ド・テルエルにも使われているスペインテルエル地方の豚肉。驚くほどさっぱりとしているのですが、噛むほどに肉々しい味わいが出てきます。
トロットロに煮込まれたイベリコ豚は持ち上げると崩れそうなほど柔らかく、サラッとして癖のない上質な脂身がとっても美味しいです。
セージをベースにした3種類のハーブを練りこんだ手作りのソーセージ。よく揉んでいるという豚肉はジューシーでハーブの風味がとっても爽やか。ソーセージ好きの私は本気でお土産に買って帰れないか打診してしまいました(販売はしてません)
お店のこと
ボトル一本頼みそうになりましたが、本題に戻ってオーナーシェフの朝比奈さんにお話を伺いました。
カジェーロは2013年7月にオープンして今年で6年になります。
朝比奈さんは学生時代から飲食店でバイトをしていて、飲食に興味を持ち学校卒業後は居酒屋で働くことに。そこでキッチンを手伝いながら料理にのめり込んでいきます。2年ほど働き、さらに本格的に料理を学びたいとホテルへ転職し、6年ほどフレンチを中心に学びました。
ホテルでは厨房にいるとお客さんと接する機会は少なく、もう少しお客さんとの距離が近い街のレストランで働くことに。いくつかのレストランで働きお金を貯めて、2009年に臼井で自分のお店をオープンしました。臼井で3年やって体制も安定してきたので、2店舗目を船橋でオープンしました(その後臼井のお店は閉め現在は船橋だけ)。
先日記事にした西船橋の「ひらの農園」の小松菜や枝豆、ホンビノス貝、スズキなど地元船橋産の物をはじめ、千葉県内の食材を積極的に取り入れています。
「食材は実際に仕入れ先に足を運んで、自分が良いなと思うものを使うようにしています。船橋はもちろん千葉県内には良い食材がたくさんありますから。そういう食材を使った料理をお店で楽しんでもらいたいです」と語る朝比奈さん。
生ハムや肉もそうですが、まだまだ知らない食材はたくさんあって、そういう食材との出会いを楽しめるお店って素敵ですよね。
まだ行ったことがないという人は、是非一度飲みに行ってみてはいかがでしょうか?
Callejero (カジェーロ)
住所/船橋市本町4-41-29 ライオンビル2F
TEl/047-421-1055
営業時間/17:00〜24:30(LO.24:00)
定休日/月曜日
備考/P無し、喫煙可
↓地図はこちら
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